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キャリア迷子になった経験と「好き」が詰まったグラレポのスキルを本業にも副業にも活かしていきたい

筆者にとって、キャリアスクールコミュニティSHElikesでの最大の収穫は「人脈」という人生の財産。たくさん挫折して悩んでも自分の人生を自分の足で歩こうとする多くの女性たちと出会うことができました。

インタビューマガジン「HANDSOME WOMEN」では、筆者を応援し支えてくれる夫や両親に紹介したい人たちやその人たちの生き方について取り上げています。大切な家族へ、出会った人たちへの感謝の気持ちを込めてしたためました💐

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皆さんは「グラフィックレポート(以下、グラレポ)」という言葉を聞いたことはありますか?

一般的に、会議を行う際には、議事録を作成することが多いと思います。議事録は会議の内容がテキストだけで簡潔にまとめられているのが特徴です。

一方、グラレポはテキストとイラストを組み合わせて「誰かどんな文脈で発言したのか」を残し、後の共有資料として議論をよりわかりやすく伝えられるようまとめたもの。つまり、グラレポは結論だけでなく、その結論に至るプロセスやフローがわかるのが特徴です。

さらに、グラレポは社内会議やミーティング、セミナー、ワークショップなどさまざまな場面で活躍できる、いわば「議事録の補助資料」なのです!

今回は、キャリアスクールコミュニティSHElikesをきっかけにグラレポに出会い、副業としてグラレポセッションを開始したえりりんさんをご紹介します。


【プロフィール】えりりんさん
1995年、石川県生まれ。2児のママ。地元の高専を卒業後、就職を機に上京。SEとしてキャリアを築き、現在育休中。同時に、幼少期からの夢だった声優として活動。第1子の妊娠を機に、「柔軟に、楽しいと心から思える仕事をしていきたい」と考え始め、2021年6月、SHElikesに入会。Webデザイン、SNS運用、キャリアプランナーなどさまざまな副業を経験。SHElikesの特別イベントを機に、グラレポに出会う。人と話すこと、イラストを描くことが好きで、議事録など内容を整理・まとめることが得意だということを掛け合わせ、グラレポセッションを開始。

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コミュニティやSNSを活用して、自分のペースでつながりを作った

Q1  SHElikes入会のきっかけを教えてください。

ライフステージの変化に伴って、働き方を見直そうと思ったことがきっかけです。

それまで平日はSE(システムエンジニア)として朝から夜遅くまで働き、週末は声優活動をして過ごしていました。

新卒からSEとして勤めてきましたが、仕事に対して楽しいと思う気持ちや高いモチベーションを持てず、時間の拘束も強いことから「この仕事を脱したいな」という気持ちを抱えていたんです。

そんな中、結婚し妊娠出産という時期に突入。生活していくためのSEと、自分がやりたいことの声優活動に加え、これから育児が始まると思うとそれらを両立できる未来の想像がつかなかったです。

そこで、働き方を変えるために何かスキルを身につけようとスクール探しを始めたところ、SHElikesに出会いました。

Q2  SHElikes入会の決め手は何でしたか?

提供されるサービスすべてが魅力的に感じました。その中でも、コミュニティが充実していることが大きかったです。無料体験の個別相談でキャリアプランナー*さんから寄り添いを感じられたのも入会の大きな決め手になりました。

SHElikesを含め、Webデザインが学べるキャリアスクールを3社比較検討し、それぞれの無料体験に参加しました。SHElikesの無料体験に参加したのは最後の3社目。

当時の私は、働き方の選択肢が少なく、「学生時代やそれまでの仕事でプレゼン資料などをデザインすることは好きだったな」「柔軟に生きるならフリーランスかな」と考えていました。

そういった背景からフリーランスのWebデザイナーを目指し、独立後に備えて、横のつながりを求めていました。そんな私にとって、コミュニティが充実していることは魅力的な点でした。

また、キャリアプランナーさんは温かな雰囲気で、自分の現状や叶えたい姿を聞いてくださり、それを踏まえてお話ししてくださったことが印象的でした。淡々とスクールの説明をするのではなく、個の悩みに寄り添って提案してくれたことに惹かれ、「SHElikesに入会しよう」と決意が固まりました。

キャリアプランナー*:SHElikesの無料体験でキャリアカウンセリングをしているスタッフ。

Q3  SHElikesでコミュニティを活用できたと実感しますか?

