見出し画像

水中遺跡にも目を向けるべき~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.435 2022.7.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事第38弾です。

そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号の特集は、「海の季節。水中遺跡へようこそ」です。


日本では「陸上の考古遺跡が46万ヵ所以上特定されているのに対し、水中遺跡は387ヵ所しかなく、年間の発掘調査も約9000件のうち水中遺跡は1件程度です」という、木村淳さんの言葉に、日本では水中遺跡のへの関心が低すぎることを知りました。木村さんの推測では、未確認の水中遺跡が1000ヵ所ぐらいあるそうで、「このままでは日本の水中遺跡は存在を認知されることなく、盗掘や開発工事によって破壊されてしまう可能性も高い」とのことです。
本文に出てくる鷹島海底遺跡(元寇の際のモンゴルや高麗の船が沈んでいる)は、桑原水菜の「遺跡発掘師は笑わない」シリーズでも取り上げていました。


今回の「池内了の市民科学メガネ」を読んで、大根の上の方と下の方は、そもそも部位が違うことを知りました。全体が根っこなわけではなく、葉に近い上部は茎にあたる胚軸だそうです。また、「エジプトのピラミッド建設の労働者にタマネギやニンニクと一緒にダイコンが給与されていた」というのも面白いなと思いました。


イギリスのウィリアム王子が正体を隠して(もちろん途中でバレましたが)「ビッグイシュー」を販売したのはニュースにもなりましたが、それにまつわる記事が今号に載っていました。以下のウィリアム王子の言葉は、心に残りました。

都会では、毎日何百人もの人とすれ違うのに、目も合わせない。両隣にどんな人がいるのか、少しでも知ることができたら素敵だと思いませんか? そうすれば、私たちはもう少し他者に理解を示し、寛容になれるはずです。

ケンブリッジ公ウィリアム王子


「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。


見出し画像は、今号が入っていた封筒に貼られていたシールと、同封されていたグリーティングカードです。「小商い」で発送作業をしてくださった「坂本」さん、ありがとうございます!



この記事が参加している募集

読書感想文

最近の学び

記事の内容が、お役に立てれば幸いです。頂いたサポートは、記事を書くための書籍の購入代や映画のチケット代などの軍資金として、ありがたく使わせていただきます。