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元気そうに見えても

「うつ病は薬を飲みながら何ヶ月か療養すれば回復に向かいます」っていう情報も、当事者を無駄に焦らせるよなぁって思います。

うつ病に限らず、精神疾患ってそんなに単純なものじゃない。
それに加えて、それぞれ年齢も性別も生活環境も違う。

どこまでが抑うつ状態でどこからがうつ病か、どこまでが持続的な病気の状態でどこからが再発かなんて本人にも分からない。

食生活の改善や運動、心理療法は大切だけど、それだって取り組むのに適切な時期ってものがある。

休むことが苦手な人がなりやすい病気なのに、頭の中でそういったことが出来ない状態の自分を卑下して責めて急かしていたら、それってあまり休んでることにはならない。
結果的に、回復が遅れてしまう。

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私は人前では元気そうに振舞ってしまうから余計に「大丈夫そう」に見えてしまったりもして。

「通院や薬、もう必要じゃないんじゃないの?」
「そんなに長期間、薬飲むのは良くない」
「誤診されてるだけで別の病気なんじゃないの?」

そんな風に思われてる気がして、辛い時が時々あります。

でも自分では分かってる。
今服薬をやめたら、自分から辛い方向へ向かってしまう自分がいる。
だからと言って薬に過度に依存してもいないし、そもそも今の先生がそうはさせてくれない(笑)

だから知ってほしいです。
元気そうに見えても、健常者とあまり変わらずに見えても、それだけで病状が測れないこと。
通院や薬が必要な人もいること。

逆に、生活に支障が出ていたり周囲に悪影響を与えていても、頑なに受診しようとしない人を見ると悲しくなることもあります。

自分が精神の病気だとは思いたくないのかな。
それって無意識の差別じゃないのかなって。
「病識がないのが病状の一つ」といった疾患もあるので、一概には言えませんが。

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