新年を迎えて

明けましておめでとうございます。

今年は、たくさんnoteにいろんなこと書いていけたら良いな、と思っています。

今は、なんとなく、短い言葉で伝えられないことや、書き残しておきたいけど、大きな声で言えないことをここにこっそり書いてるんだけど、

今年は、いろんな文章を書いていけたら良いな、と思っています。

思ったことを書き残したら、なんとなく気持ちが整理されたり、自分が何を思っているか、はっきりしたりするから、やっぱり文章って良いなって思います。

照れくさいこともいろいろあります。でも、照れくさいとか言ってられないので、もっともっと、正直に表現していけたら良いのかなと思っています。

昨年は本当にいろんなことがあって、せわしなく1年が過ぎてしまいました。

3月に決死の覚悟で開催した「花まみれ」代官山ユニット、ワンマンライブ。

あの時のつしまみれにできる精一杯の宣伝活動をしました。

いつも支えてくれているお客さんから「応援スタッフ」を募って、

チラシを配ってもらったり、ポスターを貼ってもらったり、路上ライブでティッシュ配りをしてもらったり、

ミーティングして、いろんなアイディアももらいました。

もはや、お客さんとミュージシャンの垣根を越えまくってました。

こんな日がくるなんて思ってなかったけど、本当に楽しかったし、人間同士付き合えて、嬉しかったです。

そして、やよいが、新宿ゴールデン街で期間限定ママをやって、その時は、「やよい先生」として、活躍してくれました。

路上ライブは、渋谷駅から代官山に向かうための乗り換えの階段付近で、ワンマンの1ヶ月前から、毎週金曜日に。

そこで、見知らぬ人がその場で良いと思ってチケットを買ってくれて感動しました。温かい飲み物を差し入れにもらったり、立ち止まって見てもらえると嬉しかったです。

そして、2007年リリースの「脳みそショートケーキ」時代からお世話になっているイベンターのディスクガレージの皆さんに協力してもらって、ロングインタビューや、チケット封筒の企画といったいろいろな宣伝活動、当日の仕切りを協力してもらいました。

他にも、いつも私たちを支えてくれるスタッフのみんなが物販を手伝ってくれて、写真を撮ってくれて、フードには下北沢カレーマンが来てくれて、お花アート、物販デザインを、つだまいちゃんが作ってくれて、かっこいい衣装をSnowちゃんが作ってくれて、楽器、ステージをおーちゃんが支えてくれて、音響をビーフが作ってくれて、、、、

そして、たくさんのお客さん、関係者のみなさんが当日の会場に集ってくれて、

とにかく、数え切れない人たちにお世話になりまくった一日でした。

結果、ソールドアウトとは行かなかったものの、ステージの上からみた景色は、たくさんの人達で埋め尽くされていて、

「私たちは、まだまだ行ける!」

と思わせてくれるものでした。

そんな「花まみれ」を経て、

昨年は、17年目にして、がむしゃらにチャレンジする年だったと思います。

今までやってきた、リリース、全国ツアー という流れがいったん崩れました。もちろん作品は作り続けていたのですが、いろんなことが私たちを襲いました。

ここで伝えるのは難しいことなんだけど、このまま活動し続けることが出来るのかしら、って思わされる事態に何度か見舞われました。

悩める時に、自分たちを奮い立たせてくれたのが、ライブ、ツアーだったと思います。

昨年は、誘っていただいたライブには積極的に出るようにしてみました。そこで、新しい出会いや、新しいチャンスをつかめたら良いなと思ってました。今までは、自分たちの世界観を確立して、表現することに集中していたから、もう少し世界を広げてみようって思ったんです。結果的にすごく良かったと思います。新しいアーティスト仲間、スタッフさん、お客さんともたくさん出会うことができました。

そして、海外ツアーにチャレンジしました。

4月、10月と2度のアメリカツアー、6月の韓国ツアー、12月のヨーロッパツアー。とってもハードでした。

アメリカツアーは、2回目の時は、1日5時間以上移動しながら18日間連続ライブ、ヨーロッパも6カ国を移動しながら全16本、うち12本は連続ライブ、しかもほぼ全てワンマンライブで、一日17曲演奏していました。

毎日、演奏をしながら、私は一体何をやってるんだろう?何のために歌って何のために演奏しているんだろう?って思う日もあったし、

歌を歌って演奏して生きてる、見知らぬ土地に私たちを待っている人がいるって、なんて幸せなんだろう!って思う日々がありました。

毎日同じコンディションでライブに向かうことの難しさも感じたけど、自分の体や心に目を向けて集中する力が身についた気がしました。

特に、声は、毎日、歌えるか本当に不安だったけど、最終的に自分の声の調子をうまくコントロールすることができたように思います。これが更にヨーロッパツアーでは、もっとうまくコントロール出来るようになりました。

