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ロンドン自炊覚書

住宅街ではあるけれど、ロンドンのど真ん中にあるフラットで時々自炊中。また日は浅いけれど気がついたことの覚書き。

−アジア食材がどこでも手に入ったカリフォルニアに比べて、ロンドンの一般的なスーパーで手に入る「アジア」食材はだいたいインド系。中華系のものもここらへんにはあんまりない。

−お米は寿司用のものを、3合ぐらいのパッケージで売っているけれどあんまり美味しくない。高級デパートの食品コーナーでは富山産のコシヒカリを売っていた。

−お豆腐は常温保存可能なパックに入ったものを売っていた、日本製。アメリカで食べるものより味が濃い!味噌も高級品ぽく瓶に入って売っていたのは美味しかった。が、ダシを取れるものが売ってない。

−日本食品店もあるみたいだけれど、やはりベイエリアのように気軽に行く感じでもなさそう。畢竟和食は作らなくなるが、時々子供が寿司とか焼きそばとか騒ぐので困る。

−野菜は産地がしっかり明記してあり面白い。この時期にミカンを売っていると思ったら南アフリカ産だった。法律で決まっているのだろうが、ミカンの皮にどんな薬品を塗ってあるかも明記してあり、安心といえば安心。

−玉ねぎはエジプト産、いんげん豆はケニヤ産、トマトはオランダ産、桃やアプリコットはフランスやスペイン産。ベイエリアでは大体地元産かせいぜいメキシコ産のものを買っていたので、ありとあらゆるところから食材がやって来ている現状がわかって面白い。

−一方で「国産」商品の時には激しくそれが強調されており、パッケージにイギリスの旗が印刷してある。「ブリティッシュ・ミルク」「ブリティッシュ・ストロベリー」「ブリティッシュ・ポーク」とか名詞の前に「ブリティッシュ」がわざわざついているのがなんかちょっと可笑しい。

−輸入品が多いからかわからないけど、野菜は日本並の過剰包装。バラで山積みにされているアメリカのお店に慣れた身としてはこれも新鮮。これだとちょっとずつ食材を買えないし、ゴミも沢山でるのでちょいと困る。

−身近な食材でも、思ったのと風味が微妙に違うので、料理したときにあれっ?と思うこともある。お肉や乳製品はたいがい美味しい。卵はアメリカのものと比べて殻が厚くて固く、黄身の色も濃い。

−生姜は結構スパイシーだが風味がなく、水っぽくて料理の味がいつもと変わる。こういうのを覚えつつ味を調整していく感じ。

−フルーツは当たり外れがあり、国産イチゴはちょっと水っぽかった。去年買って食べたスペイン産のアプリコットはなかなか良かった。アメリカのものと比べるとすぐに腐っちゃうのは、やはり使える薬品の違いがあるのかもしれない。ファーマーズマーケットに期待。

−ミオールさんがイチオシのTaytoのポテトチップス(こっちではクリスプ)にはまだお目にかかっていなーい。

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