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伊勢・志摩の旅 vol.1 〜5,500ヘクタールの森〜

伊勢志摩広域図

伊勢志摩の半島は地図からわかる通り緑豊かな山々と森の広がる大自然。

特筆すべきはこんな感じの昔話に出てきそうなもこもこした山が多いことと、そしてなんといっても

伊勢のいたるところに生えている赤福の電柱たち。

じゃなくて、

もちろん伊勢神宮ですね。伊勢市街地側のエリアで外宮と内宮(それぞれ違う神様)の2カ所に分かれていて、その間隔およそ4km。どちらも広大な森の中にあります。
知り合いになった伊勢の人はその混み具合からあそこは伊勢のディズニーランドなんて言ってましたが、この2つの正宮を含めた神宮系列の125社が半島のそこかしこに点在してるので、たしかに伊勢全体で見れば大規模神社テーマパーク?といえるのかもしれません。
※125社一覧についてはコチラ→お伊勢さんクラブ

前置きが長くなりましたが、1日目のコースは外宮と伊勢市街地、宿のある内宮側のおかげ横丁という順で回る予定。
鳥羽港に着いた時刻が朝の9時頃、お店も空いてないし、せっかくなので外宮に向かう前に近くの二見興玉神社の夫婦岩から🚗


二見興玉神社

二見浦海岸沿いに面した場所に二見興玉(ふたみおきたま)神社があります。

駐車場から細い海岸縁を歩くと社殿と夫婦岩が見えてきます。

正面から見る夫婦岩。年に3回縄を新しくするそうで、9月に変えたばかりだそう。岩のうえにある鳥居がかわいい。

11月1日の朔日参りの祭事が行われていて平日にも関わらず斎服の人たちや観光客が多くいました。ということは外宮の混み具合も心配になってきたので、昼前に向かうことにします。

外宮

外宮着。伊勢神宮125社合わせて総面積5,500ha*と書いてあるけど、ざっくりあの黄色いクマの住む100エーカー*の森の奥深くよりも全然規模が大きいことくらいしかわからない。。
注*)5,500ha=5500万㎡ 100エーカー=40万㎡
外宮だけだとどれくらいなんだろうと思って

GoogleMapで正殿がある森だけ測定してみた図。概ね90万㎡といったところ。

何個か鳥居をくぐって入り口を進むと大きな杉の木が出迎えてくれます。境内には他にも御神木クラスの立派な大樹がたくさん。

こちら「亀石」という石橋。そう言われてみれば

豊受大御神を祀る正宮(撮影禁止)に参拝しましたが、唯一神明造りという建築の特性もあって本殿は直接見ることができず、一般人は鳥居+門×4くらい手前までしか行けません。写真のようにかろうじて横からチラっとだけ見れる金色の屋根の建物がそれなんでは?という程度。航空写真で見ないとわかんないかも。

境内に別宮が何個もあり森を散策しながら周ります。案内表示も少なく、奥まった箇所にもひょっこり社殿があったりして秘密の社を見つけるのが攻略ゲームのようで楽しい。こちら細い道の奥の方で出会った大樹。の脇に古い社がありました。石に名前が書いてあったけど削れててわからないし、なんとなく社殿映すのも失礼かなと思い撮影控えときました。

一方で、いたるところ立ち入り禁止の縄が張られてるのがちょっと気になりましたが、この周囲を囲んでいる山々と森自体が本来人が立ち入ってはならない神聖な場所とされているので、所詮人が作った社殿がどうというよりは森全体から神様を感じてねということかと思います。

勾玉池の納舞台

外宮の敷地内には「せんぐう館」という神宮に関する資料館があって正殿の実物大が見れます。職人の作る祭事用の煌びやかな調度品なんかも展示してあって美術館さながら日本古来の神道について大変勉強になりました。

大きい神社あるある?で、木バシバシ叩いている人や長いこと祝詞を唱えている人なんかも来てて、なかなかカオスな側面も垣間見ましたが^^;さすが日本の神様総取締役のいる聖域、大きな森の力で包みこんでくれるとても癒される場所でした。

伊勢うどん

ランチは何軒かピックアップしてたのに外宮周辺の飲食店は水曜休みが多く、車を走らせてしばしドライブ。リサーチをしくじりました。。

なんとかググって外宮エリアからちょっと外れた伊勢うどんのお店を発見。

焼き豚伊勢うどんとやらを注文。豚がとても美味。伊勢うどんは真っ黒いスープとやわらか太麺のうどんが特徴。黒いのにそこまで味濃くない不思議。

明治より伊勢で作られていたエスサイダーというのも頼んでみる。炭酸のお酒は苦手だけど、美味しい炭酸なら飲める^^割と甘くて美味しい。疲れた体に糖分が染みわたります。

伊勢うどんのつたやさん。助かりました。ごちそうさまです。

つたやさんがある場所は「河崎」という古い蔵の建物が川沿いに並んでいる地域。面白そうなので明日また来てみようと思います。

タイムリーに11/9(木)Eテレ ふるカフェ系ハルさんの休日でここの地域が放映されます。

夕方のおかげ横丁

お店が閉まる前に内宮側にあるおかげ横丁へ。横丁は名前の通り一部分で

メイン通りは「おはらい町」といいます。歴史建造物や古民家カフェがたくさんあって嬉しい。もはや住みたい^^

裏手も抜かりなく世界観が素敵。

さんざん電柱広告を見た赤福本店。まんまとステマにやられた人。

赤福とほうじ茶のセット。1セット300円。出来立ての餅やわらかくて美味しい。営業時間が17時までなので間に合ってよかった。

猫さんと遭遇。
白鷹は兵庫県西宮のお酒ですが、全国の蔵元から唯一選ばれた伊勢神宮の御料酒だそうでおはらい町に店舗がありました。明日買おう。

1日目はここまで。2日目は内宮と先ほどの河崎エリア、電車に乗って市街地散策を予定しております。

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