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「わかりやすく、丁寧に」を心がけて ◆アメリカ在住トレーダーの市場分析 ◆マクロ経済を専門家が詳しく解説 ニュースが市場に与える影響を共有します。 ・ 投資判断は自己責任でお願いします。 ・ X (twitter)をメインで最速ニュースを発信中 ⇩⇩⇩

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ファンダメンタルの重要性【為替】

今回は為替を中心にファンダメンタルの説明をしていく。 金融商品である為替、株、債券、コモディティは密接な関係にあるので、ファンダメンタルを知らない方には必ず読んでいただきたい。 それでは、情報の重要性とファンダメンタルの使用例を見ていきましょう。 適正な為替レートの形成 為替レートは各国のマクロ経済環境に基づいて形成されるべきです。 経済成長率や金利、インフレ率などのファンダメンタルな指標が為替レートを方向付けます。 これらの情報なくしては、為替レートは実際の経済状況か

    • 【5月1日】FOMCまでドル円は買い相場

      ・ドル円ペアは、米雇用コスト指数が予想を上回る結果になったため、米国の利下げ開始時期の遅延と解釈され、ドルが強まる傾向にある。これにより、短期的なドル高・円安が進行している。 ・ユーロドルは、欧州のGDPとインフレデータが予想を上回るものの、全般的なドル強化の影響でユーロが下落している。 ・ポンドドルは下落傾向にあり、200日線が抵抗として働いている。 今日の注目ポイント 市場の流動性:月末のフィキシング時に見られたドル買いの流れが注目され、為替市場における流動性とボ

      • 【4月30日】為替介入は押し目か⁉

        ドル円は最近のトレードで大きな振れ幅を示しており、160円台から154円台への急落が見られた。これは、日本の財務省の市場介入の観測によるものとされている。 為替介入が行われたとみられる場合、過去に行われた為替介入は、一時的に通貨価値を変動させるものの、その効果は長続きしないことが多い一部の投資家は介入を短期的な取引の機会と見なす可能性がある。 ユーロドルはやや伸び悩む動きを示しており、1.06ドル台に下落する場面も見られたが、底堅さを維持している。 今日の注目ポイント イ

        • 【4月29日】海外トレーダーの考察

          日本円は顕著な円安トレンドを示しており、特に対ドル、ユーロ、ポンド、豪ドルで34年ぶりの高値を更新するなど、広範囲にわたって弱い動きが見られた。 米ドルは相対的な強さを見せているものの、ユーロドルなど(主要国で強い経済指標結果が得られた&要人発言がタカ派の内容)ではドル安が優勢となり、複雑な動きをしている。 直近の傾向 日本の政策金利と国債買入れ額の据え置き、そして日銀総裁の円安への対応姿勢(円安容認発言)が円売り圧力を強めた。 米国では、GDP成長の鈍化が見られたものの

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        ファンダメンタルの重要性【為替】

          【4月26日】日本円は救えない

          円は対ドルで34年ぶりの安値を記録し、1ドル=156円台に達している。この動きは、日本銀行(日銀)の金融政策の維持と、米国の利下げ観測の後退による日米金利差の拡大が主な原因。円安進行が進み、 日本銀行の金融政策決定会合で政策金利の据え置きが決定され、市場はこれを受けて円安が進行している。 市場の注目ポイント 日銀の政策金利が0-0.1%に維持され、低金利が続くことで日米金利差が開いている。これにより、ドル買い・円売りが続いている。 米国の金融政策におけるインフレの動向

          【4月26日】日本円は救えない

          【4月25日】円安は大惨事…

          ドル円が155円台に上昇し、介入警戒感が高まっている中での動きが注目されている。ドナルドトランプ氏も円安について追及しており、トランプ氏が大統領になった際のドル安圧力には備えておく必要がある。米国債利回りの上昇がドルのサポートとなっており、強い米ドルの傾向が続いている。ECBによる利下げの確実視もユーロには下押し圧力を与えており、為替市場において主要通貨間でのバランスのシフトが見られる。 過去に米ドル/円の基調転換に協調介入が重要な役割を果たした代表例は、やはり1985年9月

          【4月25日】円安は大惨事…

          【4月24日】米PMI予想以下もドル円押し目

          ドル/円は1990年以来の高値圏に達しており、主に日米間の金融政策の差異が反映されている。ユーロ/ドルは欧州の経済指標の好結果が背景にある一方で、米国の指標の下振れがユーロのサポートとなっている。ドル円はNY市場で154円台後半への回復を見せ、一貫した買い戻しが観察された。ユーロドルは1.0710ドル付近での反発を示しており、1.0745ドルへの動きが次のターゲットとされている。ポンドドルは1.24ドル台で買い戻しが強まっている。 市場の注目ポイント 本日のECB高官の発

          【4月24日】米PMI予想以下もドル円押し目

          【4月23日】ユーロ・ポンドは売り:ドルは買い

          ドル円が154.85円まで上昇し、1990年以来の高値を更新していることが、強いドル/弱い円のトレンドを示している。ユーロドルが金利差拡大の思惑から1.0624ドルまで下落し、相対的なユーロの弱さを反映している。ユーロ円は164.40円から165.03円付近まで上昇しており、対円で見るとユーロがやや強い動きを示している。ドル円は154円台後半で推移しており、FRBの利下げ期待の後退によるドル買いが下値を支えている。財務省の介入警戒感が155円台の心理的壁となっており、このレベ

          【4月23日】ユーロ・ポンドは売り:ドルは買い

          【4月22日】米経済は強くドル高継続

          ドル円は、近々のFOMC会議やPCEデフレーターを通じて米国のインフレ動向を評価しつつ、日本の介入リスクや中東地政学リスクを警戒する動向が見られる。ユーロドルは、ユーロ圏の経済指標悪化によるECBの利下げ可能性に敏感に反応している。全般的なドル高・円安が続き、米国経済の相対的な強さや金利見通しが影響している。英国の経済指標が混在しており、イングランド銀行の政策決定に明確な方向性が見られない。 市場の注目ポイント 米国のPCEデフレーターの結果が予想を上回ればドルの強化が期

          【4月22日】米経済は強くドル高継続

          【4月19日】ECBとFRBの利下げ時期は?

