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片付けられない理由がすべての悩みの理由だった、気づいたら人生がラクになった

散らかっているのがイヤで、片付けたくて片付けているのに片付かず、片付けの途中で諦めて、結局散らかったままの中で過ごしてきました。

片付けたいのに片付けられないという悩み。

2019年11月16日に緊急入院。入院前の部屋はストレスにまみれた心を反映するかのように散らかっていました。

退院したら片付けようと思っていたのに、少しやっていつものように挫折。

しかし一念発起し片付けを始めて52日目。心の奥にあった「片付けられない理由」に気付きました。

それは悪いとも言い切れないことで、当たり前のように存在しているものでした。そして片付けのみならず、あらゆる私の悩みの元になる心の在り方でした。

「片付けられない理由」に気付いてからは、ぐんと人生を過ごすことがラクに。

「片付けられない理由」にどのようにして気付いたのか、片付けられない私が片付け続けて気付いたことについて綴ります。

興味があれば、答え探しを含んだ片付けの記録を読んでみてください。

片付け続けるために記録を撮ることに

片付けたくて「不要なものを処分する」のは過去に何度かやってきました。

でも片付け始めると行き詰って、毎回そこで終わり。

今回は絶対に納得いくまで片付けたくて思いついたのが、動画で記録を撮り公開すること。

誰も見ていなくても、「見られるかも」という緊張感が持続するチカラになると思ったからです。

この記録が自分を通しての検証になり、同じような悩みを持つ人の参考になればと思いました。

片付け始めて7日目。いつものピンチが訪れました。片付けてもスッキリしないので挫けそうになり、いつもならここで「これ以上きれいにならないから、とりあえず今回はここまでにしよう」となるところ。

しかし動画を撮っていることもあり、スッキリしなくても何でもいいから片付け続けることに。動画を撮る方法が功を奏しました。

11日目~50日目 片付けを通して様々なことに気付いていく

たかが片付け、されど片付け。片付け続けているうちに、様々なことに気付いていくことになります。

11日目 「片付けるのが苦手」と思っているのが良くないのではないかと気付き、「片付けるのが楽しい」と思うようにする。

実際、片付けること自体が嫌いなわけではないし、片付いているのは気持ちがいいので楽しく思えるようになりました。

14日目 部屋を片付けることで、心も整ってきたのを感じる。具体的には「嫌なものをイヤと言えるようになる」

18日目 何度も片付けようとして途中でやめているので、片付け第1段階の「不要物を処分する」までは、ほぼ出来ているように思う。第2段階の「収納の仕方」を学んでいないと気付く。

27日目 「片付けは生き方にも通じる」と気付く。何を大切にして身近に置き、なにを手放すのか。

31日目 処分するモノのルールを言葉にして決めようと思う。傷んでいる、イヤな気持ちになるものは処分。単に「古い」という理由だけでは処分NG。

40日目 ルールは決めたが、どうもまだ所有物が多いのでルールを見直す必要がある。今までの愛用品でも、今イヤな気持ちになるなら処分する。入院前に抱えていた不要物を手放す。

42日目 同じもの、とりあえず、しばらく使っていないものを処分できないのが片付けられない理由。しかし自分なりのルールで片付ける。

43日目 後回しにしない。

44日目 目につくものを片付けようという思考を身につける。

50日目 1度で片付けられないけれど、マイペースで続ける。

52日目「片付けられない理由」に気付く!

そして52日目。待望の「片付けられない理由」に気付くことに!

ここまでの数日間、「(処分できない自分は)何に執着しているのだろう」と考え、自分の心と向き合い続けました。

浮かび上がってきたのは、「自分は所有物に愛着を持ち、それぞれに物語をセットにしている。セットごと大切にしているから簡単に切り捨てられない」ということ。

1つのモノについて、それをどこで入手し、その時どういう気持ちで、そこでどんな会話があり、誰がいたのか、まで物語としてセットになっているほど愛着を持ってしまっている。

「モノにも心のようなものがある」と思うようになったエピソードはこちら↓

モノを大切にするのは良いことだし、物語がセットになっていたって「そこまで考えるのはちょっと変わってるけどいいんじゃない」程度のことだと思うのですが、しかしこの”別に悪くもないこと””むしろ自分の個性”なことが、自分を苦しめている原因でした。

別に悪くもないことで、少しだけ偏っている程度のことだから、それが悩みの種になっているとは気付きにくい。

自分としては「当たり前」の考え方で、人から見ても「少し偏ってる」くらいのこと。

だからこそ「これが心の奥にあった答えか!」って気付けるのは自分だけだったりします。しかも、感性を研ぎ澄ませていないと見逃してしまう。

「片付けられない理由」に気付いたときは興奮しました。「これだったのかー!」と。

しかし一晩寝て起きたら、「なんであんなに興奮したんだろう」と急激に興奮が冷めました。それくらい「何でもないこと」が「片付けられない理由」だったということです。

「片付けられない理由」は、その他すべての悩みに通じる

日にちが経つうち「片付けられない理由」をすんなりと受け入れられるようになり、それが片付けのみならず、その他すべての悩みに通じていることに気付きました。

私には物事をすべてつなげて考えてしまうところがあります。

例えば1つのことがうまくいかなかったとき、すべてのことがつながってしまい、自分のすべてが駄目なように感じてしまう。うまくいかなかったのは1つのこと、それだけのことなのに。

