やさしいマーケティング学

ナベプロの漫才オーディション合格を蹴り、広告代理店に入社。 社内大賞受賞。役員指名最年…

やさしいマーケティング学

ナベプロの漫才オーディション合格を蹴り、広告代理店に入社。 社内大賞受賞。役員指名最年少講師。社内ナレッジシェアアクセスランキング1位。 モットーは「Marketing for All.」。マーケティングの面白さを老若男女に開放する記事を投稿していきます。

最近の記事

#66「正直マーケターって、文系?理系?どっちが多いの??」

よく就職活動中の学生さんに聞かれる質問。 と同時に、マーケティングではない部署の同僚から聞かれる質問。 「ねぇ、マーケターって、文系?理解?どっちが多いの?」 たいてい、その質問をする背景として、 やっぱり理系が多いんでしょ...。 という先入観があったうえでご質問をいただく傾向が多い。 (*私自身が理系出身ということもあり) ただ、実際は、 「文系と理系は半々。むしろ、文系の方が多いかも?」 とお答えしている。 という先入観が持たれる。 そして、その先入観が決して悪い

    • #65「誰も教えてくれない!原因仮説と未来仮設」

      グロービス経営大学院のMBA用語集によると、、 私自身、職種柄 「仮説」を考えることが多く、 「仮説」という単語を口にすることも多い。 ただ、この世には2種類の仮説があります。(そのように私は考えます!) *本内容は、2022年夏に某高校でのマーケティング講座でもお伝えさせていただいた内容となります。 2種類の仮説。それは、 ①原因仮説 ②未来仮設 私自身、未来仮設をヒラメキ仮説と呼ぶことがある。 それは、未来仮設ほど「クリエイティビティ」が大切となってくるからだ。

      • #64「言われたら傷つくなぁ...マーケターが言われたくない言葉」

        マーケターがチームメンバーに 言われたら、グサッとくる言葉。 言われたら、傷つく言葉。 ううっ....、となる言葉。 って、なんだろう。 う~ん、なんだと思います? 私には1つあります。 実際、駆け出しのころ、クリエイティブディレクターに言われた言葉。 先輩は、決して悪意を持って言った言葉ではないことは分かっている。 むしろ、最高のフィードバックだった。 その言葉は、、、 「(戦略は)まったく間違っていないけど、つまらない。」 戦略家(マーケター)として、戦略は正しい

        • #63「火傷してしまうほど "すごい" 師匠の能力」

          僕には師匠がいる。 同じ会社の先輩ではない。 2年間、出向という形で勤務地が変わった時期があったのですが、 その時の、ステキな(ステキすぎる!)先輩です。 クリエイティブディレクターのその先輩は、 思考量、 アイデアジャンプ力、 ロジック構築力が、すさまじかった。 ※何度も、クリエイターオブザイヤーにノミネートされている方。 ハイボールと、スニーカーをこよなく愛する先輩。 そして、プライベートでは良きパパ。 そんな先輩は、もう一つ。 すさまじい能力をお持ちだった。 そ

        #66「正直マーケターって、文系?理系?どっちが多いの??」

          #62「嘘か実か...マーケティングの発祥は英国なのか?」

          どこかで聞いた話。 ネット検索しても出てこない。 ゆえに、嘘か本当かはわからない。 でも、 「たしかにこれこそがマーケティング」と納得できる話。 そんな話をご共有いたします。 ※ただ、誰から教えていただいたのかを、未だ思い出せないのが悔やまれます...。 ここでの、自分自身の学びは、 値下げをするのは簡単だけど、 値下げは、マーケターとして最後の切り札。 その切り札を切る前に、やれること/やるべきことを考案せよ。ということ。 嘘か本当かはわからない。 まさに、信じるか信

          #62「嘘か実か...マーケティングの発祥は英国なのか?」

          #61「泥臭いからこそ最高にマーケターは面白い」

          マーケターという職は泥臭い。 世間一般的には、 華やかなイメージが持たれがちではありますが、 実に「泥臭い」です。 戦略を策定し、チームに提示。 その戦略で、モノを動かす。トレンドを作る。時代を動かす。 ただ、そんな一つの戦略を導き出すまでの工程をご存知でしょうか。 案外泥臭いのです。 いくつもの仮説を立て、 いくつもの調査を実施し、 調査結果とにらめっこする。 そんな試行錯誤の繰り返し。 (そして、流れる月日...) 膨大なデータ量に、目が疲れることもあります。 先行

          #61「泥臭いからこそ最高にマーケターは面白い」

          #60「先輩マーケターは必ず知っている --- 学ぶは真似ぶ(まねぶ)」

          駆け出しマーケターの頃。 企画書が書けない時期があった。 厳密的には、 企画書に必要な要素はあるのに、 どうしても企画書の流れを作ることができない。 例えるなら、 夕食のハンバーグの材料はあるのに、 どうしてもハンバーグを作ることができない。 そんな悶々としていた時に、先輩から欠けていただいたお言葉: どんな有名なバンドも、最初はみんな、コピーバンド...。 なるほどぉ...。 そこから、自社内の優れた企画書183本を徹底的に分析し、「ヒト・モノ・数字がゴリッと動く

          #60「先輩マーケターは必ず知っている --- 学ぶは真似ぶ(まねぶ)」

          #59「Creative Strategistはメッシを目指せ?」

          Strategistといっても、その専門領域は実に広い。 例えば、Business Strategist、Digital Strategist、Content Strategist、などなど。 その中でも、今回は海外のクリエイティブカンパニーに多く在籍する「Creative Strategist」に関してご紹介させていただきます。 Creative Strategistとは? そんな中、 私が注目したのは、定義の下にあった「assist」というコトバ。 アシスト。 普段

