呪詛のように唱え続けてました。二ヶ月間毎日毎日毎日毎日。
吐き気で目が覚めるたびに今日も辛いのかと絶望する。早く明日が来てほしい。けどどうせ具合が悪いから来てほしくない。眠いのに眠れない。食べなきゃ気持ち悪いのに気持ち悪過ぎて何も食べれない。誰か私を殴って気絶させてほしい。つわり明けぴったりに目を覚ます感じにぶん殴ってほしい。
トイレで便器の水面を見つめて「こんな状態でどうやって生きてけばいいんだ…？」と考えていたら、人感センサーの明かりが消えて真っ暗闇の中でトイレの蓋に頭を挟まれて、辛くて情けなくて可笑しくて深夜３時にベロベロに泣いた。泣いた嗚咽でまたゲロゲロに吐いた。

そもそも原因不明不妊で、二年半ほど不妊治療をしてました。会社早退して、クリニックの待合室のカウンターでリモートワークして、何十万円も費やして（不妊治療保険適用のおかげで何十万レベルで済みました菅総理、本当にありがとう）、腕だの腹だの尻だのに何十本も注射打って、例の椅子で叫ぶぐらい痛い治療とかしてた暁によ～～～～～～～～～～やっと出た陽性反応。
正直嬉しいというよりは、背負い込みまくっていた肩の荷物を急に降ろされて、すっからかんと重みがなくなった感じ。
クリニックを出て夫に電話をして、hcgホルモン値が印字されたペラいレシートみたいな紙に先生がボールペンで丸をつけてくれたやつを、ガードレールに腰掛けながら呆然と眺めながら、長かった治療の終りをしみじみと感じていました。
が、いや、なあああ～～～～んも終わっちゃいなかったんですよね。馬鹿め！！戦いはこれからだったんだよ！！！

不妊治療については主にTwitter（現X）で情報交換をしていました。人に言いにくい治療だし、普通の生活でなかなか治療仲間も見つかりにくいので。そして無事妊娠すると、不妊アカを卒業してマタニティアカウント（通称マタ垢）を作ることが多く、私もそのようにしてました。
でもいざアカウント作っても妊娠って実母を始め相談できる人も多いし、特に情報収集がいるものでもないし、たぶんそんな呟かないかな～と思ってたんですがこれほんっっっっっっっと～～～～～に作っておいてよかった。

飲んだ覚えのない激苦の黄緑色の液体を吐いても「これがフォロワーさんの言ってた胆汁か…」ってなったし、ジャンクフードしか食べれなくて自己嫌悪しても「私も同じですよ」ってリプライで励まされたし、深夜２時に腹抱えて「気持ち悪くてもう無理」って呟いたら「いいね」ってすぐに励ましが届いてこの時間でも一人じゃないんだって思えた。
それと同時に、私より辛い症状の人も、同じぐらい大変そうなのに仕事を休めない人も、それなのに職場や家族から心無い言葉をかけられる人もたくさんいて、なんかもっとつわりって理解されるようになればいいのに、ってすごく思った。

私自身、不妊治療はあんなにあれこれ調べていたのに、いざ妊娠したらどんなことが起こるかなんて全く調べてなくて。
念願のハッピーマタニティライフのはずが初手でぶん殴られて「こんなん聞いてないよ！！」みたいな感じだったんだから、妊娠出産を経験していない人がそれを実感できるはずがないんだよな。
ということで、一個人の記録ですが「つわりこんな感じだった」というのを記録しておきます。あまりに辛かったので怒りの記録でもあります。マッド妊婦、怒りのつわりロード。人類の進化の過程でどうしてつわりがなくならなかった？バグだろが！！つわり絶対許さない、絶対忘れない。
ていうか、このあと妊娠後期がきて出産がきて育児が始まるんでしょ？つわりがあまり人に知られてないのってこの後「それどころじゃねえんだよ！」って感じだからだと思うんですよね。マジで命がけのイベントが連続してくるらしいし…え、やっとつわり軽くなってきたのに気が重いんだが。
今後読み返したら「なに甘いこと言ってんだ、この後のほうがもっと大変だよ！」って笑ってしまうかもしれないので怒りが新鮮なうちに書き留めておきます。
根性なし妊婦の私はすでに現時点で、つわりの補償も薬も治療法もないこの日本社会で、二人目を妊娠するのはマジで無理と思っているし、妊婦が使える薬を認可していない医療業界を恨んでいる。