コミュニティイベントの交流会をきっかけに、X(旧Twitter)で繋がった受講生たちとの人脈を広げていきました。

受講生たちの投稿の中には、「モニター募集」「サービスの告知」などがあり、自分が気になったものにはフォローやリプライをして親交を深めていきました。自ら意欲的に行動することで、私が当初描いていた「横のつながりをたくさん作りたい」という目的を充分に達成できたなと感じています。

サポ隊*:SHElikes公式コミュニティの運営をサポートする受講生。

グラレポは自分の好きな「話す」「描く」ことが詰まったスキルかもしれない

Q4  グラレポに出会ったきっかけを教えてください。

私はグラレポを知る以前に、SHElikesの特別イベントで「グラフィックレコーディング(以下、グラレコ)」を知りました。グラレコとは、議論をリアルタイムで絵に落とし込み、その場で可視化することで話をまとめるスキルのこと。

それをきっかけに、SHElikesの受講生の中でも、特別イベントやコミュニティイベントの後にSNSでグラレコを発信している姿をよく見かけるようになりました。

えりりんさんのやりたいこと探しに大きく貢献した本

あるとき、私は『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(八木仁平・著)という本に出会いました。その本では自己理解の大切さが伝えられています。

その本に基づいて自己理解を深めていくと、「過去に、年賀状などにイラストを描くことが好きだったこと」「社内の会議で議事録を作成することが得意だったこと」「子育てや家事をする間で取り組めるものが望ましいこと」が洗い出されてきたんです。そうして「私のやりたいことはグラレポ*だ!」と辿り着きました。

グラレポ*:リアルタイムではなく、後日レポートとしてあらゆる内容をグラフィックを用いてまとめること。

Q5  グラレポセッションを始めるまでの経緯を教えてください。

えりりんさんが読書の記録を記したグラレポ①
えりりんさんが読書の記録を記したグラレポ②

私は読書の記録として、感想文の代わりにグラレポを書き溜めるようになりました。

そこから、SHElikesの受講生が運営するそれぞれのサービス「人生のatelier」や「ママのための伴走型コンサル"mamappo"」を受けました。その方々のコンサルを受けたり、人と話すことが好きなことを思い返したりしていくうちに、セッションした内容をグラレポに落とし込むサービス「グラレポセッション」を立ち上げたいと思うようになったんです。

そうして2024年の年明けすぐ、Xでグラレポセッションのモニターを募集しました。

Q6  グラレポセッションではどのようなことをしますか?

セッションを行う前に、テキストベースで「セッションでお話したいこと」をヒアリングします。「子どもとの思い出を振り返りたい」 「登壇資料を作るために、思いや考えを整理したい」 「人生の目的や目標を深掘りたい」 「定めた目標に対しての進み方を見つけたい」 「忙しくて混乱している頭の中を整理したい」など、セッションのテーマはクライアントさんによってさまざま。

筆者がえりりんさんのセッションを受けた際にその場で描かれたグラレポ

そして、セッションを実施。セッション中は画面共有し、話の内容をその場でメモしながら整理していきます。終了直後にはメモを共有。

筆者がえりりんさんのセッションを受けた後日に納品されたグラレポの清書

後日、清書したグラレポを納品するといった流れで進めています。

転職せず、今の会社でキャリアチェンジしたい

Q7  今後、どのような進路を考えていますか?

