MarikoSoma

緑が好き、自然が好き、糸が好き、編み物が好き、絵を描く事が好き、旅が好き。ひとつひとつ…

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緑が好き、自然が好き、糸が好き、編み物が好き、絵を描く事が好き、旅が好き。ひとつひとつの好きな事が結ばれてゆくことに奇跡を感じながら毎日を過ごしています。

最近の記事

みどりの手

英語で植物を驚くほど上手に育てられる人のことを Green thumb (緑の親指)とか Green hands (緑の手)といいます。 逆にどうしても植物とうまく付き合えずに枯らしてしまう人の事は Black hands(黒い手)Brown hands(茶色い手)と言うそうです。 誰もが枯らそうと思って植物に触れるわけではありませんが、どうしてその差が生まれるのでしょうか? アメリカの絵本作家ターシャ・チューダーは言わずと知れたGreen handsですが、彼女の

    • midokulのはじまり

      ある日、私は友人の紹介で知り合った企業家に 「新しく観葉植物の事業を始めるのだけど、協力してくれないか?」と声をかけられました。 期せずして、アーティストとしていろいろな仕事をしてきた私は、ちょうど一年前に改めて両親の仕事であったランドスケープデザインや造園に通じてゆくかのように樹医の資格を取ろうと決意していました。両親はともに家業が造園業でもないのですが植物好き自然好きが高じて仕事にしていたかのような植物好きで、仕事にかかわらず家の中にも庭にもいつも植物があふれ、それに

      • Green-beingな生き方

        緑のように生きるとはどうゆうことか? 5年ほど前に極東ロシアの森林を訪ねた時に私はその自然のすばらしさとそこに生きる人の大きなやさしさにすっかり心を奪われてしまいました。 東京に帰ってきてから、ロシアの村での生活と現実の間で行き場がなくなるような感じがして、しばらく何をしても上の空でいたのです。困ってロシアをガイドしてくれた友人に相談したところこんなアドバイスをもらいました。  「東京で生活しているけれど、立ち並ぶビルをロシアの森林の木々だと思ってみたらどうかな?ロシア

        • ところかわれば木も変わる

          先日、仕入れ先の温室を訪ねました。 さすがに今は一年でいちばん植物の入荷が少ない時期とあって、温室はやや閑散としていました。 ただ、この時期は植物がなくなっているわけではなくて、成長が遅くなるので自然とマーケットの動きがゆっくりになるそうです。出荷の大きさには満たないけれど熱帯性の苗たちは時間をかけてこの時期を過ごす事によって少しずつ寒さにも強くなっていきます。 そんな温室の中で目を引いたのがこのスキッとしたオシャレな木。 これぞ「木」というわかりやすい形と熱帯性の植

        みどりの手

          自然とともに生きること

          2019年の夏至、新コロナウィルスがなかった最後の年にフィンランドを訪れていた。 空港に着いてホテルにチェックインするとその足で少し郊外のお祭りが行われている公園に向かった。子供の頃読んだ「リーサの庭の夏祭り」という絵本に出会って以来、憧れていた北欧の夏祭り。 公園に向かう途中、バスに乗ってきた女の子の頭にはマーガレットの花かんむりが乗っていて…あぁこれが私が求めていた「リーサ…」の世界だ!と一気に期待値が上がります。 湖に浮かぶ島の中にある公園には北欧各地の伝統的な民

          自然とともに生きること

          ヨークへの道

          仁川空港で8時間のトランジット ロンドン行きに乗って11時間、無事にロンドンまでは到着。 空港からパディントン駅までのエクスプレスに乗り、パディントンからあのハリーポッターがホグワーツに向かったキングスクロス駅に。 キングスクロスでヨーク駅行きの切符を買う。 ヨーク駅行きの電車は30分毎くらいには出ているが1時間半後の19:27分発の電車なら1人で乗る人用の安い切符(だいたい半額)が買えるのでそれまで待つ事に。とりあえず、晩ご飯になりそうなものとスタバでコーヒーを購入。 そし

          ヨークへの道

          僕らが旅に出る理由

          先日、二駅先の駅まで歩いてある料理屋にお昼を食べに行った。 若い夫婦がやっているのに、入った瞬間にそこにはもう家族のような距離感がある。 綺麗に片付いているというよりは、少々雑然としているのに店主夫婦が楽しく丁寧にこの店をやっている事が伝わるのだ。 こうゆうお店に出会ってしまうと、人が何かをしようとしたときに圧倒的な価値になるのは、ノウハウでも資金でもなく「人となり」でしかないと痛切に思う。食べログもトリップアドバイザーもそれはそれで頼りになるけれど、行ってみないと伝わらない

          僕らが旅に出る理由