我が家のプロポーズ珍道中〜出発前編〜
我が家の結婚記念日は11/23(祝)。
結婚を決めた当時、11月の頭にプローポーズしてもらって、毎年一緒にお祝いできるように祝日がいいねと話していたんですが、
12/23だとクリスマスと一緒になっちゃいそう(しかも今となっては祝日じゃない)
1/9の成人の日っていうのもなんだか年明け慌ただしい
2/11の建国記念日?私の誕生日の2/5が近いからちょっとなぁ
ということで、「職場結婚だし勤労感謝の日でちょうどいいや!」とバタバタしながら11/23の勤労感謝の日を結婚記念日にしました。
プロポーズから2週間強とかなり強行スケジュールでの入籍だったのですが、そもそもプロポーズに至るまでもとんでもなくすったもんだ。
今回は我が家のプロポーズ旅行記を書こうと思います。
旅行に行こう!
私と夫が付き合い始めたのは、私24歳、夫25歳の初秋。
お金のない20代、とても海外旅行になんていけそうな余裕はなかったのですが、付き合って半年経って同棲を始めたことで少し余裕ができ、私の大好きなハワイに旅行に行くことに。
とはいえ、お金に余裕があるわけではありません。
今はなき格安旅行代理店「てるみくらぶ」で3泊5日フリープランの激安のパッケージツアーを予約しました。
「あ、これプロポーズだわ!」出発前の暴走劇
結婚話なんてそれまで一言もしていなかったし、プロポーズのプの字も出たことがなかったのに、旅行を予約した瞬間からなぜか
「あ、これハワイでプロポーズするやつよね!」
と思い込んだ私。
予約してから出発までの半年の間に、大暴走劇が始まります。
「婚約指輪とかみるっしょ?銀座行こうよ」
旅行まであと5ヶ月のとある週末。
「ハワイ行くならさ、婚約指輪とか見るっしょ!今日暇だし銀座行こう!」
起きて突然宣言する私。
なんの文脈から突然婚約指輪の話が出たのやら、寝ぼけたままきょとんとする旦那。
言われるがままに支度をして、起床から1時間後、気がついたら銀座の歩行者天国に。
「やっぱさープロポーズって言えばブルーボックスだよね!ティファニーこっちこっちー!」
と勝手にティファニーに入る私。
「お、おう?」
と訳もわからずつおてくる旦那。
「石がドーンていういかにもな婚約指輪じゃなくてさー毎日つけてられるようにエタニティタイプがいいと思うんだよねーほら値段も石ドーンより手頃だしさぁ」
と勝手にみて回る私。
「あー、ん?あーそうだね」
ととりあえずついてくる旦那。
そのまま、Cartier、BVLGARI、CHAUMETと、それまで入ったことのないようなハイブランドのショップに、「婚約指輪って口実があると入れるよねぇ」なんて言いながらずんずん入っていく私。
前から気になっていた俄では、「お見積無料ですので」と言われ「おねがいしまーす!」とテーブルについて見積まで。
つい数ヶ月前まで、飲み会で散財しすぎて月末3日間銀行残高40円で水だけ飲んでやり過ごす、なんてことをやっていた旦那。
突然云十万の見積カードを店員さんから説明と共に渡されて夕方の銀座を歩きます。
「ハワイアンジュエリーとかもありだよねー!」
旅行まであと3ヶ月ほどのある日、またしても私の暴走が始まります。
「せっかくハワイ行くならハワイアンジュエリーとかもありかも?なんかさママ知り合いがハワイにいるからジュエリーショップ連れてってくれるように頼んどくわ!!」
と母の友人に、ハワイアンジュエリーが買えるショップを案内してくれるよう依頼。
そう、母の友人に(というか正確には今思うと母の不倫相手)依頼。
当然母を経由して、「婚約指輪が見られる店に連れてってくれ」と依頼したわけです。
一言も
プロポーズするなどと
言っていないのに
この時点で私サイドの家族がざわつき始め、旦那は袋小路に追い込まれていきます。
「空港って免税店あるから見ようよ!」
そんな暴走を繰り返しながら旅行当日。
空港に向かう道すがらでも私の暴走は止まりません。
「空港ってほら、免税店あるからさ、ブランドとか安く買えるしとっとと出国して指輪とか見たらいいよね!」
宣言通りに早々に出国手続きを済ませ、免税エリアのティファニーへ。
「どうぞお試しください」と言われるままに次々指輪をつけていく私。
見守る旦那。
一度ティファニーを離れてちょっとブラブラするもここで異変が起きます。
「時間あるから、もう一回ティファニーでも見る?」
と、旦那。
「え、あーうん、でもさっき見たけど」
と私の方が戸惑う初の展開。
「とりあえずまぁ行ったらいいじゃん」
とティファニーに行き、
「こっちつけてみたら?こっちは?」
とやけに積極的に指輪の試着を勧めてくる。
「こういう方が確かにいいよね〜」と納得顔の旦那。
よくわからないけど、やっと乗り気になってくれたとウキウキの私。
このあと、小腹を満たしつつビールなんか飲んだりするのですが、「トイレ行ってくるねー」と言ったきり20分ほどいなくなる旦那。
指輪をいつ買ったのかは、いまだに教えてくれない
旦那の名誉のために弁解しておくと、旦那もそもそも付き合って一年前後を目処にプロポーズするつもりではいて、ただ、ハワイじゃ英語が話せないのでレストランなんか予約できないしなぁとどうするか思案しているうちに私が暴走を始めたそう。
そして、飛行機に乗った時点では実は指輪は購入済みだったことまでは後に教えてくれました。
ただ、いつどこで買ったのかは「そういうのは夢がないから言わない」といまだに教えてくれません。
私は、トイレに立った20分で買いに行ったと思っているのですが、買っておいた指輪が気に入りそうか気になったから2回ティファニーに行ったんじゃない?と推測する友人もいたりして、いつ買ったのかはいまだに謎に包まれています。
兎にも角にも、この購入済みの指輪により、機内からハワイ旅行の5日間、旦那は振り回され続けることになります。
搭乗後からの珍道中はまた次回に。
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