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社会距離拡大戦略実施中


「なんかの映画のタイトル?」

「新しく出来る難しい法案?」

「どこかの紛争地で行われている攻撃の方法?」


・・・なんて思いそうな字面だけど、なんてことはない。

ソーシャルディスタンスのこと。

Googleでソーシャルディスタンスを調べたらWikipediaが教えてくれた。

最近は少しずつ外出する機会も増えて、スーパー以外のお店に行けるようになった。今日は歯医者へ定期健診に行った。2月の終わりに虫歯の治療が全て済んで、5月に定期健診に行く予定が延びていたからだ。歯医者はかつて暮らしていたエリアである武蔵小杉。たった4ヶ月前なのに、小さい頃に住んでいた街に帰って来たような懐古感があった。駅直結のショッピングビルに入っているお店も結構変わっていた。

わたしは何か予定があって外出するときは必ずカフェを付帯させる。昨日も渋谷へ行った帰りにカフェに寄ったが、今日もカフェに寄った。なぜならばその予定だけで帰るのがもったいないと思う、もったいないオバケだからだ。歯医者の前にカフェ。そしてそのカフェで何かの作業をする。本を読む、ゲームをする、脚本を書く、アイデアを考える、ゲームをする、など。作業の合間にゲームを挟んでしまう自分を疎ましく思いながらも、いくつか広がりそうなアイデアが浮かんだ。形になるといいのだが。

今日はとても作業がしやすかった。

それはきっと社会距離拡大戦略のおかげ。そうつまりソーシャルディスタンス。お店は普段なら座れる席を潰して、客同士のスペースを開けるようにしてくれている。そのおかげでひとりひとりのスペースはとっても広くなる。机にパソコン、ノート、本、ペン、スマホ、などを広げていてもなんら邪魔にならない。隣に座っている人に自分がやっている作業を横見されることもない。家だとそんな広い机はないし、なにかしら散らかってしまう。かつてだと、せっかくカフェへ行っても大都会東京とても人が多いため座席がキチキチなことが多く、なんだか集中できない。カフェに至っては現状、ソーシャルディスタンスありがとう、なのである。お店側からすると客にたくさん入ってもらった方がいいとは思うのだけど、その分ひとつ多く注文するから、今のところは許してほしい。

ソーシャルディスタンスは感染予防だけではなく、人と人の関係性においても重要なのかもしれない。そもそもが、わたしは距離感を大切にするタイプなので、人と近づきすぎず離れすぎずで生きていきたいと思っている。もちろん人恋しいことだってあるが、ひとりの時間は苦にならないし、どっちかというと楽しめる。直接会わなくとも、オンライン飲み会で全然問題ない。ある意味ドライなのかもしれないが、自粛生活向きな性格だったというわけだ。

人との距離感を表す言葉で「パーソナルスペース」というのがあったことを思い出した。

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① 密接距離 0cm~45cm
 身体に容易に触れることが出来る距離
 ご家族や恋人など、親しい人がこの距離にいることは許されるが、
 それ以外の人がこの距離に近づくと不快を感じる。

② 固体距離 45cm~120cm
 二人が共に手を伸ばせば相手に届く距離
 仲のいいお友達などとの会話では、
 このくらいの距離まで近づいても大丈夫。

③ 社会距離 120cm~350cm
 身体に触れることは出来ない距離
 相手に失礼が無いように、声は届くが、
 手を伸ばしても相手に触れることができない距離。

④ 公衆距離 350cm以上
 講演会や公式な場で、話す側と聞く側との間に必要とされる距離。
 話す側が、聞く側の表情を確認しながら話せる距離。

引用:https://kurashinista.jp/articles/detail/33893

ソーシャルディスタンス(2m以上)は③の距離に該当する。「社会距離」と表現されていて、なるほどと思った。説明では「声は届くが、身体に触れることは出来ない距離」とあり、想像してみると、あまり知らない人や近づいてほしくない人、生理的に無理な人との距離感かなぁという感覚。それが「上司ゾーン」と表現されているから、納得というか悲しいというか笑えると言うか。上司にも種類がいろいろあるし、そもそも上司という概念が昔とは変わってきている気もするけど。

わたしにとって有意義なパーソナルスペースを生かして、できるかぎりのことをやっていきたいと思ったと同時に、親密ゾーンで接することができる世の中に早く戻ってほしいとも思っている。

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