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本棚って恥ずかしい

今月もハッシュタグ企画に参加します。
読書の秋と言うことで、10月のテーマは

#私の本棚

私は本を読む。
数は多いと言えるレベルではないと思う。

自分の本棚を眺めて思うのは、
私の本選びにはある特徴があると言うこと。

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①同じ時期に同じ作家さんばかり読む
「○○(作家)読書月間」
と勝手に決めて、その作家さんばかり読む時期がある。
これまで訪れた自分内ブームは
百田尚樹、伊坂幸太郎 、道尾秀介、池井戸潤、三島由紀夫、東野圭吾など。
しかし名前を見てもらって分かるように、メジャーな作家さんばかり。
もともとミーハーなので、本屋さんに行くと、
気付けばピックアップされて(売れて)いる本を手に取っている。
そして、手に取った本が面白かったら、他の作品も手を伸ばすことになる。
そう、洋服を買いに行ったらマネキンが着ているのを買うタイプなのだ。

【売れている作家→面白い→他の作品も買う→面白い→また買う】
というループに入るので、読む作家が偏るのである。

要するに、本屋の店員さんの手で踊らされている消費者なのである。


②女性作家ばかり読む
自分内ブームはあるもの、その対象は女性が多く、期間も長い。
「どの作家さんが好きですか?」と聞かれたとしたら、
私はこの2人を挙げる。
「三浦しをん、原田マハ、かな」
女性作家の作品はやはり女性を主人公にしたものが多く、
感情移入もしやすいし、気のせいかもしれないが読みやすい。
これも気のせいだと思うが、
読みたい(勉強したい)と思ったテーマの本を
この方々は書いて下さっていることが多い。

箱根駅伝→「風が強く吹いている」三浦しをん
パリ→「ロマンシエ」原田マハ

実は三浦しをんさんの本はそんなにたくさん読んでいない。
だけど1冊のパンチが強すぎる。
「風が強く吹いている」は最低でも3回は読んだ。
今でも読みたいと思う大好きな本だ。

原田マハさんは元々キュレーターをされていて
作品の多くに国内・海外の美術館や絵画が出てくるので
アート&海外が好きな私にとってはヨダレもんである。
そしてパリに住む友人とお友達ということで
いつか出会えるのではないかと信じている。

他にも、吉本ばなな、有川浩、宮部みゆき、湊かなえの作品も
ブームが訪れ、本屋レベルで並べられるくらいはある。

ばななさんの作品はライトに読めるから好き、
有川浩さんのストーリーセラーは号泣した、
宮部みゆきさんのクロスファイアには切なくて胸が苦しくなった、
湊かなえさんのは先を読みたくないのに読んでしまう怖さがある、
それぞれに色があって(作品によっても)いいよね。

まぁ男性でも、女性としてめっちゃ共感できる作品もあるし
どっちの気持ちも書いてこそ、作家たるものだと思うが
私の偏り方で言うと、女性の本が共感できるのが事実。


③オムニバスばかり読む
私は同じ本を長い時間読んでいたくなくて、
まず、1冊完結ものを選ぶ傾向が強く、続き物が苦手である。
その中でも、オムニバスになっているともっと嬉しい。
それは同じ作家であっても、違う作家であってもいい。

私がこれという本を見つけられなかったときに買うのは、
色んな作家の作品が入ったオムニバスの本。
新潮社「Story Seller」はとても良かったので全シリーズ持っている。
私の好きな作家も多いし、他の方も間違いなく面白い。
そこから道尾秀介さんや本多孝好さんも読みだした。

オムニバスは電車などでもパッと読めるし、
ズルズルと夜更かししてまで読まずに済む。
私は面白かったら朝まででも意地で最後まで読んでしまう。
だからそれを避けるためにも、オムニバスは持ってこいなのだ。

最近読んだオムニバスお勧めは「不連続の世界」恩田陸

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この3つのポイントを書きながら、
本の選び方や、選んでいる本の傾向を見ると、
好き嫌いがハッキリ、波がある、狭く深く、短気、など
自分の性格分析が出来るような気がしている。

だから #私の本棚 を人目にさらすことは、
自分の内面をさらしているようで
実は非常に恥ずかしいことだと感じている。

とは言え、これからも私は女性作家の作品を中心に
マイブームの作家を間に挟みながら、
本を読んでいくのだろう。

そしていつか、
自分の本が、自分の本棚に並ぶことを夢見て
またコツコツと文章を書いていくのだろう。


※たまに文章の兼ね合いで尊敬する作家の皆様の
 敬称を略しております。ここにお詫びいたします。

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