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Nice meat you!

知ってる人もいると思うけど、私は英語をゲームで学んでいる。
三年ぐらいどっぶりハマった時期もあったけど、最近は一日30分ぐらいお世話をすれば十分な、軽めの世界で遊んでいる。

えー、最初から少しは出来たんでしょって思うかもしれないけど大間違い。私は30歳をすぎるまで英語がただの「柄」に見えたクチである。
けれどもだ。今は、簡単な用件だったら通じる英文が辞書なしでも書けるし、アバウトでも伝わればOKな国・アメリカだったら一人でなんとか旅行ができる。(イギリスは絶対無理だと思うw)
ちなみに机上の勉強は一切していない。ただひたすらゲームの中でいろんな国の人たちと英語でやり取りしていただけだ。もちろん「覚えちゃダメ」な英語も覚えた。


「ごめんね、私の英語、プアなんだよね」
「通じてるから出来てるよ、私は日本語、なにもわかんないよ」
お約束のように初対面の外国人との間では、このやり取りが繰り返される。社交辞令だと思ってたし、今も思ってるけど、でも。


【Congrats from me】
なにそれw と思ったでしょう。私も思った。
「え、私の英語が間違ってるの?」って思った。最初。

【nice meat you!】
私は肉じゃねぇ!と思った。なんのジョークだ、PKか?って。
でも普通にmeet のスペルミスというか、これで正しいと思っている人の挨拶だった。お国は不明。とっても仲良しになった。
※PKとはゲーム用語でプレイヤーキラー。他人のキャラクターをキラーしちゃう人のコトである。あえてルー語で説明するけど。



ワールドワイドな人間関係を作ると、こんなメッセージを受け取るどころか、フランス語と英語がちゃんぽんだったり、おかまいなしにイタリア語オンリーで語り倒されたりもする。そんな中ではお部屋にいながら、体当たりイングリッシュで世界と語り合わねばならない。
私のレベルだと日本人的には「英語ができる人」という評価はもらえない。カタコトならいける人である。けど、世界基準だと私は英語ができる日本人なんである。

で、今、思った人がいるんじゃないだろうか。
「ゲームの中だけで世界基準とかいうなw」
こういう感覚の人が一歩踏み外すとクソリプ投げるんだろうな。
ある種の世界基準だと思うよ。
70歳を超えたおじいちゃんから7歳の子供まで、いろんな国のいろんな立場のいろんな人達が雑多に存在している世界は。北の将軍様が常駐していたゲームもあるしね!


それでね。いつも思うのよ。
どっちが正解なのかはいまだ分からないけれど。
世界基準では「だいだいOK」なことも日本基準だと「全然だめ」になってしまう。世界的には「別にいいんじゃない?」って話が日本基準では「絶対だめなルール違反」になる。
理想も基準も高いから、日本は世界でも有数のキレイな国で、学力が高いと言われるのかもしれない。けれど、高望みしすぎるから生きにくい人も多いように感じる。

私はゲームの中で、少々まちがってもとりあえず伝わればいいやって英語を話し、ジョークをいい、友達を作る。けれど、リアル社会で日本人が混ざっている場では「英語はできません」という。そのココロは「あとでなんか言われそうでメンドクサイ」からだ。
もう少し肩の力を抜いてみたらいいのになぁ・・・って。
思うのは、私の肩がたまには力を入れてみたらイイんじゃないか?ってぐらい抜けすぎだからだろうか。


【ゆるヤセ】だって言ってるのに、がちがちのルールを求められるコトが案外多くて、ホント、日本ヤバいと感じている。
私のダイエットは6割出来ればオールOKなんである。
仕事も勉強もポイントだけ押さえておけば、あとのことは6割出来ればオールOKでいいんじゃないんだろうか・・・。
そしたら随分と深く呼吸ができる気がする。もっと腹から笑える気がするんだけどな。でもそうすると『平均値』は確かに下がるだろう。だから、どっちが正解なのか私にはわからない。でも少なくとも生きにくいと思っている人は『6割OK』で、なんとかがんばって居直ってみたらどうだろう。
なぜならダメな子はちょっとできると褒められるからね!


【nice meat you!】
力みを取りたいときに、私が心の中で唱える魔法の言葉。
明るくて強くていつも元気な友達のファーストインパクトは肉。
サイコーじゃない?w

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