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【俳句】寒梅 寒波 雪催

寒梅やわかりっこない明日なんて

今日は明日の予告編ではないし、明日は今日の続編ではない。
今日がどんな物語でも、明日、どんな展開になるのか、わかりっこない。
怯えていたって仕方がない。
まずは今日に踏み出そう。 
少し早い小さな梅の花が咲いている。

寒波来ぬ三十六峰乗り越えて

先日の10年に一度の寒波。
雪雲がどんどん近づいてくるのがみえる。
東山三十六峰を乗り越えて、まさに冬将軍の大軍隊のように。
どけどけー! 大寒波様のお通りじゃー!

口数の少なき朝や雪催

何となく口数の少ない朝。
喧嘩したわけでもない。
行き交う人も皆今朝は無口だ。
うつむき加減で黙々と歩いている。
そんな朝。
見上げると今にも雪が降りそうだ。

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