妊娠発覚から初期はだいたいこんな感じ。７週迎えるまでは比較的穏やかだったんですが、目眩と吐気が本格化してから、起き上がれなくなりました。
４～５週：不妊クリニックにて陽性を確認。流産率が1/10と聞いてビビり倒しながら生活。珈琲党だったのに急に飲みたくなくなるなどの軽微な味覚の変化のみ。
６週：ぼんやりとした船酔いのような気持ち悪さがスタート。Twitterをスクロールすると酔う。通勤電車15分で酔う。座って立つ、みたいな上下運動をすると酔う。さっぱりしたものしか受け付けず梅おにぎりと冷やし中華などを食べる。
７週：常に船酔い。寝起きが一番気持ち悪くて動けない。ゲップがやばい。会議中でもオエッと嘔吐く。乳製品・動物性タンパク質・甘いもの、一切受け付けなくなる。空腹になると吐気がやばいので、職場では小さい梅おにぎりを持って行って口に入れ続ける。
不妊クリニックにて心拍確認。ホルモン剤を投与していたため、片道一時間半のクリニックまで１２週まで毎週通わなくてはならないと言われて絶望。
８週：気持ち悪さがジェットコースター直後ぐらいにパワーアップ。明かりをみるだけで気持ち悪くて薄暗い部屋で生活。起き上がるだけで気持ち悪い。床に対して垂直になれない。階段降りるだけでフラフラ。PCの明かりで吐く。スマホのスクロールで吐く。胃もたれで深夜まで眠れないのに、朝４時に目が覚めるようになる。食べなきゃ治らないの気持ち悪いせいで食べれない。このあたりから下痢も始まってトイレ地獄。仕事はリモートにしたが座ってられないしPCのディスプレイを見ただけで目が回るのでほぼ無力。PCの明かりを調整しようとコンパネ開いただけで目を回して文字が読めずに泣く。

具合が悪くなるとは聞いていたけど、目眩と酔いがひどすぎて日常動作もままならない。さすがにこれは異常なのでは？と思ってクリニックに電話。先生はあっさりと「つわりですね！薬はないです。点滴打てば楽になるかもだけど…」と言われる。通院に合わせて点滴の予約をする。
吐きそうになりながら「つわり 薬」「つわり 楽になる方法」「つわり 治療法」「つわり めまい 対処法」「つわり いつまで」を検索しまくる。そこで「つわりには治療法も対処療法もなく終わるのを待つしかない」という衝撃の事実にぶち当たる。

え？？令和なのに？？？なんで？？？？こんなに苦しいのに、胃薬も鎮痛剤も吐気止めも睡眠薬も整腸剤も飲めないの？？おかしくない？？？？
つわりは病気じゃないから？死なないから？
病気じゃないのに、私は今なんでゲロ吐きながら床に這いつくばってるの？？？好きで妊娠したから？？自己責任だから？？？？
はぁ～～～～？？？？？？？？？

死ぬ思いで電車を乗り継ぎ、オエオエえずきながらタクシーに乗って通院して尿検査。吐きそうになるのを必死に飲み込みながら診察をしたら、先生は淡々と診察してくれました。
医者：「尿からケトン体（体の飢餓状態を表す成分）は出てないね。水は飲めてる？」
私：「はい飲めてます…」
医者：「じゃあ点滴打たなくても大丈夫。お母さんが食べれてなくても、お腹の子は胎嚢から栄養をとって成長してるから、安心してね」
私：「え？目眩と吐気がすごいんですけど薬とかは…？」
医者「ウチで処方できるものはありません。お腹の子は元気なので、大丈夫だよ」

