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多職種連携の原動力は、愛ということ

医療における多職種連携について。
医師、歯科医師、看護師、衛生士、薬剤師、ケアマネ、等々の連携チーム。

現代の高齢化社会の医療において、そんなチームとしての需要がどんどん増えている。
そして実際にうまく機能している内容について。
そんなお題のWebセミナーを聴いた。

講演会の中でとても印象にのこる言葉をお話になる先生がいらした。

どうやってこの連携が作られたんですか?
コロナ禍もあって継続が難しい中、どうやってここまで継続できたんですか?

という質問に、
地域愛。
その地域を愛するということは、そこに住む高齢者の方を愛する 
親孝行のような感覚
そこが原動力。
のようなことをおっしゃっていた。

今どきの若い先生ではなく、十分に経験を積まれてきたベテラン年齢の先生が、方法論ではなくて精神論を最初に持ってこられたことに、心を動かされた。

この高齢者社会において、ご老人向けのケアがお金になるからとか
ニッチなところで活躍して成功したいとか
そういう意図はまったく感じなかった。
ただ、愛だな、と思った。

そしてそこに垣根を越えて集う異職種。
資格の難易度は関係なく、お互いにリスペクトしていて、それぞれが得意としてできることをやる、フラットな関係。
それは本当に理想的だ。

そのフラットに集える、付き合えるコンセプトが、愛なのだろうな。

収益や効率を第一に掲げては、そうはならないだろう。
もちろんそこも考慮しなきゃいけないわけだけど、最終的には絶対ついてくるものじゃないかと思う。
賛同する人が多くなり、輪が大きくなればそこにちゃんと循環が生まれるから。

と、勝手に深読みしてみたけど、これからの時代、私もその輪に入ろうと思うし入らなきゃと思う。
場所や、業種も違うものになるかもしれないけど。
いつかその和の一部になれるように。


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