mariina

自分は何かにつけて深く感動をする。本や映画、芸術や自然。でもその感動を言語化するのが難…

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自分は何かにつけて深く感動をする。本や映画、芸術や自然。でもその感動を言語化するのが難しいし、伝える相手もいない・・・ので、ここに書こうと思います。

マガジン

  • 観光・拝観した後の振り返り研究

    お寺や名所の歴史的背景や見どころなど、パンフレットやHPを見ても理解しきれないので、補足情報を調べながら自分が納得いくようにまとめていきます。自分が行った場所をちゃんと理解したいし、友人や海外の人に、自分が訪れた場所がどんなとこなのかをきちんと伝えられるようにしたいしね。

  • 読書感想文

    本読んでもしばらくすると内容を忘れてしまうので、備忘録的に書いていこうと思います。続くかな・・・

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パンフレット読んでも分からないので振り返り研究ー目次

こんにちは。2021年がスタートし、色んな抱負を抱く時ですね。私はFacebookやInstagramを見るので使っている時間をもっと有意義なものにしようと決め、noteで自分の文章力(アウトプット力)を高めようと決めました。 まずはネットの情報など調べながら、猿でもわかるような歴史の振り返り記事を書いていくことにしました。 というのも、年末に京都・岡山・香川・滋賀を訪れ、たくさんのお寺や名所を巡ったものの、パンフレットやHPの説明を読んでもいまいち理解できなくて・・・●

    • かぐや姫とは関係なかった・・・「月読神社」

      名前が美しくって行ってみたくなった神社が月読神社です。近くには竹の寺(地蔵院)やかぐや姫御殿と呼ばれる建物(私が行った時は営業していなかったようで入れませんでした)があったり、なんか名前だけ見て月読神社もかぐや姫関連かな!なんて無知な私は思ったわけですが、実際にはまっったく関係なかったって話です(;´∀`) 謎多き神様!?「月読尊(ツクヨミ)」月読神社で祀っているのは「月読尊(ツクヨミ)」なのですが・・・ ①主神、「天照大神(アマテラス)」の兄弟神とする説 ②「創造」を

      • 「松尾神社」で神仏習合について考える

        嵐山に渡月橋から桂川沿いを歩くこと50分くらいかな?かなり歩きそろそろ辛くなってきたときに目に飛び込んできたのが松尾大社の大きな鳥居。山をバックにそびえる真っ赤な鳥居をみて疲れが一気に飛んでいきました。 しかし、、、ここまで京都を観光してきて、お寺にいくことが多かったので、突然「あれ、神社?仏教と共存??」と恥ずかしながら日本の宗教の広がりについてわかってなかったってことに気付き(;´Д`)・・・本当に歴史苦手だったんです! というわけで今回は、松尾大社の情報を整理しなが

        • 栄枯盛衰の「浄住寺」ー再び盛り上がることを願って

          苔寺(西芳寺)や竹の寺(地蔵院)、鈴虫寺(華厳寺)の並びにひっそりと佇む浄住寺。復習していると「参道の石段を染める紅葉が美しいと人気!」という形で紹介されることが多いのですが、私が行った時には誰もいなくて本当にひっそりとしていました。「スタッフを配置する余裕がないので拝観料をいただくことができません、ご自由にどうぞ」という内容の貼り紙もあって、ビジネスがうまく回っている鈴虫寺に行った後だったので、お寺によって本当に事情が違うんだなーとちょっと切なくなりました。でも後から浄住寺

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        パンフレット読んでも分からないので振り返り研究ー目次

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        • 観光・拝観した後の振り返り研究
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          一休さんを守った「地蔵院a.k.a.竹の寺」

          苔寺・天龍寺と同じく、自然が美しく、心が澄んで行くような景観の地蔵院。もう入り口に立っただけでパワースポット感が半端なかったです。自然が美しい禅寺ー。と思っていたらやはり、天龍寺や西芳寺(苔寺)と同じ夢窓国師が関係していました。 貴族・武家・天皇家、一休さんとの関わり元々地蔵院がある地は、鎌倉初期の役人であり歌人であった藤原良家(衣笠義家ともいう)の別荘があったところ。彼が亡くなったあとの1367年、室町幕府3代将軍足利義満の管領(補佐役)を務めた細川頼之が夢窓国師の弟子の

          一休さんを守った「地蔵院a.k.a.竹の寺」

          「西芳寺 a.k.a 苔寺」を予習!