「今は腹の子じゃなくて【私の体が大丈夫じゃない】って話をしてるんだよ！！！」って。私が元気だったらきっとブチギレて暴れ回ってたよ。
けど、もう元気なかったんですよ。一言も言い返せず、ボロボロ涙出てきて、「大丈夫大丈夫」って看護婦さんに慰められるんですが、大丈夫じゃねえから泣いてるんですわ。パソコンも見れない、気持ち悪くて座ってられない、ゲロも下痢もとまなくてどっちからトイレ行っていいかわからない、胃はドロドロで何も食べたくなくて、でも食べないと胃液と胆汁をトイレで吐くから泣きながら飯を腹に押し込み続ける。腹に飯を押し込めているから「大丈夫」だと先生は言う。そしてこれが最低でも1ヶ月続くらしい。正気か？？人類こんな無理して誕生してんの？？誰かおかしいって思わなかったの？？一個も大丈夫じゃね～～～～～～～～わ！！！

仕事はそうそうに休職した。つわりで頑張っている人もいるのに情けない。自己嫌悪で「つわり 仕事」で検索してると「いきなりつわりで休まれて迷惑」とか「周りを考えず自分の体調至上主義の妊婦様」みたいな表現もたくさん目にする。つわり如きでは休まないのが普通なのか？私が根性なしで甘えているだけなのか？だって「大丈夫」って言われたし、つまり死なないんだから仕事も家事もやらなきゃだめなんじゃないの？
せめてと思って無理やり立って皿洗いとかしてみたけど、洗った食器に麦茶を吐き散らかして最悪の濯ぎをしてしまったりしたあたりで心が折れました。

私は！！！もう妊婦様でいいです！！！！
いくら「大丈夫」と医者に言われても、私が自己判断で大丈夫じゃないと決めました！！！！無理！！！！！

９週～12週
下記が開き直った私の基本対応です。
①仕事はがっつり休みをもらう。私は上司にメソメソ電話をするという泣き落としで休みをもぎ取りましたが、病院で「吐く！働けん！」と訴えれば「母健カード」というものを出してもらえます。病気の診断書みたいなものです。これを出すと職場もお休み取りやすいと思うので、皆さんはもらってください。
②家事はすべて夫に任せ、私の食事はネットスーパーとUberとセブンNOWで賄う。費用も食べ残しもつわり期間中は無罪。ちなみにUberだけで一月で７万かかりました。ハハハ！
③一日の終わりに夫に「私は今日こんなに辛いつわりを耐え忍んだんだ」という愚痴タイムを設けて、慰め褒め称えてもらう。これはメンタルに効きました。夫には「可哀想だったね」「偉かったね」「頑張ってるね」「すごいね」「大変だったね」の相槌だけを打ってもらいます。とにかく聞いてもらうのが大事。

私が初期に通っていたのは大混雑の不妊クリニックだったため、特につわりへの対応は薄かった気がします。病院の先生の方針にもよりますが、軽度の吐気止め（プリンペラン等）や漢方を処方してもらえる場合もあるそうです。遠慮なくもらおう。ただしぜんぜん効かない、との評判です。クソが！！