ツアー中、気持ちが切れそうな時、ふと隣を観ると、恍惚の表情で演奏するやよいをみて奮い立たされました。

そして、右後ろを向くと、どこにいても平常心で力強くドラムを叩くみずえがいて安心しました。

良い3人だなあって、思いながら旅は続きました。


9月「外タレまみれツアー」と題して、国内でツアーを行いました。

オーストリアからKIDS N CATS と韓国から EGO FUNCTION ERROR とアメリカから WE Are The Asteroid というバンドを呼んで、

日本から、キノコホテル、アルカラ、マスドレ、モーモールルギャバン、寶船をゲストに呼びました。

日本のゲストバンドは、人気も実力もある最高のバンド。そして、私たちの貴重な友だちバンドです。

いわゆるベテランになってしまった私たちは、新しいバンドとの出会いがあっても、波長がビビビとあって友だちになれるような関係はなかなか生まれないのが最近のどうしようもない事実ですが、長い年月の中で出会って、本当に尊敬できるバンドと今も繋がれていること、一緒にライブが出来ることを本当に嬉しく思いました。寶船は海外でも活躍するプロ阿波踊り集団。バンドの枠を超えて、尊敬するアーティストに出演してもらえたことも本当に嬉しかった。

海外3カ国のバンドは、決して有名ではないけど、私たちが心から、かっこいい、面白い、衝撃と思うバンドで、私たちを信じて、日本に来てくれたことに本当に感激しました。

毎晩、毎ライブ、涙をながすほど感動しながらみんなを眺めていました。

そして、毎晩、ここで倒れても構わないと思いながらライブをしました。本当に倒れそうなくらい体を心をこきつかってました。

でも、毎日の感動が大きすぎて、毎日思いっきり命を注ぎ込んだライブができました。

共演してくれたみんなのおかげ、集まってくれたお客さんのおかげでした。

あれだけのライブが出来たのは、大切な仲間にかっこ悪い姿は見せられなかったからかなあと思います。

私たちが呼んだ超かっこいいバンドたちの最後に演奏するんだから、誰よりもすごいライブをしなければいけない。と思ってました。

このツアーに参加してくれたみんなには、その意気込みが伝わったんじゃないかな?って思ってます。

そして、もう二度とあんなライブは出来ないかもしれないと思ってます。

そして、誘っていただいたライブに出演しながら、進めたレコーディング、ツアーやライブ、慌ただしい毎日に感じたことを曲にして、少しずつ録音していきました。

そして、12月に怒涛のヨーロッパツアー。先に書いたように、とってもハードだったんだけど、初めてのヨーロッパは、本当にいろんな刺激をもらいました。街の美しさ、自然の美しさ、同じ英語を話す人でもアメリカ人とは全く違う印象の人々との出会い。

そして、何より、ライブハウスとプロモーターさんのもてなしとライブを盛り上げようと頑張ってくれている姿勢に感動しました。ライブハウスに到着すると、たくさんの美味しい手作りの食事と、いろいろな種類の飲み物が必ず用意されていて、ライブハウスにホテルみたいな宿泊施設があってそのまま泊まれたり、そうでなければ、近くの素敵なホテルが用意されていて、毎晩、安心してライブをすることが出来ました。オリジナルのチラシやポスターを作って、街中の人たちに宣伝をしてくれて、無名の私たちのライブに本当にたくさんのお客さんが集まってくれていました。

ヨーロッパツアーもアメリカツアーと同じか、それ以上にハードな毎日だったんだけど、感動のもてなしをうけて、きちんとお金をもらってライブができるっていうことが本当に有難かった。プロとして最高のライブを毎日やる!という思いが明確になる毎日でした。だから、体調がどうとか言ってられないなって思いました。でも、旅の後半は、やっぱり疲れるものは疲れたし、日本が恋しくなってました。

そして、12月末、帰国。翌週、都内で、今年を締めくくり、来年につなげるべく年末ワンマンライブ「GO TO 18 YEARS」を開催しました。

宣伝をあまり大々的にできなかったのですが、たくさんのお客さんが集まってくれて感激しました。

場所は、音響ビーフがいる渋谷LUSH。ここ数年、年末イベントをやらせてもらっていた下北沢ベースメントバーの店長がLUSHに移動するとのことで、今回は、LUSHを選ばせてもらいました。

こんなにライブをやって、メンバー3人、年末、疲れてるに決まってるのに、8月、まだ疲れを知らない私は、12月23日を仮おさえしてました。

やよいとみずえに、どうする?って相談したら、、、

せっかくだから何かやろう!ワンマンが良いな!

