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職場で結婚相手を見つけられないキャリア女子の婚活市場価値

結婚相談所マリアージュ・プリヴェの葉月です。婚活・結婚相談所界隈のブログや、Xでの投稿を見ていると定期的に出回って来るある説。それは・・・

「職場で結婚相手を見つけられないキャリア女子は、結局、職場にいる様なハイスペ男子とは釣り合わない女子である」

という、キャリア女子からすると「いやぁぁぁああ~!!」と絶叫したくなる様な残忍な説。今日はこれについて、少し切り込んでみたいと思います。


1.職場結婚できないキャリア女子の言い分

まず、はじめに「職場では結婚相手なんて見つけられない」と言う多くのキャリ女子の『言い分』について検証してみましょう。婚活を始めようとする多くのキャリア女子は・・・

①出会いがないから
②職場には良い独身者がいないから(既にみんな結婚しているから)
③職場で恋愛関係になりたくないから(仕事に支障が出るから、コンプライアンス上問題があるから等々)

というケースが多いです。確かに、上記の理由はどれも一理あります。しかし、ここで注目して欲しいのは②です。

職場には良い独身者がいない=職場にいる良い男性はみんな既に結婚している

ここについて、どう思いますか。そう、その既に結婚している職場のハイスペ男性たちは、【いつ】【どこで】【誰と】結婚しているのでしょうか。

2.職場のハイスペ男子は、いつ・どこで・誰と結婚している?

キャリア女子が働く職場にいる既婚男性(つまり、ハイスペ男性)たちは:

①アラサーまでに、学生の頃からの彼女と結婚している
②アラサーまでに、職場の同期や上司・部下・事務職女性等と結婚している
③アラサーまでに、紹介や趣味の出会い等で知り合った女性と結婚している

④アラサー以降に、職場の同期や上司・部下・事務職女性等と結婚している
⑤アラサー以降に、紹介や趣味の出会い等で知り合った女性と結婚している
⑥アラサー以降に、何らかの婚活サービスで出会った女性と結婚している


昔に比べて、職場恋愛・職場結婚は激減しているとはいえ、今でも一定数、職場や仕事関係で知り合った人と結婚している人はいます。婚活を始めようと考えだしたキャリア女子さんが、「自分の同期の〇〇ちゃん(仮にA子ちゃんとします)は、同期の〇〇君(仮にB夫君とします)と結婚したし、自分だって同期の男性たちの様なレベルのハイスペ男性と結婚できるはず」と思ったとしても、無理はないのです。

そして、往々にして、同期のB夫君と結婚した同期のA子ちゃんは、「自分と同等の顔面偏差値だったりする」ので、A子ちゃんにできたのだから、私にもできるはず、と何の疑いも持たずに感じてしまいます。

更に言うと、同じ新入社員だった頃は「自分は、同期のB夫君よりもモテていた同期のC夫君と付き合っていたし」とか、場合によっては「私の方がA子ちゃんよりもモテたし」というケースすらあります。

しかし、ここには大きな落とし穴があります。
そう、それが、時間軸による「男女の市場価値の変化」です。

3.職場での「男の価値」と「女の価値」

「職場で結婚相手を見つけられないキャリア女子は、結局、職場にいる様なハイスペ男子とは釣り合わない女子である」

こう言われる時、多くの人がイメージするのは、大学卒業したての新入社員の女性ではなく、既にある程度キャリアを積んだミドサー以降の女性です。

そう、ミドサー、いや、毎年新卒採用を大量に行っている大手企業をイメージするなら、もう20代後半で既に「職場結婚」は女性にとってかなりハードルが高いものだと感じます。

ぶっちゃけ、ハイスペ社員が多くいる様な大手企業では、職場結婚は20代半ばまでの女性の特権・・・になっているのが現実だと思います(中には30代で職場結婚をする人もいない訳ではありませんが、割合は相当低いです)。