一日のスケジュールは、
胃もたれで早朝4時とかに目を覚ます。えずきまくって夫を起こしてしまうので起きる。立つと目眩がやばいので階段を這いずりながらリビングに降りる。ソファに倒れて休憩。そのうちに吐き気がマックスになるのでトイレに行って吐きまくる。胃は空なので痙攣みたいにオエオエするが胃液と唾液と鼻水と涙しか出ない。それでも一通り吐き続けると少し楽になる。このボーナスタイムの内に、夫がカットしてくれた果物を胃に入れる。15分ほどすると少し胃もたれが収まる。（収まらないこともある、その場合はもう一回吐きに行く）おにぎり、うどん、プリッツ、フランスパンなどその時に食べれるものをキッチンから掘ってくる。冷蔵庫の匂いが駄目なので鼻の息は止める。目眩で座ってられないので、一口食べては横になり、一口食べては横になり、を繰り返しながら食べる。
そのままソファで寝る。また胸焼けで昼ぐらいに起きるので、Uberでその時食べれそうなものを頼む。
匂いにも敏感になっていて、自分の汗の匂いに耐えられないので、比較的体調のましな昼に風呂に入る。お風呂が一番具合悪くなるので、ほぼRTA。シャンプーで全身洗って、水圧弱めのシャワーで雑に流して、そのままリビングの床にバスタオルを敷いて倒れる。トリートメントとかコンディショナーとかは余裕なくて無理。顔がつっぱるので寝ながらニベアだけ塗ってた。そのまま気絶。１時間ぐらいで寒くて起きる。また気持ち悪くなるので全裸でトイレで吐く。吐いた直後のボーナスタイムのうちに這いずりながらパジャマ着てドライヤーで髪を乾かす。
夕方ぐらいになってるので、またUberでなんか頼む。ハズレを頼むと全部戻すので、一夜で二回頼むこともあった。2500円したタンメン、食べた直後に全部トイレに吐いたときは泣いた。
夜２１時ぐらいに夫が帰ってくる。私の食べ散らかした食器を洗い、ゴミを捨て、果物を切ってストックしてもらう。
夜は絶対に具合が悪くて、食べれてようが食べれていまいが吐く。胃を空にすると辛いので果物/ゼリー飲料/お菓子を食べる。
下痢は3日に一度ぐらい催していて、何故か腹痛と吐気が連動する仕組みになっている。そうするとトイレ座りながらゲロ袋に吐きまくる、という地獄絵図になる。トイレには常にエチケット袋を設置。胃腸って繋がっているんだな…って思った。
夜が一番気持ち悪くて寝れないので、ヒ～ヒ～唸りながらソファで虚無を見つめて体調がマシになるのを待つ。眠気がうまいこと来たときはベッドへ移動。駄目なときは一晩中ソファにいて、食べたり吐いたりを繰り返す。
とにかく目眩と酔いと胸焼けが酷くて、24時間中、23時間は横たわっていました。テレビも見れないしラジオも頭がクラクラして無理。とにかく時間が早く過ぎることだけを祈って薄暗い部屋で虚無を見ながら暇つぶしに覚えている歌を片っ端から歌って気を紛らわしてたんですが、実母に話したら「それ独房に閉じ込められた囚人じゃん」って言われた。

トイレから出て口を濯いで鏡を見ると、化け物みたいな女がいてぎょっとする。髪はガサガサのボサボサで、毛穴は開きまくって、寝不足でクマがすごい、吐くときにかかる圧で顔には赤い斑点ができて、ずっと顔を顰めているせいで眉間には新しいシワが爆誕。締め付けが苦しくてゴムがゆるゆるのパジャマしか着れず、ものすごくみっともない。

まる一ヶ月こんな調子でした。
「いつ楽になるの！？」って私が当たり散らすと、夫はいつも「きっと来週にはよくなるよ～」と励ましてくれてたんですが、結局４週間ピークはつづいていつも「来週にはよくなるっていったじゃん！泣」「きっと次の来週にはよくなるよ～」というのを繰り返してたんですが…。これ、実は「来週にはきっとよくなる」の希望がないと正直やってけなかったので、まあ正しい慰め方をしてもらってたのかなと思います。
８週の私に「16週入ったけどまだぜんぜん吐いてるよ！」って言ったらたぶんショック死してしまう気がする。

命がお腹にいる以上「死にたい」は口にしないようにしてたけど、「もういっそ殺してくれ」とは口走った気がする。妊娠の喜びとかは消え去り、正直お腹になにかいると思うとゾワゾワしてしまって、壁に貼ってたエコー写真とかも全部夫に片付けてもらったし、妊娠出産の本とかも一切読めなかった。