          今回京都旅行に行くのに何も前もって調べていなくて、現地に着いて初めてGoogleMap見ながら観光プランを立てました。そこで目に飛び込んできたのが「西芳寺 有名な苔庭のある仏教寺院」というポイント。私、キノコと苔が大好きなんです!というわけで苔推しのお寺なら絶対行きたい!と思ったわけですが事前予約が必要ということで今回は行けず・・・なので、この記事だけは復習じゃなくて予習になります。 まずは事前申し込み方法の確認往復ハガキでの申し込みとなりますので余裕をもって計画を立てる必

          「西芳寺 a.k.a 苔寺」を予習!

          いいビジネスの形を学んだ「鈴虫寺」

          今回多くのお寺を巡らせていただきましたが、群を抜いて印象に残っているのが華厳寺a.k.a.鈴虫寺です。私にとってそれは全く新しいお寺体験でした。私のような無宗教の人でも何度でも通いたくなる仕掛けがたくさん。お寺の持続的な経営にはもちろん、仏教(鈴虫寺は禅宗の一つ臨済宗)の広がりや、地域の盛り上がりにも貢献されてるんだろうなーってビジネスのいい形を見たって意味でも感激しました。というわけで今回は、マーケティングの4P目線で鈴虫寺の良さをまとめていきたいと思います。 ①Plac

          いいビジネスの形を学んだ「鈴虫寺」

          嵐山の別世界「広沢池」で平安仏教を振り返る

          嵐山(嵯峨野)の地図を見ると、2つの大きな池が目に入ります。大覚寺のある大沢池と、もう一回り大きい方が広沢池です。広沢池は、嵐山の観光の中心となっている場所からそう遠くないですが、別世界のように静かで落ち着いた雰囲気の場所です。犬たちと散歩するには最高です! 平安時代は華やかな寺院の庭だった! 広沢池は、「遍照寺」の庭の池だたっということで、別名「遍照寺池」とも呼ばれます。今でこそ遍照寺は広沢池の南にある小さなお寺ですが、創建された平安時代中期には、池の周りに多宝塔や釣殿を

          嵐山の別世界「広沢池」で平安仏教を振り返る

          暴れ天皇を慰める禅寺「天龍寺」

          天龍寺は、前出の南禅寺と同じ禅寺。そして、品格の高い京都五山の一つです。(南禅寺はさらにその上の「五山之上」)室町時代1339年、足利尊氏が後醍醐天皇の霊を慰めるために建立されました。 暴れ天皇「後醍醐天皇」鎌倉時代の朝廷では皇族が2派に分かれて対立していました。そこで、鎌倉幕府が、両者の子孫がほぼ10年を目処に交互に皇位を継承するよう仲介に入ります。それに反発したのが後醍醐天皇です。討幕の計画がバレて島流しにあいながらも、脱出。足利尊氏を従えて、ついに鎌倉幕府を倒します(

          暴れ天皇を慰める禅寺「天龍寺」

          伊勢神宮への入り口、壮大な恋愛物語の舞台「野宮神社」

          竹林の小径を歩いてると何やら厳かな雰囲気の神社がー。源氏物語でも登場する、縁結びのご利益をいただける神社、野宮(ののみや)神社です。*読み方が「ののみや」だってことがポイントだと後で発覚します! 日本神話時代まで遡る!鎌倉時代終焉までの日本には、天皇の代わりに神にお仕えするために選ばれた未婚の皇女または女王「斎王」が、三重県・伊勢にある「伊勢神宮」に派遣されるという慣習がありました。 なぜ伊勢神宮なのか。それは、伊勢神宮は、天の世界を統べる神話の最高神であり、天皇の祖神で

