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デュアラーを考える

二日休んでようやく身体に蓄積していた疲れが取れたせいか、感情の起伏が少なくなってきました。心がニュートラルの状態に戻ってきて、平穏なのは良い兆候です。心が平穏だと、強く意識していなくても刺激が入り易い状態になります。こういう時は、意欲的に知的好奇心をそそられることに触れたい時です。

前置きが長くなりましたが、今日はちょっと気になっている"デュアラー" という生活スタイルを考えてみたいと思います。

デュアラーとは?

デュアラーとは、都会と田舎のデュアルライフ(二拠点居住生活)を楽しむ人たちをさすことばです。割と新しいことばなので、Wikipediaにも記載はありませんでした。

リクルートホールディングスが発表した「2019年トレンド予測」に選ばれ、注目されはじめているライフスタイルになっています。デュアラーの詳細を説明することは、本noteを書く目的ではないので、添付の記事に譲ります。

デュアラーは日本に定着するか?

新しいトレンドといっても、二拠点居住生活は、特段新しい概念ではありません。世界的には、富裕層やアッパーミドルクラスでは当たり前に普及している生活形態です。大前研一さんも著書の中で、日本人もこういった柔軟な発想をすべし、と提案していたと記憶します。私の憧れる本田直之さんも、ハワイ以外に複数の生活拠点を持って仕事をしています。

私が昔住んでいたミシガン州デトロイトエリアは、春〜夏〜秋の気候は本当に素晴らしいものの、冬は寒さが厳しい地域です。富裕層の中には、いい季節は慣れ親しんだミシガン生活を楽しみ、冬の3〜4ヶ月はフロリダの避暑地で過ごす人たちが一杯いました。現役をリタイアした後はそういう生活を送るのが理想だと言っている人も多かったです。

日本でも、働き方改革が進むと、普段働き過ぎて疲れきってしまい、私生活を省みる余裕のない状態だった人達も目覚めるようになるでしょう。最近の30代、40代のダブルインカム家庭を中心に、都会生活の利便さも、田舎生活の平穏さも両方満喫するデュアラー生活は普及すると思います。

デュアラー予備軍

私も一箇所に居住するより、複数の生活拠点を持ち、その時の気分で転々とする生活に憧れています。都会にも、田舎にもそれぞれメリット、デメリットがあるので、適度にスイッチしていけば、いい気分転換にもなるでしょう。

会社勤めをしている私のような立場の人は、平日は場所を拘束されてしまいますが、仕事する場所を選ばないフリーランサーであれば、自分の興味がある場所や、面白い人間達の集まる場所を転々とするのも、刺激的なライフスタイルだと思います。住む場所、付き合う場所、働く場所を変えることで、自分でも知らない世界が広がるかもしれません。

今日は、山梨県の清里まで家族旅行でやって来ましたが、久々に車を運転できて、かなり楽しかったです。私は移動することが好きなので、毎週末、ラジオを聴きながら車を運転したり、景色を見ながら電車に揺られたり、考えごとをしながら長距離バスに乗ったりして、複数の拠点を移動する生活は魅力的で、考えただけでワクワクします。

「出来ない」と諦めるのではなく、「出来る」方法を考えて行動することが大切です。制約を一つ一つ外す努力をすれば、デュアラー生活は割と実現が出来そうな気はしています。

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