「グラレポセッションの道を極めていきたい」という思いに辿り着いた今、SHElikesを卒業し、3月からは新たな場でのプログラムを受ける予定です。

お金・時間・マインドの面から、現実味を増しながら、やりたいことを形にしていきたいです。

Q8  これからの働き方を教えてください。

えりりんさん手描きの家族イラスト

SHElikesに入会した当初は、働き方を見直すために転職も視野に入れていました。しかし、下の子の育休復帰後も、現在の勤め先で会社員として働き続ける予定です。

依然として「SEという専門職から転身したい」という思いはあります。その一方で、私が勤めている会社は、子育てしながらでも働きやすい環境や体制が整っていることを第1子の産育休中や復帰後に実感しました。

そこで、今の会社に勤めつつも、キャリアチェンジできる方法を模索していたところ、社員のキャリア支援を行う部署を見つけました。私は、そこへの部署異動を希望しています。

自分自身もキャリアのことで悩んできたので、同じような悩みを抱える社員を支援したいですし、キャリアプランナーでの経験やこれからさらに磨いていくグラレポセッションのスキルも活かせたらと思っています。

セッション力を本業の場で活かしつつ、グラレポセッションは副業として活動していく予定です。

ブース出店やサービス開始に向けてコツコツと準備中

Q9  グラレポセッション以外に、えりりんさんの活動に出会う機会はありますか?

この春、4月6日(土)に幕張メッセで開催される「リトルママフェスタ」に、SHElikesで出会った受講生とブースを出店します。「リトルママフェスタ」とは、子育てに関わる全ての人が楽しめる国内最大級のファミリーイベント。

会場は大勢の人で賑わう環境なので、会場内でグラレポセッションは行わず、来場客の方々へサービス紹介のみ行う予定です。その代わり、当日は「母子手帳」をテーマにしたイラストを販売しようと考えています。でも、詳細はまだまだメンバーと協議中。準備を進めている今の時点からすでに楽しいです!

お近くの方は、お気軽に会場へ遊びにいらしてくださいね!

Q10  最後に、グラレポセッションを受けてみたいと思う方へ、メッセージをお願いします!

私は、SEの仕事で培ったプロジェクトマネジメントの資格やスキルも持っているので、目標を達成するための細分化もお手伝いできると思います。

グラレポセッションのサービスを本格的に始動するのは少し先になりますが、Xで「#グラレポセッション」「#えりレポ」で検索すると近況をご確認いただけます。サービスが立ち上がるまでの過程も含めて、応援してくださると幸いです。

グラレポセッションを通じて、「漠然と何かにモヤモヤしている」「想いはあるけど、もっと言語化したい」「目標はあるけれど、踏み出すための一歩が見つけられていない」といった思いを抱いている方の力になりたいです。「とにかく何か話したい!(話してみたい!)」でも大歓迎!ぜひお話しして、1歩前進させてみませんか?

【編集後記】ありがとう、深夜のノリよ

筆者もえりりんさんのグラレポセッションを受けた一人。「なぜ、受けたのか」「セッションはどうだったか」などについては下記のnoteにて詳しくまとめています。ぜひ合わせてご覧ください。

「SEは自分に向いていない」という悩みを抱え、SHElikesで学び始めたえりりんさん。「やはりSEは自分に向いていないけれど、今の会社で社員のキャリアをサポートできる部署で活躍したい」と話してくれました。

SHElikesに入会したからといって必ずしもキャリアチェンジしないといけないわけではない。自分の好きなことや得意なことに気づくだけでも大きな収穫だと感じました。

次のステージへ進んでいくえりりんさんのこれからがますます楽しみです!

【参考文献】
グラフィックレポートへの挑戦!言葉を可視化して効率的な情報共有を(BAsixs)
https://basixs.com/times/stories/the-graphic-report-challenge/#%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%AC%E3%83%9D-%E3%81%A8%E3%81%AF

企画・取材・文:きゃんまり
編集:なごみ
バナー画像:きゃっく

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