アラサーのアンサーソング

お久しぶりです。まりのin Finlandの中の人・まりのです。

まりの in Finland の最終更新から3年近くたった。
ここで、久しぶりに、この日記を動かしてみようと思う。
というか、ずっと更新を再開したいと思っていたけど、
仕事やそのほか現実にまみれてなかなか踏ん切りがつかなかった。

何より、日本本帰国後に抱えていたもやもやを言語化するのに時間がかかってしまった。

その他いろんなタイミングが重なって「今だ!」と思ったので、
(何が重なったのかはおいおい話すとして)
もうフィンランドにはいないけど
「まりの in Finland」を今再び動かすことにした。

本帰国後の今を綴ったマガジンのタイトルは、
「アラサーのアンサーソング」
この日記が収録されているマガジンのリード文を見ながら、
今回は「アラサーのアンサーソング」が目指すところを解説していきたい。

アラサーのアンサーソング

リード文は下記の通り。

「修士号つきの何もない人」のその後。裏テーマは禁酒日記。フィンランドは時々しかでてきません。歌も歌いません。アンサーソングとは概念です。 自分のことを「修士号つきの何もない人」と呼んでいたけど、実は「何もない人」ではなかったのです。きっと。

一つずつ見ていこうと思う。

「修士号つきの何もない人」のその後

私は自分のことを「修士号付きの何もない人」と呼んでいた。

そんな私が修士課程を修了して、日本に帰国して、
社会人になってからは今度の3月で4年目になる。

そんな「修士号付きの何もない人」がその後どんな社会人生活を過ごして、
今どんなことを考えているのか?

それがこの日記の主なテーマとなる。

裏テーマは禁酒日記

この日記には裏テーマがあって、それが
「禁酒日記」

修士課程在学時にはまったく飲まなかったのに、
今では「まりのは飲む人」認証を各所でされている。

大人になってからの悩みやストレスは大概、自分ではどうにもならない部分で起こることばかりで、
「どうにもならないこと」を洗い流すにはお酒がうってつけなのだ。
そう思い込んでいた。

ところが…お酒のせいもあり、
私は今、まりの史上最大にでぶなのである。

禁酒を決断した理由はあと2つあるのだが、またいずれ話すとして。
一応は「一年前の健康診断時の体重に戻るまで」禁酒することをここに誓う。

フィンランドは時々しか出てきません

そんなテーマなので、恐らくフィンランドは時々しか出てこないと思う。
フィンランド語についてもほとんど出てこないだろう。

3年も歳月が過ぎると人は変わるのである。

ただ、時々は必ず出てくるので、その時は、
フィンランドでの経験と今の生活のつながりを皆さんに感じてほしい。

歌も歌いません

この日記では歌は歌わない。
だが、私が友人とごはんにいったあと彼らを道連れにしてオールする先がカラオケであることは多い…。一人カラオケも好き。

私に付き合わされている友人たちには本当に申し訳なく思っている。

アンサーソングとは概念です

2000年初期に10代だった私にとって、「アンサーソング」は、
青山テルマさんしかり、とても身近なものであった。

ただこの日記では「アンサーソング」を通して2000年代初頭を懐かしむことはない。
昔書いた私の日記に対する「アンサー」をなるべくしていこうという意味「アンサーソング」という言葉をタイトルに入れたのである。

そういうわけで、この日記でのアンサーソングとは「概念」であり、
繰り返しになるが、私が歌うことはまずない。

自分のことを「修士号つきの何もない人」と呼んでいたけど、実は「何もない人」ではなかったのです。きっと。

冒頭でも述べた通り、かつて私は自分のことを「修士号付きの何もない人」と呼んでいた。

そうやって自分のことを自虐する一方で、私はこう思ってもいた。

「私って本当に修士号付きの何もない人だったんだろうか」

そして、こうも思ったのだ。

「修士号の意味は、自分で見出すしかないのではないか」

修士号、ないし修士課程や交換留学での合計3年弱の経験に意味を見出すには、私はもっと長い人生を生きたほうがいいのかもしれない。

きっと修士課程を目指した意味が自分の中にあるのだと信じて、
その意味を探していく、「長い人生」の一部を切り取って、
この日記を綴っていきたいと思っている。

というわけで、まりのin Finlandが3年ぶりに再始動します。

しばしお付き合いください。そして、どうぞお手柔らかに…。
よろしくお願いいたします。


そんな、皆様からサポートをいただけるような文章は一つも書いておりませんでして…