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2020年の幕開けだ!

あけましておめでとうございます!

本年もどうぞ麻利央書店と高島麻利央を
よろしくお願いいたします!!

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2020年になる直前、私は恵比寿に向かっていた。年越しを実家で過ごさないのはいつ振りだろう。しかも東京の繁華街に、あの恵比寿に大晦日に行くなんて。

しかし友人が指定した店は、恵比寿とは思えないものすごく静かな町の中の、角っこにポツリとあった。恵比寿でもこんな場所あるんだーなんて、関東歴1年半の私にとっては驚きであった。よく考えたら大晦日だし、恵比寿だって渋谷だって、静かなエリアはいくらでもあるだろうよ。店に入ってすぐ目に入って来たのは、陽気なコロンビア人とアメリカ人と関西人に囲まれたというか捕らわれた友人。彼女は小柄だからその姿はほとんど見えなかったけど。マスターもコロンビア人と言うことで国際色豊かなお店で、気がついたらサルサなんて踊っちゃっていた。その陽気な雰囲気のまま、あっという間に年越しの瞬間は訪れた。

3・2・1・・・・

HAPPY NEW YEAR !! 


発音のいい新年の挨拶が響き渡った。ここからが楽しい新年の夜になるはずである。が、私たちは向かう場所がある。渋谷から新宿へ向かい、そこから京王線へ。

2020年1月1日0:50発
京王ライナー迎春1号にて、高尾山へ向かう!

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軽く寝ていたらあっという間に高尾山口駅。新年から多くの人で賑わっていた。

大晦日は夜間、1号路しか登ることはできない。高尾山には今まで3回登っているけど、1号路は(舗装された道路でつまらないからw)通ったことがなかった。そして、舐めていた。その気持ちを見透かされていたのか、初っ端から急勾配が襲ってきた。どこからやってきたのか高校生くらいの若者達がワーキャー叫びながら登って行くのを見て、「若い」とシンプルに思いながらコッチは何も叫んでないのに息が上がっていくのが切なかった。友人と声を掛け合いながら登ること1時間ほど・・・

薬王院・奥の院に到着。時刻は午前3時過ぎ。そこで私たちに悲報が届く。

\\入山規制しております。頂上に行くことは出来ません//

要所要所で、警察や警備の方がガッチリとバリケードしていた。どこも抜け道はなかった。高尾山頂上での初日の出は諦めざるを得なくなった。そして日の出までは4時間もある・・・まず初詣を。天狗様に見守られながら、2020年の開運厄除をお参りした。

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それから甘酒を飲みながら、温かいものを食べるために少し下山。高尾山スミカにて、年越しそばからの年明けそばを食べる。幸せだ。寒さのお陰で美味さ100倍。

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再び薬王院に戻り、良さげな日の出スポットを陣取る。そこからは時間との戦い。寒さとの我慢比べ。隣では若者が人狼ゲームをして盛り上がっている。この世界は若者がすべて。若さとは強さである。こちとら、寝たら死ぬぞ、の心意気で戦っているというのに。友人と肩を寄せ合い、励まし合いながら、その時を待つ。

あと2時間・・・1時間・・・30分・・・10分・・・

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日の出予定時刻の6時51分を過ぎ、辺りは明るくなってきたが、地上から伸びる壁のような厚い雲が太陽を遮っているため、その姿は拝めない。だが、空は徐々に明るくなり、陽に照らされた雲が炎のように燃え始めた。

そして待ちに待った瞬間が訪れる。雲の上部から目が痛いほどの明るさで初日の出がチラリと姿を現した。待ちわびた人々の手が次々に伸びて、2020年の初日の出を写真に収めようとしている。私も負けじと手を伸ばし、撮影する。まるで天に導かれているようだ。そうしている内に太陽の形は半分になり、全ての姿が見える頃にはもう目を開けていられないくらいの光の強さ。元旦の朝日の力で、次第に寝ぼけていた頭が目覚め、固まっていた身体が解けていった。

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山頂での初日の出は叶わなかったが、苦労と我慢の向こう側にある、明るい一年の幕開けを果たすことができた。2020年もきっと楽しいことばかりじゃない。だけど初日の出登山のように、苦しい中でも楽しさを見つけ、我慢しながらでも希望を持ち続けることで、明るい一歩を踏み出すことができるのだ。そう教えてもらったような気がした。

今年の目標ってやつは、時間をかけてゆっくり考えるとしよう。

→→GO!→→→→GOGO!→→→→→2020→→→→→

というわけで、無事に明けましたね。

2020年、どうぞよろしくお願いいたします!

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