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【2021/4/20】意外な人物

今日は週に一度のお楽しみ『大豆田とわ子と三人の元夫』の日。大好きな坂元裕二さん脚本で、さらに大好きな作品「カルテット」から松たか子さんと松田龍平さんが出てて、これまた大好きな東京03の角田さんが出てて、最高過ぎるシチュエーション。

で、今回は岡田将生さん演じる3番目の夫・慎森の回(とわ子と慎森のなれそめと結婚生活を振り返る)。離婚した現在は「めんどくせー奴」に成り下がっているけれど、結婚している間は理屈っぽい慎森が子供っぽくてとっても可愛らしいし、二人の仲はとても良かった。だからなんで離婚したのかっていうところまでは書かれていない。慎森は今でもとわ子に未練たっぷりで、でも変わろうとしていた姿がまた微笑ましかった。

他の元夫たちにもそれぞれ動きがありながらも、やっぱりとわ子を気にかけていて、なんとなくライバル意識があって面白い。4人揃うシーンなんてもう集団コント状態で、みんな好き放題やっているんじゃないかとさえ思えてくる。根底にある坂元ワールドがそうさせているのだけど。

あーその表現したい!
あーそんなの書きたい!
うまいうまい!おもしろい!

とか思いながら自分の書いている脚本に目を向けてみた。つまんねー。自己嫌悪。それでも書かなきゃならない。書きながら面白くしていくしかねー。

今なんとなくぼーーんやりと当て書いてみたりしているのだけど、自分の中で、意外な人物のキャラクターがポンっと浮かんできて、こういうセリフ言わせてみたら面白そうだとか、ちょっと無理させてみたら変わるかもとか、ペン(実際には指)が進んでいる。

仲が良いからとか、その人のことを良く知っているから、とかは当て書きにはあんまり関係ないのだなぁと思った。だから「イメージを湧かせられる」というのは役者にとってとても重要な要素だと思った。それは芝居が上手い下手ではない。雰囲気なのかオーラなのかビジュアルなのか、正解は分からないけれど「こういう役をやらせてみたい」と思わせる何かを手に入れないといけないのかもしれない。まぁ書いている本の内容やジャンルにも依るとは思うけど。

とは言えまだ全然書けていない。

坂元裕二になりたい。

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