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【5月1日】FOMCまでドル円は買い相場

・ドル円ペアは、米雇用コスト指数が予想を上回る結果になったため、米国の利下げ開始時期の遅延と解釈され、ドルが強まる傾向にある。これにより、短期的なドル高・円安が進行している。
・ユーロドルは、欧州のGDPとインフレデータが予想を上回るものの、全般的なドル強化の影響でユーロが下落している。
ポンドドルは下落傾向にあり、200日線が抵抗として働いている。

今日の注目ポイント

市場の流動性:月末のフィキシング時に見られたドル買いの流れが注目され、為替市場における流動性とボラティリティが高まっている。
中央銀行の政策見通し:米雇用コスト指数の結果を受けて、中央銀行の次の一手が注目されます。特にFRBの動向が市場の焦点となっている。
FOMC声明とパウエル議長の会見に注目が集まっている。金利は据え置かれる見込みだが、インフレや経済成長に関するFRBの見解が市場の方向性を決定づける。

利下げ折込の後退が進む

直近の傾向

米雇用コスト指数:1-3月期の指数が予想を上回り、賃金のインフレ圧力が根強いことが示された。これにより、FRBの政策変更が遅れる可能性が高まっている。
ユーロ圏GDPとインフレデータ:予想を上回る結果が出たにも関わらず、6月の利下げは尚行われるという予想から、ドルの全般的な強さによりユーロが押し下げられた。

今後の推移

短期的にはドルの強さが続くと予想されるが、中長期的には経済データと中央銀行の動向によって変動が見られるとおもわれる。特に、インフレの動向と雇用市場のデータがカギとなる。
ECBの利下げが実際に始まる場合、ユーロはさらに弱含む可能性がある。

現状で最も買われやすい通貨

賃金インフレのデータが利下げ遅延を示唆しているため、短期的にはドルの強さが続く可能性が高い。

円売りは2007年以来

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