          現在のトレンド ユーロ/ドルは明確な下落トレンドにあり、ECBの利下げ観測がユーロの下落圧力として作用している。同時に米国の経済データの強さとFRBの利上げ期待がドルを支援している。この動きは、ユーロが主要通貨ペアの中で最も売られやすい通貨となっていることを示している。 米ドルは日本円に対して強い傾向が続いている。155円の「レッドライン」近辺での攻防が注目されており、このレベルを超える動きがあればさらなる上昇が期待されるが、この水準を守るための介入も予想される。 市場

          【4月19日】ECBとFRBの利下げ時期は?

          【4月18日】ユーロ6月利下げ確実視

          ドル円ペアは154円台前半に値を下げるも、財務省の介入懸念から下値がサポートされている様子。米国のインフレデータが落ち着くまでは、ドルの強さが持続する可能性が高い。ECBが利下げに向かう一方で、FRBは利下げを見送る可能性が高いため、ユーロとドルの政策乖離が顕著に。 市場の注目ポイント 日本政府が為替介入を行う可能性が市場に注目されている。政府は円の急激な安値を防ぐため、介入を行う可能性が示唆されている。米連邦準備制度の動向が引き続き市場の焦点になる。市場はECBの6月の

          【4月18日】ユーロ6月利下げ確実視

          【4月17日】パウエル発言でドル高継続

          ドル/円は155円の攻防戦が激化しており、ドル高傾向が続いている。特に、FRBの政策動向や鈴木財務相の発言が市場の方向性を左右している。しかし、本日のG20でドル高懸念から介入警戒感が強まり相場は高値警戒感が出だした。欧州中央銀行(ECB)の政策方向が未確定であり、ユーロは相対的に弱含んでいる。英ポンドは失業率が横ばいであり、経済指標が安定しているものの、不透明感が残る中で変動が続いている。 市場の注目ポイント FRBのパウエル議長の発言がドル円の支持材料となり、利下げ期

          【4月17日】パウエル発言でドル高継続

          【4月16日】止まらないドル高円安...

          ドル円は154円台半ばまで上昇しており、アメリカの小売売上高が予想を上回ったことからドルの強さが顕著に示されている。ユーロドルは1.06ドル台前半まで下落しており、ECBとFRBの政策間の温度差が明確になっている。 ポンドドルは1.24ドル台半ばに下落しており、英国の早期利下げ期待によりポンドが押し下げられている。 【市場の注目ポイント】 米国の利下げ期待の後退と、それによるドルの強化。FRBの政策が市場のドル評価に直接影響しおり、ドル円の上昇は止まらない。ECBの6月の

          【4月16日】止まらないドル高円安...

          【4月15日】ドル独歩高でドル円155円へ

          ドル円相場の新高値とその後の膠着状態。ドル円は151.68で取引開始し、米雇用統計を受けたドル高消化でじり高に。しかし、152円近辺で上値が抑えられ、その後151円台後半の狭いレンジに留まった。ECBが利下げに前向きな姿勢を示し、ドル買いユーロ売りが加速。これがドル円の上昇を支えている。中東の地政学リスクの高まりや原油価格の急騰などが引き金となり、安全通貨とされる円への買いが強まる傾向にある。 市場の注目ポイント 米CPIの発表後、市場は利下げ期待を後退させ、ドル全面高に

          【4月15日】ドル独歩高でドル円155円へ

          【4月12日】米年内利下げはないのか?

          ドル円相場は米国のPPI発表を受けて一時的に152円台へと下落したが、その後は153円台へと回復している。この動きは、米国の物価指数が市場の一部の予想を下回ったにも関わらず、根強い経済基盤と金融政策の見通しによって支えられていることを示している。市場では、前日の消費者物価指数(CPI)が予想を上回った後のPPI結果により、一定の安堵感が生まれたとの見方がある。 ユーロ/ドルは続落。米国のPPIが予想を下回った後の米長期金利の上昇により、全般的にドル買いが優勢になった。 市

          【4月12日】米年内利下げはないのか?

          【4月11日】強い経済指標でドル高

          ドル買い強化: 米消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、FRBの利下げ期待が後退した結果、ドル買いが強まっている。ドル円は152円を突破し、1990年以来の高値を更新している。 ポンドとユーロの下落ポンドドルは200日線をブレイクし、1.25ドル台前半まで急落した。ユーロドルも200日線を下抜け、直近安値に近づいている。 円安ドル円が152円台を突破し、約34年ぶりの高値を記録するなど、円は対ドルで大きく値を下げた。この動きは、米国の金融政策の引き締め予測と日米間の金利

          【4月11日】強い経済指標でドル高