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女性の年齢問題について


「何歳に見える?」

 女性からのこの問いに戦々恐々と、または、ほとほと嫌気が差している男性は多いことだろう。しかしいつの時代もこの手の話は巷に溢れている。溢れに溢れて地面がびちゃびちゃになっていてもまだ、止まることない様子だ。

 また、質問されないにしても、
「私、けっこう行ってますよ、○○(歳)ですもん」
「今年で○○歳です」
などと言う、年齢報告に対してのリアクションと言うのは、異性だけでなく同性であっても難しいものがある。

 加えて、年齢の「カテゴリー分け」にも危険が孕んでいる。

 先日こんなことがあった。
 知人男性と話をしていた時のこと。男性は自分が39歳だと言うので、私は今34歳だが学年的には35歳なので、とりあえず「同世代ですね」と返事した。
 それからしばらくした別の日。
また年齢の話になって、その男性に、私は「34歳」だと言うと驚き、「38歳」だと思っていたと言うのだ。さすがに38歳はショックだった。若く見えるなぁと思ってたんだ、と男性は言ったが当たり前だ。私は34なのだ。
 『同世代』というカテゴリーの認識の違いと、ちょっとした気遣いが裏目に出てしまったのだ。

 私は自分の年齢を言うのは嫌でもなければ、若く見られたいという気持ちも”あまり”ない。
 しかし、この”あまり”が厄介である。

 見た目から若い年齢を言われれば(20代後半に見えました!とか)それ相応に嬉しいがお世辞だろうと勘繰るし、上の年齢を言われれば(せめて年相応の若さに見えるように)もう少し頑張らねばと思ってしまう。ずばり年齢を当てられたからと言って飛び跳ねるほどハッピーになるわけでもない。むしろ、「う…うん。」って反応しか出ない。

 とにかくどんな答えをもってしても、万人が喜ぶ年齢を言い当てるのは難しいわけだが、私は今回の出来事から絶妙な答えを見出したように感じている。

 それは、4歳下を言う、ことである。

 たとえば、相手が30歳だとしたら26歳を、41歳だったら37歳を、と言った風に。また、年齢を当てざるを得ないシチュエーションになったのならば、自分が思う年齢よりも4つ下を回答するのである。 

 5歳以上若い年齢を言うとお世辞感が強くなるし、かといって正直に言うのも面白くない。まぁ「何歳に見える?」なんて質問をしてくる女性は、自分が若く見られたいと思っているわけだから、いくつでも若く言ってあげれば害はないのだろうが、それも色気がないというものだろう。
 従って私はこの「4歳下がベスト」説を提唱したい。

 と言うわけで今後私のことは「30歳に見えます」って言ってください。
もし皆さんがどこかで実践して下さったとしたら、是非その反応を報告頂けますと幸いです。

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