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【広尾散策】“ごきげんママ♡”がよかった

15年ほど前に通っていた子どもの幼稚園はとても家庭的で、毎月お誕生会があって該当する園児のママが集まって全員のお昼ご飯を作って会食して祝っていた。子どもには年齢に応じて好きな食べ物や大きくなったらなりたいものをインタビュー。我が子はお笑い芸人と言ってその場でお笑いを取ったのは関西人のDNAか?

そして保護者にもどんな大人になってほしいかインタビュー。とっさに「周りの人に必要とされる人になってほしいです」と答えたけれど今となってはそれが良い答えだったかどうか甚だ自信がない。あののどかな幼稚園は今の時代存続の危機と聞く。

ずいぶん時が過ぎ、3人の子は成人して気づけば世の中は少子化が止まらない。ゴルフやピアノやゲームやnoteや読書もいいけど私にできることあるんやない?という考えは常に頭にあるのに行動に移せずにいた。楽しい行動はすぐ起こすわりに世の中に役に立つ行動の一歩が出なかった。

子どもが小さかったころ、ほんの少しでも人に子どもを見てもらえたらと思ったことは数えきれない。送り迎えなど猫の手も借りたい時期があった。働いているお母さんが大半となった今、その必要性はますます強まっているだろう。Uber eatsじゃないけど都合のつく時だけベビーシッターの仕事を受けることならできそう。

重い腰を上げ、そういうサービスの会社を見つけて登録会なるものに参加し、自己紹介やキャッチフレーズなどなどどんどん入力してみた。「三姉妹母ですが男の子も大歓迎!」男の子、育ててみたかったの〜←心の声

隅々入力して気付いたことがある。お仕事のマッチングのアプリの中で顔写真とともに実名が記載される!大ピンチ。ごきげんママ♡で登録できると思い込んでました。個人情報を出すことに躊躇して今日は辞退させてくださいというとまだ合格されたわけじゃないですけどわかりました、と帰してもらえた。

意外と慎重な自分の一面を知った出来事。他の方はエプロンしてとびきりの笑顔で写真に収まって活動に向けて頑張っておられる。私もまた別の方法で赤ちゃんを抱っこさせてもらうお仕事を見つけたい。

せっかく登録会に朝から行ったんだし、春のうららを楽しんで帰ろう。近くの公園は有栖川宮記念公園。

都心にある趣のある公園で憩う人多数。

調べてみると近くに良さげなカフェもある。

お花屋さんの2階を上がって軽いランチ。お値段は港区価格。

お仕事さがすはずが今日もUターン。結局優雅な1人ランチになった。後から後から若い人たちも入ってきてこの辺りでは名物のお店のよう。

それからもしばらく辺りを散策するとおしゃれなベーカリーやカフェ、ショップが散在するエリアで、滅多に来ない広尾の空気を満喫。

できる時にできる人ができることをしてより良い社会になるといいと思う。今の私にできることをまだまだ探っている。

皆様も良い午後をお過ごしください。

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