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ランジェリーとサスティナブル

「ランジェリーと下着は別物」です。

おひさしぶりになりました。

毎日、インスタグラムには投稿しております。

@jun_fumino でもしご興味ある方はご覧ください

ランジェリーは3割程度あと色んなことを綴っております。

ランジェリーの話ばかり毎日は大変なのと、あと1番この仕事をして

感じている事は、僕は男性でランジェリーに囲まれておりますが

この美しいモノ達は誰かが着るまではただの美しいモノで

それぞれ女性が着る事で完成します。

主役は人間でランジェリーはそれを引き出すものだからです。


毎日どんなことが起き、それが自分の周りだけでなく世間の動き時代の動き

それが同じランジェリーでも捉え方、見え方がかわるからです。


ランジェリーのお店で立ってますと、毎週少しずつ並べ替えますが

その日に目に付くランジェリーは全く違います・・・

「あれ、こんなのあった?」

と良くお客様と会話する事があります。

今日は白が目に付く、今日は青、赤、、

ファッションでもこういう事あると思いますが、ランジェリーは

さらに心に近い部分に存在しますので、今日の気分というのを感じます


ですので、プロとしては

望んでいる色とこういう色が良いのかなと直感的に見える部分と

空気を読んでオススメをしたりします。


僕らが売れる事ももちろん仕事として大事なのですが

一番は、その人がいい気分になって良い顔をしてくれる

それが一番だと思います。


元気がない時に元気を出したい、そんなお客様には

では赤の様な色がいいのか? 赤は心理的にはテンションが上がりますが

全部の人が赤ではない、、、その人のその日のお洋服、靴、持ち物

デザインや色味でこういうのがきっと元気が出るのかなと、提案をしてみる

だんだん、目がキラキラしてくだされば、何かが見えてきたかなと、、感じる

接客テクニックとかでもないですね、やはり、人と人、そうやって

気持ちを汲み取ることが、今のネット社会の中で、大切な時間を使って

くださって来店してくださった僕らの出来ることではないのかなと。


最近はそう思いながらランジェリーに向き合ってます。


タイトルに書いたランジェリーのサスティナビリティは

ファッションでいうと、エコや地球に還元する素材を使うことを

アピールする事が多いですが。 これも一理ですが

そうではなく、コンテンポラリーですね、現代的、あくまでも

こういうご時世に合うランジェリー自身の進化がもっとこれから

あると思います。

例えば、ブラジリアン、というインポートランジェリーお好きな方ですと

聞き慣れた言葉だと思いますが

良く考えてみると、イタリアブランドでブラジリアン。

これは、名前の通りブラジル人が着ているお尻を綺麗に見せるためにパンティーの

カットをハーフにしてお尻を出す形、だけでなく、それをヨーロッパのテイストに

落とし込んでブラジリアンと命名しております。

また、日本由来のものですと、kimono、というものがあります。

そのまま日本のあの着物ではなく、着物の要素、日本の反物は染色が鮮やかで

美しい、色とりどりの目で幸福感を感じる様な絵画の様な反物のエッセンスを

生地に落とし込んで、ヨーロッパ由来のローブに合わせたものがkimonoまたは

kimono lingerieと言います、数年前からですから、kimonoというとローブベース

のそれだ、というのはこの仕事をされてる方は分かるレベルまでなりました。


先日、人気アナウンサーの新井恵理那さんが、ふんどし、を公開して話題になって

おりましたが、これももしかしたら、ヨーロッパ版のfundoshiになって

ランジェリー文化の一部に食い込む可能性があるかもしれません、

日本がこのオリパラで世界中から日本ってどんな国だろう、と検索することで

様々な外国人が日本の文化を参考に何か新しいものを生み出すかもしれませんね


舶来品はこういう楽しさがあり、サスティナブルな要素は長年扱ってるからこその

変化を感じる事が出来ます。

情報化社会なので、こういう変化をお伝えするツールとしては

もっと、沢山の気づきと発言をしないといけないのかなと、思っております。


ブラジャーの形1つ取ってもコンテンポラリーな変化が凝縮されてたりします

僕は最近流行りのキャンプでいうと、キャンピングカーのデザインとかクルーザー

のデザインを見るのが好きです。リッチな夢を見れるのもありますが、それが一番でなく、限られた狭いスペースの中での工夫された設計、内装デザインで

どうやって高級感など演出しているのか?そういう工夫がとても好きです。

ランジェリーも同じで、ブラジャー、ショーツに関してはとても狭い面積で

どうやって進化をしているのか?糸1本の入れ方で劇的に変わるショーツの世界は

とってもマニアックで面白いです。


時計の世界ほど精密さがあるわけではないですが、面白いです。

時計に関しても深くは存じないですが、今スマホで時間が分かる時代に

時計の価値ってどうやって見いだすのか? ブランドロイヤリティーの高さだけでなく

以前、ダウンタウンさんのクレイジージャーニーで時計の世界の回の時に

「時間を見るはずの時計なのに逆に時間を忘れるくらいに魅了されてしまう」

と松本さんが言ってた言葉が忘れられなくて。

時計、時という見えないものを形に表すのが時計だと。

当たり前だけど、凄いなと思いました。


お客様の褒め言葉で、マリーに来ると時間を忘れてしまう。と言われる事が

僕は一番嬉しかったりします。


時間を忘れるくらいの魅力的なランジェリー、時代は変われども

この結末はサスティナブルな流れに流されたくないなと。

今一番思う事ですかね。


最近、時間を忘れて没頭する事、ありますか?

リモート、コロナ、移動制限な毎日有り余る時間ですが、キャンプもそうですが

趣味的なものが流行ってますね、いろんな事に没頭して今時間を忘れることも

心の安定においては大切な事かもしれませんね。


毎日はnoteは書き込めませんが、また機会があれば。


マリー六本木    JUN FUMINO

サポート有難うございます、専門クリエイターとしてnoteから書籍化に向けて頑張って行きたいと思います。