見出し画像

山里×若林=たりないふたり ドラマ「だが、情熱はある」

今期スタートのドラマで、個人的に一番期待値の高いドラマ。
だが、情熱はある

これは、あの超有名な芸人たちのほぼ実話をもとにしたドラマだ。

今や人気で、テレビで見ない日はないんじゃないかというくらい引っ張りだこ。
MC番組を多数持つふたり、
南海キャンディーズ 山里亮太
オードリー 若林正恭

しかしそんなふたりも、かつては「じゃない方芸人」と呼ばれていたことがあった。

知っているだろうか?
冠ラジオではリスナーからボスと呼ばれ、
今や大女優と結婚し、コメント力・ワードチョイスに優れ、数々のMCをこなし、
「おーーーーはよーーーーございまーーーーす!」という天の声で有名だったのが
今度は後継番組のMCで地上に現れ、人生順風満帆に思えるあの山里さんが
かつては妬み、嫉み、被害妄想、自意識過剰にまみれて、
人を恨むことでしか前に進めていなかったことを。

知っているだろうか?
今やオールナイトニッポンでは毎週爆笑トークで沸かせ、
ラップをしたらめちゃくちゃかっこよく、星野源さんとのコラボも話題に。
テレビに出たらニコニコ笑って、面白くて、
番組MCなんかも完璧にこなすあの若林さんが
かつてはかなりの人見知りで、ネガティブでくすぶりまくっていたことを。
(※若林さんのエッセイを読んだことがある人はわかるだろう)

知っているだろうか?
そんなふたりが、コンビを組んでいたことを。

それが、「たりないふたり

日本テレビのど深夜に放送されていた「たりないふたり」
ちょこちょこテレビには出ているが、相方ばかりが売れていき
俗にいう「じゃない方芸人」と呼ばれ、
何かと「たりない」ふたりがお互いに「たりない」を話し合い
漫才やコントをしていくのだが、この似ているようで似てない
でも人として「たりない」という共通点のあるふたりが掛け合わさったことで
お互いが変化するきっかけを起こした。

そのたりないふたりは、
2021年5月31日に無観客ライブを行い解散。
しかし反響がすごく、同年12月12日に全国の映画館で
解散無観客ライブが一日限定で上映された。

解散ライブはふたりがただただ漫才するだけ。
しかも2時間弱ずーっと一本の漫才をしているだけ。
もはや漫才なのかコントなのかわからないくらい。
それくらい面白くて面白くて、笑いすぎて苦しくなる。
なのに、終わる頃には胸にくるものがあり、
泣いている人もたくさんいた。

そんなふたりがコンビを組む前、学生時代。
なぜ芸人を目指そうとしたのか。
出会う前のふたりがどう過ごしてきたのか?
そして出会い、コンビを組み、どうやって這い上がってきたのか?
そこに辿り着くまでにはたくさんの険しい道があり、
苦しくもがく時間があった。

そんなふたりの、ほぼ事実をドラマにしたのがこの
「だが、情熱はある」

もうここまででも楽しみで仕方ないのだが、
キャスト、スタッフも楽しみな要素満載だ。

まず、重要なキャストだ。
今回この山里さん、若林さんを誰が演じるのかというと
山里さん役を、SixTONESの森本慎太郎さん
若林さん役を、King & Princeの高橋海人さん
まさかのジャニーズで固めたところに驚きだったが
ふたりとも映画やドラマで高い演技力を発揮している。

さらにすごいのがふたりの役作り。
森本さんは、山里さんの感情を学びすぎて日常生活でも嫉妬の感情が顔に出てしまうほど。
森本さんが赤メガネ、おかっぱにした姿はもはや山里さんにしか見えない。
高橋さんは、若林さんの喋り方、間合いを細かく研究して演じているほど。
予告の高橋さんが喋ってる声は、目を閉じたらもはや若林さんそっくり。

実在する人物を演じるのは決して簡単なことではない。
下手したら全然違うから頭に入ってこないとも言われかねない。
だが彼らは演じるにあたってリスペクトの意味も込めて、ふたりにインタビューしたり出版されているエッセイを読んだり、細かいところまで入念に役作りをしているところにかなり期待値を感じた。

このふたりの他にも
オードリー春日さん役に、自身でリトルトゥースと公言している戸塚純貴さん
南海キャンディーズ山崎静代(しずちゃん)役に富田望生さん
先輩芸人役に藤井隆さん、
ヒップホップユニットにかが屋(きっとあの人たちのことだ。笑)
などなど他にも豪華有名人が様々な役どころで登場する。

さらにスタッフ。
このドラマの脚本を書いているのは
今井太郎さん
放送作家であり、コントライブの演出や、芸人のシソンヌや渡辺直美、ニューヨークなどの座付作家なども手がけたことがある。
最近ではZIP内のドラマ「泳げ!ニシキゴイ」の脚本を手がけている。
シソンヌなどの独特なコント、じわじわくる笑いが好きな私からしたら、かなり期待できる。

演出は前クールで人気だったドラマ「ブラッシュアップライフ」の演出を手がけた
狩山俊輔さん
ハコヅメ~たたかう!交番女子~、過保護のカホコなどの演出を手がけた
伊藤彰記さん
真犯人フラグ、奥様は取扱注意、泳げ!ニシキゴイなどの演出を手がけた
長沼誠さん

演出家によってそのドラマのイメージ、色味、雰囲気、撮り方などの魅せ方が全然変わってくるから、かなり重要なポイント。
今回は前クールで細かい演出がクスッと笑えて人気だったブラッシュアップライフの演出をしていた狩山さんがおそらくメイン演出なので、今回も面白くなること間違い無いと期待している。

ドラマのHPには山里さん、若林さんへの愛が溢れる写真がたくさん載ってて
それを見ているだけでも面白い。

恋愛や学園、医療などのドラマではなく
このふたりのことをドラマにしようという考えがもう斬新で
無条件で絶対に面白いじゃん!と思わせてしまうのがすごいところ。
たりないふたりのファンだった人は必見です!!

ちなみに、今ならTVerで過去に放送していた「たりないふたり」を配信しているようなので、ドラマを見る前に予習としてふたりがどんな人だったのか見てみると、よりドラマを楽しめるかもしれない。
※ちなみに今のところ、山里さん若林さんがドラマに出演する情報はありません。

2023年4月9日 夜10時半スタート
日本テレビドラマ
だが、情熱はある

気になる方は是非!

この記事が参加している募集

おすすめ名作ドラマ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?