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20 風地観(ふうちかん)

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20.風地観 カードsmallest

~ 仰ぎ観る、深く洞察する時、熟考 ~

− 観察の象 = ものの観方、見抜く力 −

☆卦辞:觀、盥而不薦。有孚禺頁若。(かんは、かんしてすすめず、 まことありぎょうじゃくたり)

☆彖伝:彖曰。大觀在上、順而巽、中正以觀天下。觀盥而不薦、有孚禺頁若、下觀而化也、觀天之神道而四時不{戈/心}。聖人以神道設教、而天下服矣。(たんにいわく、だいかん、かみにあり、じゅんにしてそん、ちゅうせいにしてもっててんかをみる。かんはてあらいて、すすめず、まことありぎょうじゃくたりとはしもみてかするなり。てんのしんどうをみるに、よじ、たがわず。せいじん、しんどうをもっておしえをもうけててんかふくす。)

☆大象伝:象曰。風行地上觀。先王以省方、觀民設教。(しょうにいわく、かぜ、ちのうえをゆくはかんなり。せんのうもってほうをかえりみたみをみておしえをもうく。)

キーワード:
消長卦、大艮の卦(なので現状維持)、鳥居の象、反省、教育、心で把握、指導、大衰の意(山地剥の一歩手前なので)、芸術 など

☆序卦伝:「物大然后可觀,故受之以觀。(物大にして然る後に観る可し、故に之を受くるに観を以ってす。)」
臨の卦の次に観の卦があります。物は高く大きくしてしかる後に四方から仰ぎ観ることができます。または道徳が高く大きくなって光を発し、または事業が偉大になって、はじめて人々が四方から仰ぎ観るに足ることとなります。小さなものは観るに足らないのです。ですので、臨の次に観の卦があるのです。

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