          伊勢神宮への入り口、壮大な恋愛物語の舞台「野宮神社」

          平安時代の優雅さと、スマートな未来を感じる「竹林の小径」

          京都の代表的な観光地であり、渡月橋と並んで嵐山のシンボルでもある竹林の小径。縁結びで有名な「野宮神社」から禅寺「天龍寺」の北側を通り、昭和の映画俳優・大河内傳次郎が造営した「大河内山荘庭園」まで約400mにわたって空を覆うほど高く伸びた竹の林が続きます。晴れた日には木漏れ日が心地よく、また太陽のない日は昼でも薄暗いほどで、竹の香りがひんやり漂う癒し空間です。 平安貴族のあそび京都市の西部に位置する嵯峨嵐山は、平安時代には貴族のレジャースポットでした。それもそのはず。春は桜、

          平安時代の優雅さと、スマートな未来を感じる「竹林の小径」

          船専用の鉄道!京都の活性化を支えた「蹴上インクライン」

          インクラインとは、傾斜鉄道のことです。(英単語"incline"は「傾斜」の意味)京都市の市街地東部、東山の山麓部の一地区である蹴上に、産業遺産であるインクラインを見て、その上を歩くことができます。 北陸地方から京都まで、物資の移動をスムーズに水路閣の記事で触れた通り、明治初期に京都を活性化させるために「琵琶湖疏水」が建設されました。琵琶湖から京都へ水路を開いて水を通すプロジェクトです。京都は内陸部に位置するため、それまでは琵琶湖を利用して北陸地方から運んできた物資を、わざ

          船専用の鉄道!京都の活性化を支えた「蹴上インクライン」

          寺の中に水路!?日本初がいっぱいの「水路閣」!

          究極の映えスポット夫が南禅寺に行きたい!と言った時、特定の寺に行きたいなんてなぜ?と思っていましたが、これを見て納得しました。南禅寺の境内に突如現れた、西洋風の巨大な赤レンガのアーチ。なぜここに!?と不思議に思いながらも、境内という静かな場所で、どっしり構えているその姿にはただただ感激でした。廃墟に萌える夫がこれを見たいというのはよく分かります。 橋のアーチ型の間からのぞいて見ると、いくつもアーチが連なり、ミステリアスな雰囲気が漂うということで、サスペンスドラマで犯人が自白

          寺の中に水路!?日本初がいっぱいの「水路閣」!

          「南禅寺」について基本を押さえておきたい

          日本最初の勅願禅寺、日本一の格式!「勅願寺」とは、時の天皇・上皇の発願により、国家鎮護・皇室繁栄などを祈願して創建された祈願寺のこと。時は鎌倉時代、発願したのは国難去った後に出家し法皇となった亀山天皇です。国難とは、1274年から二度に渡って起こった蒙古来襲です。フビライ・ハン率いる当時地球上の面積の30%近くを統治していた大帝国が、二度に渡って博多に攻めてきたのです。北条時宗が退けましたが、亀山上皇は、禅師のもとで学び、不動の心を持って危機に対処していました。もともとこの地

          「南禅寺」について基本を押さえておきたい

          読書感想文『土と内臓』

          fitnessinlife.comで投稿した記事ですが、こちらでもUPしたいと思います。 自然食品を取り扱い、持続可能な生産体制や食料の確保などについても考える機会が多くなってから、つくづく人間は地球の一部、大自然のシステムを動かす一員であることに責任感と同時に嬉しさも感じるようになっていた昨今、Amazonの「あなたへのおすすめ」で表示されてこの本『土と内臓』に出会いました。タイトルと挿絵にものすごい興味を惹かれ、購入し読んでみたら、予想通りの素晴らしい内容でした!多くの

          読書感想文『土と内臓』