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#32 「就活生に、企業選びの軸は何でしたか?と聞かれて。」

毎年、私はOB訪問を受ける。
自分が所属していた部や組織の後輩であったり知人からの依頼であったり。さまざま。

今回は、OB訪問で学生さんからご質問いただく回数が多い質問に関して記載したいと思います。


企業選びの軸は何でしたか?

私の場合、恥ずかしながら就職活動を開始する時期が周りと比べて遅かった。故に、募集を締め切った業界・企業もすでにあり、「あわわわ」と大学の図書館で焦っていたほどだ。インターンなどはもちろん参加していない。いや、存在すら知らなかった。
そんな状況の中でも、エントリーシートを提出する企業を”ある軸”を起点に絞り混んだ。



私の企業選びの軸は「同窓会軸」

ほぅ。
安心してください。全ての学生さんが同じリアクションです。
同窓会軸とは、

社会に出て5年後や10年後。
懐かしい学友と同窓会で会った時に「性格が全く変わってないねぇ〜」と言われる企業で働きたい。

という軸だ。



つまり、自分の性格が変わらない企業。

もう少し解像度を上げると、「自分が性格を変えずに活き活きと働ける企業」
故に、この企業でこんな職種で働きたい。という想いはなかった。自分が活き活きしていると感じる事象を書き出し、それらが活かせそうな企業を選定した。

私の場合は、
・「まだ誰も気づいていないことを発見する」
・「自分のアイデアで何かを創り出し笑顔を生み出す」
・「誰かが悩んでる課題に対して起死回生の一手で突破を導く」

などが自分が活き活きする事象=自分の性格だと理解している。


大学時代の3年で勝負するのではなく、20数年間の人生で勝負する。

就活時期は大学4年生の始まり。

 ・大学で〇〇を学んでます。
 ・サークル・バイトは〇〇をしてます。
 ・夏に短期海外留学をしました。

といった、大学の3年間に関するエピソードを口にする学生さんが多いと思う。(就活本でもそのような内容が多いと感じる)

ただ、自分の性格は、大学の3年で形成されるモノではない。生まれて今日に至るまでの「人生」で形成されるモノじゃないの?と、当時学生の私は思っていた。故に、エピソードは小学生時代や中学生時代のモノも折り込みながら、面談では伝えていた。


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今ではなかなかオフラインでの集まりは同窓会というのは、難しい。

社会に出てまさに5年目の時。懐かしいメンバーで集まる機会があった。その会で「お前全然性格変わってないな!学生のときとまんま!」と言われた。

その時初めて、自分の就職活動は間違っていなかったと感じたし、ある意味その時にやっと私の就職活動が無事終了したのかもしれない。

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