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深遠なる心の旅


ある人の壮絶で壮大な
一生をかけた
一つの旅のような
心のお話を聴かせてもらった



生まれた時から漠然と抱いていた
不安や苦しみや恐れ




そこから来るさまざまな現実の歪み

そのあまりの苦しさに


死の方がよほど穏やかで
助けのように感じられ



いつでも死ねるならば
もう少し生きてみよう



そんな風に「死」が
支えになるくらいの壮絶な日々




だけどその人は耐え抜いた




精神が壊れてしまいそうな
ギリギリのところで
苦しみ続けながらも


自身が持っていた
心に対する探究心だけは失わず


さまざまな方法を模索し試していった




それはまるで長い闘いのようで


危険な状態に陥いりながら
それでも諦めず



苦しみながらも
良き方を求めるように探求し続けた



その苦しみは


今もすべては
癒えてはいないのかもしれない



それでも

全てを受け入れたような穏やかな佇まいで
自分の周りにあるものに
日々幸せを感じられる




そんな状態で今
その人が存在していること


そしてその人が辿ってきた道のり



その全てが奇跡だと思う




崖っぷちギリギリを歩きながら
いつ足を踏み外し
谷底に落ちておかしくない状況で



それでも挑戦をやめず、苦しさと闘い



そして今ここにいる





その奇跡のような心のあり方に

人の心の深淵さと
人の心の逞しさを感じた



そして


そんなお話を聴いて 



人の心は複雑で
とても簡単には語れない

予想通りには変化するほど
単純ではない




改めてそう思い知らされた






だけど、同時にこうも思う



例え、そんなのはきれい事だと言われても




人の心や命は
良き方に行こうとしていると







そして自分の中に
確信として感じる感覚






全ての人は

何時でも

どんな人も

絶対的に等しく





「受け入れられている」ということ





どんな人も

例え絶望や苦しみの中にいる時でさえ





淡々と静かに美しく
ただそこにあり


全てを受け入れ続けるものがあることを





やがて心を覆う苦しみが薄れ
心が緩み
広く見渡せる余裕が生まれた時



いつもそういうものに包まれたていた



それに気づくのかもしれない




だけど苦しさに覆われて
それが感じられなくなっているその間


いつでも温かく美しいものに守られていること


そのことを少しでも伝えられたら



そのために少しでも
自分の存在を使えたら



人の心の深淵さに触れ
逞しさに触れ


そんな祈りのような感情を抱いた



悲しみも苦しみも
大切なあなた自身で


そのすべてが受け入れられていること



だから大丈夫だということ




そのことが届くように



どうか少しでも届くように




それを形にできるその日まで


ただそれを願い


祈りを込めて、まっすぐに

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