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哲学対話と心理的安全性

私がつくる居場所に取り入れたいもののひとつ

哲学対話

ここに対する私の思いを…

哲学対話とは

まずはじめに哲学対話ってなに?って方へ

哲学的な問いに対して
参加者同士の対話を通して考える活動。

普段当たり前だと思っていることや
あまり深く考えていないことを改めて問い、
自分なりに考えたり、人の考えを聞いたりする。

結論を出すことを目指すのではなく、
考えが変わったり
むしろ分からなくなったりすることも楽しむ。

たぶん説明聞くよりも経験してみた方が早い。
(説明諦めた)

私にとっての哲学、哲学対話

「哲学」と聞くと、難しそうとか、
なんか昔のえらい人が言ってたこと
みたいなイメージだった。

大学で受けた哲学の授業では、
まさにそういう誰かの思想とかで
いちいち〇〇主義って名前が付いていて
テストのために覚えるのがめんどくさかった。

哲学を初めて面白いと感じたのは
サークルでの勉強会の時だった。

私が所属していたのは
近くの中学校で放課後の学習ボランティアをするサークルで
月1回勉強会を開催していた。

内容は、中学校の教科の学習だったり、
自身の研究関心についての発表だったりした。

その中で、哲学オタクな先輩が開催した回。

テーマはもちろん哲学。

だけど、「哲学する」という言い方をしていた。

内容はあまり覚えていないけど
とにかくそのときはおもしろかった。

哲学に対する私の見方が変わったきっかけだった。

哲学って
物事の本質をとらえようとする考え方で

自分ってなんだろう?
愛ってなんだろう?
生きるってどういうことだろう?

といった
哲学的問いに対して考える(=哲学する)ことは
誰にでもできる。

そして、私は
自分で考えて
自分で納得できるところにたどり着こう
とする営みが
好きであることに気づいた。

「哲学対話」に出会ったのはもっと後で、
これから一緒に哲学対話を開催していくこの人からの影響。

哲学対話を広めたい理由

①安心できる場をつくりたい

哲学対話には、以下のようなルールがある。

何を言ってもいい。
人の言ったことを否定しない。
聞いているだけでもいい。
自身の経験に基づいて話す。
話がまとまらなくてもいい。
意見が変わってもいい。
分からなくなってもいい。

このルールが安心して話せる環境を作っている。

もちろんこれだけではなく
ファシリテーターの技量や参加者の温度感によるところもあるが
このルールを基本にして安心して話せる場を作りたい。

また、初めて会った人でも
哲学対話を通して交流することで
相手のことを知っている安心感も生まれる。

そのために、
安心して過ごせる居場所に哲学対話を取り入れたい。

②自分について知る

哲学対話の「問い」は
普段の生活の中ではあまり深く考えないことも多い。

そんな「問い」にあえて向き合い、
他者との対話を通して深める時間をつくることで
自分について知るきっかけになる。

対話は、
他者との共有のためだけでなく
自分を知るためのツールでもある。

人から聞いた知識ではなく、
自分の経験に基づいて話すということも
自分について知ることに繋がる。

③話す力、聴く力

私のように自分の考えを話すことが苦手な人には
ぜひ挑戦してもらいたい。

はじめはうまく言葉にできなくても
他の人の話を聞いて共感したり、
思いついた単語を並べたりしていくうちに
だんだん慣れてくる。

普段から生活や言葉、価値観を
共有していない他者と対話をするのは難しい。

聴く方も同じで
話している言葉だけでなく
表情や様々な背景を想像しながら
心で聴くイメージ。

同じメンバーで何度もやるのも
少しずつ関係性が構築できたり
新たな発見があったりして面白いが、

初めましての人との哲学対話は
話す力、聴く力の訓練にもなる。

④自分の生き方について自分で考えられるようになる

最後はここに繋がってほしい。

正解のわからない人生。
先の読めない社会。

そんな中で
これから大人になって生きていく子どもたち。

言われたことに従っていても
誰も自分の人生の責任を取ってくれない。

自分がどうしたいのか。

自分はどう生きたいのか。

それを考える機会をたくさんつくりたいし、
夢や希望を堂々と表現できるようになってほしい。

そのためにも身近な小さな問いから
自分の考えを持ち、表現することを習慣化できたら
強いんじゃないかな。

今後ますます必要とされるだろう力が
哲学対話を通して楽しみながら身につけられたらいい。


ということで、

今後イベント的に少しずつ
「哲学対話」
開催していきます!

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