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「光る君へ」の既視感は、中国ドラマ「上陽賦 運命の王妃」から来てるのだ!たぶん!

御覧ですか?大河ドラマ「光る君へ」 平安期の恋愛ドラマを超えて、少女漫画っぽくなってきましたね。両頬に手をあてて「きゃぁ~」と毎回言ってる気がします、見ながら。
 史実ガー!と言い出すときりがないし、もう制作側も史実通りとか意識してないから、こちらも力入れずに観られるので良しとします。ただ、貴族の姫君が、外で人から丸見え状態で打毬観戦とかはやめてほしいけど・・。
最初から気になっていたんですけど、なんか、この設定、どっかで見たことあるなぁ、と。 
よーくよーく考えたら、あれです。1年ほど前にNHKでも流してた中国歴史ドラマ「上陽賦 運命の王妃」ですわ! めちゃくちゃお金と時間かけた壮大な歴史ドラマで、一見の価値ありなんです。

「上陽賦」見てる人いるかなぁ。いたら、うんうん!って言ってくれそうなんだけども・・。
そっくりなところを勝手に対比していきます!
<高貴な3兄弟>
(上) 皇帝の息子の3兄弟
(光) 右大臣家 3兄弟
<高貴な3兄弟の末っ子が主人公の初恋>
(上) 3兄弟のうちの末っ子(第三王子)が初期の主人公の初恋相手
(光) 右大臣家 3兄弟 末っ子の道長が紫式部の最初の恋の相手
<3兄弟の真ん中は、父への承認欲求強め>
(上) 第二皇子は生まれの低さから、父王への愛に飢え承認欲求が原因
    で問題を起こす
(光) 右大臣次男は長兄や弟へのコンプレックスで、事件を起こし、
    父右大臣の言いなりに。
<策略家で朝廷で位の高い"父">
(上)主人公の父、丞相王藺(宰相のような役職の、オウケンという人物)
(光)サブ主人公(道長)の父 右大臣兼家
 王藺役と、段田安則さんは凄く似てる。段田さん、王藺に寄せてない??

王らん


<主人公の男兄弟は優しいが学問・政治が不得手>
(上)主人公の兄 心優しく女主人公の味方だが政治は不向き
(光)主人公の弟 穏やかで姉に寄り添うが、勉学はできない
共に、父親が「主人公こそが男であったら・・」と思うほどに主人公が優秀
<主人公の母は哀しい死>
(上)皇帝の妹で、婚家との狭間で悩み自死
(光)右大臣家次男に殺される
<初恋は成就しない>
(上)主人公と第二皇子の恋は成就せず、他の男と政略結婚
(光)道長とは結ばれずに他の男と結婚
<策略家の”父”は娘を政治の道具に>
(上)主人公は、父丞相の指示で地方の新興勢力の男と政略結婚
(光)サブ主人公(道長)の父右大臣が娘を天皇に嫁がせる。
<娘の相手を陥れようとする”父”の存在>
(上)利用価値が無くなったら殺そうとする
(光)譲位のために円融帝に毒を盛る
 段田兼家も悪どいですけど、上陽賦の王らんは、娘も勢い余って死んでもいいかって思ってるところがあり薄情さが凄い。
<身分違いの恋>
(上)主人公は王族の血を引く娘 旦那は地方の役人に過ぎない
(光)主人公は下級貴族 相手は一流貴族
男女逆転ですが。
<主人公に片思いする身分違いの美形>
(上)主人公の旦那の部下で美形な将校⇒死ぬ
(光)散楽師たぶん死ぬ

その他あげれば沢山ありますが、あとは王家と貴族の物語だとありがちなトピックスかもしれないので、詳細は省きます。
決してパクリだとかそういう事を言いたいわけではなく、王家と朝廷と貴族で1年間物語作るとすると、パーツが似てくるんだなと思ったもので。
 ただ、日本は「呪詛」だ「毒」だ、で相手を葬るけど、中国の方は、ガンガン暗殺していくのがオソロシイ。 この人物相関図で、最後残るの3人しかいないもの・・。



当然脚本家はいろんな作品を見てるとは思いますが、これは類似点が多いなあと思いました。 皆さん、いかがです?

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