前回の檑亭の帰り、湘南モノレール深沢駅から終点「大船駅」に到着。

大船はちょうどここから静岡方面に伸びるJRの主要ターミナル駅ですが、「湘南のアメ横」とも言われ、大きな商店街と八百屋が充実していて、安価で新鮮な食材や生活用品を購入できる便利な場所。昨今の物価高のこともあり、私の普段の買い物は横浜ではなくここ一択になりつつあります。

ちょうど鎌倉市と横浜市栄区の境にあり、鎌倉のハイソな雰囲気ではないため、横浜市民からも鎌倉市民からも「大船は鎌倉じゃない」とディスられてますが、それは紀伊國屋とunionのどちらの高級スーパーを鎌倉に出店許可出すか住人同士が揉めるくらい、土地がステータスの（？）鎌倉民を基準にした場合の話であって、大船だって駅前にルミネがあってオシャレな個人店も多いし「アメ横」というよりは私は「神奈川の吉祥寺」として勝手に推しています。以下思っきし生活圏内の話にはなりますが、大船のステータス向上のため？お気に入りの場所を記録しておきます。

Fかまくらカフェ

そこそこ有名な横浜のカフェブロガーの友人に教えても知らなかったので、おそらく穴場であろう「Fかまくらカフェ」。ウェブサイトなし、SNSなし、インフルエンサーによる投稿も今のところ未確認。

地元民憩いの場の質素なカフェですがとてもお気に入りの場所。店頭もメニューだけでシンプルなのがよき。

中からの景色。商店街を抜け切った後の外れた場所にあるので雑踏も聞こえず居心地よく過ごせます。

かまくらカフェオリジナル大船ブレンド。酸味少なく濃いめ。好みの味

甘味も充実していてあんみつの他かジェラートアイスクリームがあってこれが、もったり濃厚で美味しいです。写真は塩バニラと黒胡麻。

店員さんがとても感じがよくて、数回行っただけで顔覚えてくれて、通りからお覗いて目👀があっただけでわざわざ案内に出てきてくれたり、帰る時見送ってくれるホスピタリティ溢れる接客でほっとしたい時に通いたくなる場所です。

大船市場

メイン通りにも八百屋はあるのですがこちらも少し外れたところに

大船市場という大きな八百屋があります。ここがとにかく安い。そしてとても混んでます。

野菜と旬な果物が豊富で、自炊するタイプなのでとても助かっている八百屋さん。ここがなかったら私の栄養状態が酷いことになると思う。

撮影中見つけた面白い段ボール。トマトリョシカ？かわいい♡

近くにひばり湯なんていう銭湯もあり。出てくる人、若めな男性客が多く見られたので流行りのサ活でしょうか。ちょっと行ってみたい。

大船軒

JR大船駅の改札横に駅弁「大船軒」があります。鯵の押し寿司が有名です。
実は前々から目をつけていた大船軒のレトロな本社兼茶飲み処が今年の春に閉業していました。行きたかったのに泣

悔しいのでお土産に買って帰る。

鯵、中鯵、小鯛の食べ比べにしてみます。

シャリの酢がかなり効いてて醤油使わなくても甘くて美味しい。駅弁だから？本社の方で出来立ても食べてみたかったな。

本社家屋はどこかが買収するのだろうけど、何になるのだろう。建物は残して欲しい。

松竹大船撮影所跡地

大船にはかつて1936年から2000年まで松竹映画の撮影所があり、松竹通り、松竹ショッピングセンター、信号機などそこかしこに名前が残っていて当時の撮影所の規模が大きかったことが伺えます。

松竹ショッピングセンター（現イトーヨーカドー大船店）の喫煙所にあるかつての撮影所の写真。

昭和を代表する映画、小津安二郎の「東京物語」、「男はつらいよ」シリーズなどもここで撮影されたそうです。思っきし下町の話なのに＾＾；柴又帝釈天のシーンだけ現地で撮ってたのか。撮影中に談笑する渥美清と山田洋次監督の写真も展示されてました。

大船観音

映画にもなった漫画「海街dairy」に鎌倉大仏と大船観音が付き合ってる件が描かれてますが、その大船観音はその名の通り大船駅近くに鎮座しています。

地中に体が埋まっているわけではなく、WW2の影響で胸から上しか作れなかったそうですが、これだけでもかなり大きい。

中に入って御神体の観音様に会うことができます。毎年年末年始はベトナム系のアジア人たちで賑わうのが通例。仏教国だからですかね。大船観音寺の住職さんたちがテンション高くてX（twitter）が面白いです→ @oofunakannonji

大船は他にもおしゃれな飲み屋やバーが多くその系統の不動産PR記事やコンテンツ発信してる方をよく見かけます。確かによくいう鎌倉の雰囲気はあまりないですが、物価も安くてターミナル故に東西のアクセスもよく生活しやすい場所です。

週一で通ってるけど他にもディープスポットがありそうなのでまだまだ探していく予定です^^

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