          #59「Creative Strategistはメッシを目指せ?」

          #58「マーケティングで大切にしたい2つのアイ」

          マーケティングを生業として10年超。 大切にしている2つのアイがあります。 本noteではその2つのアイを紹介いたします。 それは、以下の2つ: ①I ②愛 1つ目のアイ=Iつまり自分です。 自分が描いた戦略で“自身が動くか”となります。 よく自分はターゲットではないから。と、口にするマーケターを拝見することがあります。私の個人的な意見となりますが、そのようなことは口にしない方がよいです。 言わせていただきたいことは、あなた自身がターゲットでないほどチャンスです。なぜ

          #58「マーケティングで大切にしたい2つのアイ」

          #57「ダボス会議のテーマから見るこれからの経営戦略」

          日常業務にて経営者の方々とお仕事をさせていただく中で、ダボス会議のテーマに関する話になることがあります。 中でも、外資系企業の経営者であれば、その率は高まります。 本noteでは、ダボス会議に関する内容をWEB上の素敵な記事を引用させていただき、簡易的にまとめました。 ダボス会議とは?ダボス会議とは、 スイス・ジュネーブに本拠を置く非営利財団、世界経済フォーラムが毎年1月に、スイス東部の保養地ダボスで開催する年次総会です。 世界経済フォーラムは1971年に発足し、各国の競

          #57「ダボス会議のテーマから見るこれからの経営戦略」

          #56「ハーバードビジネスレビューから推察する、2020年→2021年のManagement SHIFT」

          雑誌の表紙の変遷を見ると、その時代時代の特徴を捉えることができます。 本noteでは、2020年と2021年のHarvard Business Reviewの表紙を比較することで、2020年→2021年で重視されるマネジメントがどのように変わったか/シフトしたかを、私なりの視点で記載いたします。 実際に、経営戦略を策定する際に、私はHarvard Business Reviewを拝読することで、時代の波を捉えるように心がけています。 ハーバードビジネスレビューとは、、、経

          #56「ハーバードビジネスレビューから推察する、2020年→2021年のManagement SHIFT」

          #55「Mr.Childrenから学ぶ“対義語バインド法”」

          日本音楽界のレジェンド的なバンド。 Mr.Children。ミスチル。 ミスチルから学ぶマーケティングノウハウがあります。 それは、ネーミングの極意。 Mr.Childrenのバンド名の由来に、にネーミングの極意がございます。 「Mr.Children」バンド名の由来「Children」に「Mr.」を付けた意図について桜井は「“ミスター”と“チルドレン”は正反対に思えるが、“形にこだわらない”“カテゴライズされない”という意味で、自分たちの音楽が大人から子供まで幅広い人た

          #55「Mr.Childrenから学ぶ“対義語バインド法”」

          #54「あなたのプレゼン資料はどっち?下り階段型or下りスロープ型」

          職業柄、プレゼン資料を日々作成しています。 一番使用するソフトウェアは「PowerPoint」です。 10年超。 何百人の方々のプレゼン資料を拝見させていただき、プレゼン資料は大きく2つに分類されることが分かりました。 本日はそんなプレゼン資料のタイプに関して記載させていただきます。 プレゼン資料の種類は2つ①下り階段型 ②下りスロープ型 下り階段型の特徴・データとともに、1つのページに伝えたい事が1つ。 ・箇条書きで記載されていること多々。(≒少ない文章量) ↓↓↓

          #54「あなたのプレゼン資料はどっち?下り階段型or下りスロープ型」

          #53「ネーミングの極意:I can法」

          1つ前の記事に引き続き、本noteもネーミングに関する内容となります。 前回記事にてご紹介させていただきましたが、戦略的なネーミング構築手法は2つ。 ① I am法 ② I can法 今回は、「I can法」のご紹介させていただきます。 「I can法」のネーミング例私は、あなたの熱を冷ますことができますよ♪ →熱さまシート(小林製薬) 私は、あなたのカロリー(糖/脂肪)の吸収を抑えますよ♪ →カロリミット(ファンケル) 私は、あなたの「早く走りたい!」という願い

          #53「ネーミングの極意:I can法」

          #52「ネーミングの極意:I am法」

          新商品や新サービスを開発した時。 どのような名前で、世の中にローンチすべきか。 ネーミングというのは、ある意味最初に対象物に付けるコピーと考えます。 なぜ? それは、ネーミング/商品名だけで「買ってみようかな!」「試してみようかな!」のような、認知・理解の先にある行動喚起に寄与することが多いにあるからです。 戦略的なネーミング構成手法は2つ基本的には、戦略的なネーミング構築手法は大きく分けて2つございます。 ① I am法 ② I can法 もちろん上記以外にも、“創

          #52「ネーミングの極意:I am法」

          #51「まとめ:奥行きを伸ばす施策アイデアの発想法」

          前回のnoteでは、間口と奥行きの内容を記載させていただきました。 今回は、その中でも奥行きを伸ばす施策アイデアの発想法を記載させていただきます。 *奥行きに関する説明は、本noteでは割愛させていただきますので、奥行きってなんやねん!という方は、前回のnoteをご参照いただけると幸いです。 ・奥行きはどうやって伸ばせばいいのか? ・奥行きを伸ばす施策アイデア、なかなか思いつかないなぁ。 ・もっといろんな切り口で、奥行きを伸ばす施策アイデアを出したいなぁ。 そんな悩みを持

          #51「まとめ:奥行きを伸ばす施策アイデアの発想法」