第29話:「甘酒」を語ってみようw
甘酒と言えばひな祭りを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回は「甘酒」を少しだけ深く掘り下げてみようと思います!
甘酒って、お酒だと思っていたんですが、いや、酒ってかいてあるんですが、実はアルコール度数は1%未満でしてソフトドリンク扱なんですよね。だから、甘酒を大量に飲んでも飲酒運転にはならないので、ご安心くださいって、いっても、私のこと疑うでしょ? しってます。じゃ、ちゃんと自動車関係の会社が記事を出してるので、これを見てください。
ね、ちゃんとそう書いてあるでしょ? だから運転中に甘酒をのんでもいいくらいなのです。だから、私思うんですけど、お屠蘇あるじゃないですか? お正月は、神社でお屠蘇と甘酒を選べるようにふるまえば、色々な問題が解決すると思うんですけどね。って、まぁ、そんな話はおいといて‥‥、っと。
実は、ソフトドリングの甘酒、これ、日本古来の、江戸時代から続いているエナジードリンクってしってました? 例えばです。与謝野蕪村の有名な俳句に
「あま酒の地獄も近し 箱根山」
とういものがあります。ちなみにこでいう地獄というのは、大涌谷や小涌谷のことです。じつは大涌谷や小涌谷、昔は箱根山を越える難所中の難所でして、大地獄、小地獄と呼ばれていたんです。だから、この難所に挑んでいる旅人は、ここを抜けたら茶屋でおいしい甘酒が飲める! といってお互いを励ましていたそうなのです。
この故事から分かるように、甘酒は、疲れ切った体力を回復させるエナジードリンクとして機能していたんですよね。だからこそ、真夏の暑い時期に、疲れた体に甘酒はしみたんでしょうね。その結果「甘酒」は夏の季語なのです。って、意外だったでしょ? だって、今の時代、甘酒って冬に温かくして飲む印象が強いですもんね。
ということで、この日本古来のエナジードリンク、江戸時代に大流行したんですよね。夏になると江戸の街中に、甘酒売りの行商人も多くいたそうです。でも、甘酒って、本当にエナジードリンクとして効果あるの? と思った人、多いと思います。てことで、まじめにここについて考えてみましょう。
えっと、甘酒の原料は、米こうじや酒粕なんですよね。じゃあ、これがどんな効果があるのか、森永さんのページから引用しますね。
ということで、栄養価がメチャクチャ高いことがわかりますよね? こりゃ、エナジードリンクとして、夏のスタミナ源として重宝されたことが納得できるというものです。
でも、この甘酒、日本人にいつから飲まれていたんですかね? ってことで調べました。するとその歴史はけっこう古く「日本書紀」っぽいんですよね。あ、正確には甘酒の起源「天甜酒」の記述があるというだけですけどね。
てことで、この甘酒、今では温めて飲むのが普通ですが、江戸時代は、夏の飲み物ということもあって、冷やして飲むことが一般的だったみたいです。どうですか? 今年の夏、夏バテしたら冷えた甘酒を一杯ってのも風流でいいと、私は思うんですけどね!
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!