そして、これは、職場における男性と女性の「扱われ方の違い」と相関があります。

職場において、男性の場合、新入社員は文字通り『一番下っ端』です。今はハラスメントやコンプライアンスが厳しいので、露骨にブラックな扱いを受けることは少ないかもしれませんが、少し前なら・・・

先輩や上司から「パシリ」の様に扱われ、どつかれ、いじられ、怒鳴られて、徐々に仕事を覚えていく・・・みたいなイメージ。女子だってそうなんじゃないの?と思うかもしれませんが・・・

違うんですよ。女子は。上司のおじさんが優しいの。男子とは全然扱いが違うの。特に、役員クラスの「偉いおじさん」が、新入社員の女性はものすごく可愛がる。会社によっては、ハラスメントすれすれのケースもあったりで、女性から見て必ずしも歓迎できることではないのだけど、少なくとも同期の男性よりはずっと格上の扱いを受ける。

「マジで・・・いいよな。。」と涙目になっている男性同期、何人もいた。

時は変わって、今は露骨にどつかれたり、怒鳴られたりとかは無いと思うけど、やっぱり・・・

新入社員の男性が、会社という組織の中でヒエラルキー最下位なのは変わらない。あと、実際にね、やっぱり「新人」って職場では使えないのよ。経験がないんだから当たり前なんだけどね。昔を思い返しても、新人の頃の自分は「自分は全然何もわからない」という自覚はあったし、同期の男子なんて、めちゃくちゃ頼りなく見えた。そう、自分と同様に、仕事が全くできない同期の男子は全然カッコよくなんか見えないのです。

だから、新入社員の女子は、大体社内恋愛で「好きになる」のは先輩や上司だったりする。社会人になりたての頃は、自分が仕事ができないだけに、「仕事ができる=カッコイイ」ってなりがち。

4.男子は、何者でもなかった自分を愛してくれた女子を忘れない

でね、大事なのはここからなのだけど。そんな、「みんな新人で、みんな仕事ができない、使えない、」って時代を乗り越えて、少しずつ仕事を覚えて、学んで、キャリアを積んで行く訳だけど。

その「仕事ができない」「全然カッコよく見ない」時代の自分をそれでも好き、と言ってくれた女子、付き合ってくれた女子を男子は大事にするのよね。

ただ単に、「若い頃から知っているから」「若い頃だったから」ではなくて、「若い頃の、ハイスペでも何でもない、使えない新人だった頃の俺」を受け入れてくれた女子を、男子は忘れない。だから、結婚する。

でも、社会人経験を積み重ねて、新人でお互いに「使えない」存在だった頃には自分には見向きもせず、すこし上の上司や先輩ばかりに憧れたり、恋したりしていた同期の女子が、自分が徐々に仕事を覚えて、エリートコース(出世コース)に乗ってから近寄って来ても・・・

「お前はただの同期だろ?」

としかならないのよ。

婚活について語る時に、「男子は、若い女子が好き」みたいな話は絶対に出て来るんだけど、婚活にはもう一つ忘れちゃいけない側面があって、それは、

「男子は、自分がまだ何者でもなかった頃の自分を好きになってくれた女子を大事にする」ってこと。

何者でもなかった、って、なんだか大袈裟だな、って思うかもしれないけど・・・(大手企業に就職している時点で、青田刈りの対象なんだけど)

いや、これ、本当に重要なのよ。「成功してから近寄って来る女」を毛嫌いする男性って、本当に多い。というか、ほとんどみんなそう。

女子ってね、「いや、頑張って結果を出した本人の努力を、その努力できるところを好きになって何が悪いの?できる人が好きなのよ。」みたいに言いがちだけど・・・

ハイスペだから
エリートだから
仕事ができるから
成功しているから

等々の理由で近寄って来る女子が、男子は本当に嫌いです。
良い悪いではなくて、「嫌い」なんだから、もうここは覚えておいて。これを心底叩き込んでおくだけで、ハイスペ狙いの婚活は成功率が劇的に変わって来るから。

