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相手に尽くすことを辞める。「貢献心」は一旦脇に置いておく。

無意識に自分を低く見積もっている人がやりがちなのは、
とにかく相手に貢献しまくってしまうこと。

「貢献」そのものは素敵なことだけれど、
自分を無闇にすり減らしてまでやる、自己犠牲からの貢献は
残念ながら、ただの「偽善」になってしまうよ。


じゃあなんで世の中では「他者貢献」がより良いとされているか?
それは、「人から貢献してもらえた方が都合がいい立場にいる人」がそう言っていることも、少なくはない。

一方で、貢献することそのものはとても高尚で、純度が高く、いい行動だと思う!


貢献をする時に考えるべきことは、

・自分の状態が整っていること

・互いに依存が一切なく、自立していること

・自分が分けても大丈夫なものを分けること


この3つかなーと、個人的に考えています◎

逆に、こんなに私はやってあげている、時間も気力も使っているのに、相手はまったく意に介さずだわ、、、と、思う時というのは、

整理整頓すると、

・自己犠牲してて自分が整ってない
(本来の自分が、楽しくできる以上のこと、つまり負荷のかかることをしている)

・相手に何かしらの期待を持って、依存している
(「ありがとう」と言わせたい、自分を好きでいてもらいたい、最後まで責任を果たさなければ、、など)

・自分が本当は分けるほど持っていないものを無理に分けている
(お金がないのにお金を分けている、時間を有効活用したいのに時間を割いている、共感が苦手なのに相手のためと共感をしているなど)

といった状態になっていることが考えられます。

そんな状態で相手に貢献し続けたらどうなるか?

たとえば恋愛で例えると、
相手に尽しすぎる女性って、ダメンズウォーカーやダメンズメーカーになっていませんか?

そう、その状態になってしまうのです…!

自分が尽くせば尽くすほど、
自分もすり減るし、相手もどんどんダメになる。
悪循環でしかない、、、



けれど、「貢献心が強い人」はきっと、
やるべきことをしっかり果たそう、という意思が強く、
懐が深くて他者に思いやりがあり
相手に愛情をかけられる人。

だからこそ、「貢献しよう」と思うのだと思います。

けれど、

毎日なんとなく疲れてたり、
こんなに頑張ってるのにアイツは感謝どころか失礼なことばかり、、
毎日なんとなくイライラする、、、

そんなふうに思うなら、

「貢献」を一度、潔く辞めてみる。

一旦「貢献」を辞めて、

・まず自分の心身の状態を整える。

心が疲れてるなら、好きなことを好きな時に思いつくままにやる時間をとりましょう。
身体が疲れてるなら、ウォーキングやジョギング、ヨガや、その他自分の好きなもので身体を動かしてほぐしていきましょう

・相手と自分は、独立した別の個体だと考える。

相手はあなたの身体や意思の一部ではないので、それはそのままでよくて、ほったらかしてても結局は完璧なのです。
もし相手が自分の言う通りにしてくれないと困る、と思うなら、
それはあなた自身の恐れやエゴかもしれないから、ていねいに向き合ってあげるのもいいかも。

https://note.com/marina_cross/n/n2171bf6a92a4

・自分にとっての、分けても減らないものが何か考える

お金持ちの人は、お金をいくら分けてもいいかもしれないし、
不動産をたくさん持っている人なら一部屋を誰かに貸してもいいかもしれないし、

人の話を聞くのが得意な人は、誰かの話を聞いてあげたらいいと思うし、
人前で話したり歌ったりするのが得意なら、人前でのパフォーマンスで見る人を勇気づけたらいいかも!

知識を教えることが得意なら、それを提供していけばいいし、
身体を動かすのが得意なら、スポーツ大会に出るもよし、身体の動かし方を誰かに教えるもよし♪


大切なのは、
何なら「自分にとっては」減らないものか、ということ。
やっていると楽しくて、いくらでもできちゃう!というもの。

「自分にとっては」なので、人とは違うものなこともある。
だから世間一般の「◯◯しましょう」に流されないこともコツのひとつ。

ついつい誰かに何かしてあげたい、と考えてしまう人や、普段仕事で、人に対してサービスを直接提供している人は、

ついつい貢献が行きすぎて「偽善」になってないか、
その自分の疲れやイライラを相手が悪いとすげ替えてしまってないか、

定期的なチェックが大切ですね。

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