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「デザイン思考」って何?

【「デザイン思考」の定義】

近年、ビジネスの世界では「デザイン思考」という言葉が重要視されています。ある人によれば、「デザイン思考」とは、「デザイナー特有の優れた感性や思考のプロセスを活用した『ユーザーの視点に立ち、潜在的なニーズを発見し、解決策を探る思考法』」と定義されます。

これまでビジネスの世界で取り入れてられていた思考法は「ロジカル思考」ですが、「ロジカル思考」が客観性を重視するのに対して、「デザイン思考」は主観が入ります。「主観が入りながら、自己主張に陥らない問題解決型の思考」だと言えます。「デザイン思考」に対して、主観を入れて自己表現をゴールにする思考法は「アート思考」です。「デザイン思考」は課題解決を目指す思考法です。

デザイン思考の別の定義では、「デザインしたサービスやプロダクト(生産品)の先にあるユーザーを理解し、仮説を立て、初期の段階では明らかなにならなかった第二の戦略や代替する解決策を特定するために問題を再定義する、一連の問題解決の考え方」となっています。

要するに、「行動(情報収集や製作などを)しながら仮説を考え、仮説を立てながら提案し、提案しながら修正を加え、修正しながら新たな戦略や解決策を構築していく思考のこと」だと言えます。

【デザイン思考が求められる時代背景と目標(夢)の考え方】

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