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【4月11日】強い経済指標でドル高

ドル買い強化: 米消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、FRBの利下げ期待が後退した結果、ドル買いが強まっている。ドル円は152円を突破し、1990年以来の高値を更新している。

ポンドとユーロの下落ポンドドルは200日線をブレイクし、1.25ドル台前半まで急落した。ユーロドルも200日線を下抜け、直近安値に近づいている。

円安ドル円が152円台を突破し、約34年ぶりの高値を記録するなど、円は対ドルで大きく値を下げた。この動きは、米国の金融政策の引き締め予測と日米間の金利差拡大によるものだ。

市場の注目ポイント

米10年債利回りが4.5660%と昨年11月以来の高水準を記録するなど、長期金利の上昇はドルの強勢を支える要因となっている。CPIなどのインフレ指標が予想を上回ると、米利下げ開始時期の後ろ倒しが予測され、ドルが支援される。今後も米国の経済指標には注目が集まる。英中銀の早期利下げ期待が急速に高まっているが、5月の政策委員会での利下げ可能性は低い(約10%)とされている。

直近の傾向

米国のインフレ指標が予想を上回る結果を受け、ドル買いが一段と加速した。これは、他の主要通貨に対してもドルが強勢を保つ可能性を示唆している。米国のサービスインフレ(スーパーコア)が加速しており、FRBの利下げ期待を後退させている。

利下げ折込の後退

シナリオに基づく金利見通しの示し方が、政策委員会の議論の焦点になっている。

市場の意思

市場は、米連邦準備制度がインフレ抑制のためにどのように対応するかを密に注視している。利下げの遅れは、ドルをさらに支える可能性がある。
CPIデータを受けて、市場ではFRBの利下げ期待が後退している。短期金融市場では、年内の利下げが2回に留まるとの見方が強まっている。

今後の推移

長期金利の上昇と米経済指標の強さが続けば、ドルは他通貨に対して強い位置を維持する可能性がある。特に、インフレ圧力が続く限り、ドルの強さは続くであろう。

現状で最も買われやすい通貨

CPIの結果とFRBの利下げ期待の後退により、現状では米ドルが最も買われやすい通貨となっている。


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