いつもというわけではないのですが、たまにそんな面が出てきます。

その考え方をしてしまうのは、すべてが物語になってつながってしまうから。経験も想いも、すべてを大切にしているから。そしてある意味、想像力(妄想力)が豊かだから。

大切にするのも想像力(妄想力)豊かなのも悪いことではなくて、だからこそ簡単に割り切れなくて、悶々と悩んでしまう。

でも「片付けられない理由」に気付き、自分の考え方の癖、偏りに気付き、「なるほど」と納得したおかげで、ぐんと心がラクになりました。

心の問題であっても、理屈で説明が付くと納得できるものです。

「心の癖」には、まず気付くことが第一歩

自分を悩ます「心の癖」には、まず気付くことが第一歩。

気付けば、気を付けていくことができるからです。理由もわからずに悩んでいるのが苦しいのではないでしょうか。

完全に直さなくても、気付いていれば「また癖が出てる」と自分をコントロールすることができるようになります。初めは難しくても、だんだん慣れてきます。

直したければ直すようにしていけばいいけれど、直さなくても気を付けていけばいいのです。

とにかく気付かないとできないので、気付くことが第一歩。答えは自分の心の奥にあり、当たり前のようにひっそりと存在しているから、自分にしか気付けないでしょう。

57日目~100日目 処分の基準が変わり、モノの気が感じられるようになる

まだまだ続く片付けの記録。片付けているのにまだスッキリしない日々です。

57日目 「ストックを使わず大事に取っておく」思考はおかしいと気付く。

67日目 PCのデスクトップの乱れていたアイコンも整理されてきたことに気付く。スッキリさせる癖がついてきたのかも。

80日目 処分する基準が自然に変わり、処分するものが続々出てくるように。

この辺りから、もう不要物は処分してきて、処分するものは少ししかないと思っていたのが、続々処分するものが出てくるように。「処分外」と思ってきた記録や思い出の品が不要と気付くようになります。

所有物として残っていた思い出や記録も手放し、どんどん身軽に。

そして88日目には、モノが減ってきたせいか、モノの気みたいなものが感じられるようになりました。
以前、入院していた友だちが「入院して浄化されたせいか、退院後に片付けをしたらモノの気が感じられるようになっていて、”これは気持ち悪い””これは必要”と片付けがすごくはかどった」と話していて、私も期待していたのですが、退院直後の私には何も感じ取れませんでした。

それが、「騒がしい」「落ち着いた」など、感じられるようになったのです。気のせいかもですが。
もしかしたら以前は騒がしすぎて、耳をふさいでいる状態だったのかもしれません。


100日目には処分するスピードがストップ。どこを片付けたらいいのかわからなくなりかけましたが、片付けることは止めないと決意を新たにしました。

たくさん処分したはずなのにスッキリしないのは、見えるところを片付けていないのではないかと気付き、少しずつ見えるところを整理することに。

片付け始めて100日を超えたけど、まだまだ続く

2020年12月27日、片付け始めて100日目を迎えましたが、まだまだスッキリしません。

何度も不要物を処分してきて、今回の片付けでもだいぶ処分するものが出て、新しいものを買い込んでいるわけでもないのに、まだ片付かない。どんだけ散らかってたの・・・と思います。

ミニマリストになるつもりはないのですが、部屋が理想の寛げる空間になるためには、まだまだ片付けを続ける必要があるようです。リハビリ中のこともあり、少しずつになってしまいますが、その分、ひとつひとつのモノとじっくり向き合えます。

妄想かもしれませんが「モノの気を感じ取る」感性があるのだとしたら、不要なものでごちゃごちゃしている中で暮らすことは、自分の思考も混乱させることになるのでしょう。

ストレスを抱え込んでしまっていたのも、頑張っているつもりなのに空回りする傾向があったのも、混乱が招いたことなのかもしれません。

というところで、これは片付けられない私が片付けを100日以上続けた途中経過の記録になります。100日間の中で「片付けられない理由」に気付けたことは、大きな収穫でした。

そんなこんなで、とりあえず片付けの記録100日越え。途中経過のご報告でした。まだまだ検証も片付けも続きます。(現在、片付けによって運気が変わるか?を検証中)

発症から退院までの記録はこちら↓

心の中の答えに気付く

片付けのみならず、「自分は何で同じことを繰り返してしまうのだろう」と答えがわからない悩みを抱えて悶々としている方はいるのではないでしょうか。

答えは自分の心の中にあります。心の中にしかありません。

その答えに気付ければ、その後の人生がぐんとラクになります。すぐに直せないとしても、気付けば気を付けていくことができるから、何よりもまず気付くことが大切なのです。

当たり前のようにひっそりと存在しているから、自分で気付き受け入れるには少し時間がかかるかもしれません。

でも、とにかく自分の心と向き合うしかありません。

じっくりと向き合い探すことになりますが、答えは自分にしかわからないけれど、他者の言葉などがヒントになることもあります。

気付きましょう、自分にしかわからない理由に。人生がぐんとラクになります!


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