1２週ぐらいで日に何時間か胸焼けが楽になる日があってようやく意識を取り戻すが代わりに全身の痒みが仲間入り。１３週ぐらいで気持ち悪いの向こう側にうっすら「お腹空いた」の感覚を感じる。1４週でお風呂入ったあとに立ったままスキンケアを塗れるようになる。１５週で休み休みだけど家事ができるようになる。調子がいい日は夫に付き添ってもらって駅前にランチにも行けた。ただし歩行スピードは歩行器押してるおばあちゃんぐらい。１６週現在、夜に途切れずに眠れるようになって大歓喜。調子が良ければ昼間は日常動作ができる。頭痛と動悸が仲間入りするが、吐気よりは耐えられる。歯磨きとかちょっと咳き込むとかで突然ゲロっと吐くことがたまにあるぐらい。

いやも～～～～～～しんどかった。それでも私はまだ食べれてただけマシで、なんでも吐いてしまう症状だと、家にもいれず病院で点滴生活で激ヤセしてしまう人も。
私は吐きもするけど食べれるものも多かったし、少なくとも生命の危機には至らなかった。あと水分は問題なくとれていたのは大きかったです。

つわりがだいぶ軽くなって、一息ついているんですが。よく考えるとなんにも終わってないんだよな。なんかメール２０００通ぐらい溜まってる仕事戻らなきゃだし、でもすぐ産休だし、そのあと分娩でしょ？子育てでしょ？保活して復職して？
え…つわりとは別の理由で吐きそうなんだけど…

妊娠出産の女性負担の大きさから、夫も妊娠してくれ！という意見もありますが…。私はこんな辛いことをパートナーにさせたくない。女だろうが男だろうが人類が負っていい負担じゃない。
頼む、人口子宮を開発してくれ。腹の中で生きてるか死んでるかやきもきしなくて済むし、適切な栄養が与えられて安心だし、産まれた後も体力マックスで子育てできるじゃん！ね！　アーヴ（星界の紋章）いいよな～、人口子宮なら男女関係なく子供が持てるし良いことずくめじゃんね。
あとさ～授乳は夫が変われないかな？子宮はないけど乳首はあるじゃん！

これ、私は自分で選んだ不妊治療の結果だし、三十代後半で貯金も夫との関係性も仕事の経験もある程度担保できていたからなんとかやり過ごしましたが、２０代だったらたぶんもっと精神的に病んでいたと思います。

妊活してたけど、正直こんな突然キャリアが分断するとは思わなかったんですよ。だって妊娠してから産休とるまで７～８ヶ月あるんだから、そこで引き継ぎなりなんなりすればいいじゃん？ぐらいの算段だったんです。まさかほぼ丸三ヶ月突然無力になるとは思わなかった。
少子化対策、どうかつわり休暇を検討してほしいし、せめてアメリカで認可されている妊婦向けの吐気止めだけでも使わせてくれないだろうか。ていうか妊娠したら妊婦と妊婦の職場に１００万づつくれ。そしたら職場だってお祝いしやすいじゃん。仕事を押し付けることになった上司と後輩には頭が上がらないし、関係各社さんにも申し訳なかった…。この後すぐ産休入っちゃうのも気まずい。

なにはともあれ私は、職場の皆さんの理解と応援、夫の介護、友達の励まし、そういう心の支えで孤独を感じることなく、なんとかつわり終えることができました。
本当に私は恵まれていたし、これのどれか一つでも欠けていたら、産むかどうかを考えてしまうことだってあったかもしれない。
怒られるのを覚悟して言うなら、つわりがしんどすぎて正直母性がぜんぜん芽生えていない。こんな辛い目耐えたんだから、何事もなく無事に産まれてくれ！！！の感情はあるけど…。

つわりで辛い中、「お腹のベビちゃんのために頑張ろう！」とか「この子が生きていてくれるならそれでいい」とか、本当に産まれてくる赤ちゃんを大事に思って頑張るお母さんがたくさんいた。
意識が低くて自己愛の強い私は、お腹の子も大事だけど私の体調や社会的立場も守ってくれよってどうしても思ってしまった。
つわりは耐えられないし仕事は頑張れなかったし夫には迷惑かけまくったし家事もまったくやらなかった、こんな甘くて駄目な妊婦もいたりするよ、っていう記録としてもとっておきます。

つわり、絶対許さない。
全母親、偉大すぎる。
異次元の少子化対策、がんばってくれよ。