って話になりました。

そこで決めた年末ワンマンでした。

結果的に、ヨーロッパの凱旋ライブ、年末最後のワンマンライブということで、こちらも気合い入るし、お客さんも最高に盛り上がってくれて、スタッフのみなさんも本当にたくさん協力してくれて、楽しんでくれて、本当にやってよかったと思いました。

そして、今年最後のライブを12/29、いつも熱くお誘いしてくれる新宿JAMで締めくくりました。

今年、各地でライブをやり続けて、レコーディングも思うように進まなくて、このままで良いのかな?って思った時がありました。

私は武道館でライブをやる、って言う目標が見えなくなりそうで不安になっていました。私は、やっぱり、「武道館でブドウパンライブ」を達成することが目標なのです。

そのことをやよいに話をしたら、

「今は、必要とされる場所でライブをやりたい。海外でライブをやることが回り道みたいだけど、武道館に繋がる気がする。」って言われました。

確かに今の私たちは、今集まってくれるお客さんを100倍に増やさないと武道館でライブなんて、とてもじゃないけど出来ないんです。

だから、私たちにしかできないこと、私たちを必要としてくれる場所で思いっきり自分たちを表現することは、私たちを成長させて、私たちの存在に磨きをかけて、それが唯一無二の存在となって、いつか日本のたくさんのお客さんを振り向かせる表現になるのかもしれないのかなあと思いました。

それは気が遠くなるような話にも思えたんだけど、その時、やよいの言うとおりに頑張ろうと思いました。そして、今年のライブをやりきりました。

年末ワンマンが終わった後、朝までたっぷり打ち上げた後、全ての疲れがどっさり溢れ出したかのように、その後、数日間(今もそうなんですが、、、)眠り病にかかったかのように、朝も昼も夜もぐうぐう眠ってしまいます。

そして、夜中に目が覚めて、今、noteを書いているんだけど。本当にいくらでも眠ってしまって、自分でもひいてしまうくらい眠ってしまいます。

ワンマンの翌々日、3人でミーティングをしました。

「さすがに疲れたね。」

「よくがんばったね。」

「わたしたち、体力あるね」って話をしてねぎらいました。

そして、

「今は、なんにも考えられないからゆっくり休もうね。」

って話をしました。

がむしゃらにやるってことを体感した一年でした。

そして、先に書いたように、やっぱり自分は、武道館でワンマンができるバンドになりたいと、心から思ってることに、改めて気付きました。

現状では、大きな声で言ったらバカにされちゃいそうな難しいミッションです。

でも、達成せずに終われない。もう30代後半、バンドに全てを捧げてきたんだから、自分の人生に示しがつかないぞ!っていう感じです。

29日の楽屋で、やよいにそのことを話したら、

「まりは目標が必要なんだね。私は目の前にある面白いことをなんでもやっていきたいみたい。だから私たちは、よく話しあうことが必要だね。そしたら、面白いことをやりながら目標に向かって進んでいけて、きっと何かを成し遂げられるんだろうね。」っていう話でした。ちょっと自分の解釈入ってるけど。

こういう熱い話をしてる時は、みずえは、淡々と珍歩くんのキーホルダーを縫ってたりします。そして、ライブになると爆音でドカーンとかっこよく演奏してくれます。そして、いつも私の思いをやよいの思いを受け止めて一緒に進んでくれます。

良いメンバーに巡り会えて幸せだなあと思いました。そんな気持ちで29日のライブを締めくくりました。

さあ、今年がやってきました。

つしまみれは、18年目。もう何周年記念ですよ!って叫び続けるのも飽きてきました。

新しいことをやりたいです。本気を出さなきゃいけません。いつだって本気だけど、生まれ変わりたいです。

やれることはなんでもやりたいです。「ああ、疲れた。」と言ってる場合じゃないです。

今年は、未来を見据えて、かっこいいこと面白いことワクワクすることやりたいです。そして、仲間をもっと増やして、私たちの世界をもっと輝かせたいです。

多分、いつも自分がちょっと甘い部分があって、そこを乗り越えられたら未来は明るいんじゃないかなって思います。もっともっと曲が作れるはず。もっともっと出来ることがあるはず。

大活躍する同世代の仲間や、身近な後輩や先輩がたくさんいることに事あるごとに気付かされます。

私もそんな皆さんにいつ会っても恥ずかしくないように活動していかなければいけないです。

私には、前しか見えなくて、私には希望しか見えません。

そして、一緒に進んでいく仲間がいて、支えてくれる仲間がいることに感謝して、今年一年、後悔がないように毎日生きていこうと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。

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