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事業に失敗するコツ12カ条

本日は、割と有名な『事業に失敗するコツ12カ条』という格言を考えてみます。

事業に失敗するコツ12カ条

事業に失敗するコツ12カ条をネットで検索すると、多くのサイトがヒットします。引用元を明かさずに書いておられる方もいますが、オリジナルは、東京都大田区を本拠とする「おべんとうの玉子屋」会長、菅原勇継氏であると言及されて引用されておられる方もいます。

そのままを一言一句抜粋せず、少し私流にアレンジして引用させていただきます。

① 旧来の方法が一番良いと信じる
② もちは餅屋だと自惚れている
③ 暇がないといって本を読まない
④ どうにかなると考えている
⑤ 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折る
⑥ 良いものは黙っていても売れると安心している
⑦ 高い給料は出せないといって人を安く使う
⑧ 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をする
⑨ 機械は高いと云って人を使う
⑩ お客は我がまま過ぎると考える
⑪ 商売人に人情は禁物だと考える
⑫ そんなことはできないと改善しない

事業に失敗するコツ 12カ条

敗因には規則性がある

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし

松浦静山(1760-1841) 平戸藩主

ということばがあります。故野村克也氏が使って、有名になりました。何かに取り組んだ際、勝ち(成功)に繋がった要因は無数にあります。環境や偶然や運に左右されるケースも多く、セオリー化するのは難しいものがあります。一方で、負け(失敗)の場合は、「それをやったら確実にダメ!」というものが決まっていて、俯瞰して振り返ると、失敗はその罠にはまっているケースが多いようです。

つまり、負けの要因の中にこそ本質が潜んでおり、学べることがより多いという風に考えられそうです。成功事例を研究してエッセンスを模倣することも大事ですが、失敗を呼び寄せる共通因子を学んで、それらを慎重に避けるように行動するのが痛手を負わないコツだと思います。従って、この「事業に失敗するコツ12カ条」は、非常に価値が高いと思います。

中でも刺さったのは…

どれも大切で示唆に富んだ至言ですが、とりわけ、自分の最近の生活習慣を反省したのは、

暇がないといって本を読まない

でした。これは、最近偶然目にした動画で、メンタリストDaiGoさんが言っていたこととも重なりました。常に、最新の知識を貪欲に求め、自分をアップデートし続ける努力が大切である、ということだと思います。過去の蓄積にはあまり意味がなくて、大切なのは現在も読書をしているかどうかということ。絶えず別の考え方を採り入れて、常に上書き、上書きを繰り返していくことで、脳や行動が活性化されていく、というのは肌感覚的にも正しいと感じています。

私の日常は、基本的に暇なのに思ったほど本を読めていません。本を読むことに時間を使いたいと思いながら、腰を据えた読書ができていません。もう深夜ですが、今から少し本の時間を楽しんでから寝たいと思います。

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