そういう意味でも、ある程度仕事ができる様になって、出世してしまった男性は、「結婚相手」としては、めちゃくちゃ攻略が難しい。ましてや同僚だったりすると・・・「何で今更?」感がどうしても出てしまう。

5.釣り合っていない訳ではないのだが

「職場で結婚相手を見つけられないキャリア女子は、結局、職場にいる様なハイスペ男子とは釣り合わない女子である」

これは、見方によって正解にも不正解にもなる。

新入社員の頃から同期と付き合っていて、結婚している女子、社内を探せば(日系大手企業なら)実は結構いると思う。そういう女子は、投資と一緒で「安い時に買うことができた」女子な訳です。

そして、例えばミドサーとか、アラフォーとかで「職場の同僚の様な男性(つまりハイスペ男性)と結婚したい」と言いながら、職場結婚ができない女性は、ハイスペ男子と釣り合っていない女子だと言うよりは、「価値が高騰してから手を出そうとして、手が届かなくなっている」というのが一番しっくり来る表現だと思う。

「釣り合っていない」っていうと、「魅力が足りない」の様に捉えられがちだけど、魅力が足りないというよりは、「青田刈りをする発想がなかった」という点で、「結婚」というものに対する戦略がなかった、ということ。出遅れてしまった、ということ。

もちろん、中には、外見や女性としてのコミュ力が低くて、魅力的に釣り合っていない、というケースもない訳ではないと思うけど、昨今のキャリア女子さんは、美人でコミュ力も高い人も多い。でも、それでも「株価高騰したハイスペ男性」は、目ざとい女性にそれこそ青田刈りされた後で、数が少ないこともあって、手が届かない。

お金は持っていても、数が少ないバーキンはなかなか買えないのと同じ。

そうすると、少しでも在庫が多そうな場所(結婚相談所の様に、確実に独身な男性がいる場所)に、できるだけ足しげく通って、

「在庫がないんです」と言われてもブチ切れたりせず、
「他の商品はいかがですか?」と言われても無下に断ったりせず、

それなりの身なりで、自分がいかにバーキンに相応しいかをアピールしつつ、店員さん(仲人)とも仲良くなって、『掘り出し物』をゲットできる様に頑張るしかない。

果てしなく遠い道のりだと感じるかもしれないけれど、そうやって自分と同等のハイスペ男性と結婚している女性は、当相談所には結構います。但し、みんな、ものすごく頑張っている。

「そこまでしないとダメですか?」
「どうしてそこまでしないとダメなんですか?」

とか言ったりせずに、「あ、そんな方法があるんですね!気付きませんでした。ありがとうございます!すぐやってみます。」みたいな感じで、こちらが尊敬しちゃうくらい、素直で頑張り屋さんな人達。

そこまでできない、と感じる人は、考え方を変えて「自分がハイスペ(稼げる)」なのだから、「何も相手はハイスペじゃなくてもいいのでは?」と考えてみるとかも全然あり。

私は、自分がミドサー崖っぷちで婚活をして、何とか自分の希望に合う相手と結婚出来て・・・惚気るみたいで申し訳ないけど、実はかなりハッピーに暮らしているんですよ。なので、「今まで仕事一筋で来ちゃったな」っていうキャリア女子のみなさんでも、「やっぱり結婚したいな」とふと感じる方はぜひ頑張って欲しいなと思っています。

せかっく仕事を頑張ってきたのだから、仕事で成果を出せるだけの努力ができる人なのだから、その努力を「自分の幸せ」の為にしてみませんか?と思っています。

現在、お申し込み多数の為、新規ご入会コンサルの受付を一時停止しています。2月中旬位に再開予定ですので、もう少々お待ち下さい。再開時には、公式HP、Xでお知らせ致します。


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