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話はいきなり佳境に…入ったか?〜「マーベルズ」

今回は、3人のヒーローがタッグを組み宇宙の平和を守るために戦う。

宇宙最強の番人、キャプテン・マーベル。
彼女に憧れて2次創作を繰り返しているうちに、詳細は省くがひょんなことから、奇妙なバングルを手にして能力を身につけた女子高生、ミズ・マーベルことカマラ・カーン。
そして、モニカ・ランボー。
彼女は、キャプテン・マーベルことキャロル・ダンバースの、かつて空軍での同僚であった、マリア・ランボーの娘。
これも詳細は省くが、アベンジャーズの一員として活躍したワンダ・マキシモフの張る結界を通り抜けた時に、能力を身につけた。
この3人が、マーベルズとしてタッグを組み、キャプテン・マーベルに恨みを持つ、ダー・ベンと戦う。
ダー・ベンは、自分たちの惑星ハルをキャプテン・マーベルに破壊されたとして、キャプテン・マーベルの守る星を次々に攻撃する。
ダー・ベンには、キャプテン・マーベルを敵とみなす充分な理由があった。
いったいどちらが正義なのか。
マーベル作品は、今回も見るものに葛藤を強いる。
果たして地球の運命は。

最近は上映時間がどんどん長くなるマーベルシネマの中で、今回は105分と言う良心的な長さ。
展開も中弛みなく進んでいく。
マーベルの飼い猫?グースが、どんどん人を飲み込んでいくシーンで、ミュージカル「キャッツ」の「メモリー」が流れたりと、思わず笑いそうになるシーンも。
また、3人が連携をとるために、ジャグリングをしたり縄跳びをするシーンは、本当に楽しそうで、こちらもほっこりする。
多分、あのシーンは何度もNGを出して、みんな笑い転げながら撮影したのだろう。
カマラの自宅が戦いの場となり、家がめちゃくちゃに。
えらいごっちゃでと突っ込みたくなる。
あれは、どこが修理してくれんだろう。
そんな、笑いどころ、突っ込みどころも用意されている。

最後のシーンでは、あの時を彷彿とさせる状況のなか、あの若いヒーローが登場する。
(これ、ネタバレしたくないのです)
いよいよ、このマルチバース・サーガも佳境に入ってきたかと思わせるラストだ。

しかし、このマルチバース・サーガの最終作品となる予定の「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)」までには、配信予定のドラマや公開予定の映画が、合わせて10作品ほどある。
まだまだ、楽しませてもらえそうだ。

「マーベルズ」をこれから鑑賞される方は、できれば、「キャプテン・マーベル」、ドラマの「ミズ・マーベル」、同じくドラマの「ワンダヴィジョン」をおかれた方がより感情移入できる。

以前にも書いたが、今マーベル映画に興味を持った方も、これまでの作品数を見ると、この世界に足を踏み入れることに躊躇されるかもしれない。
しかし、勇気を持って入ってきて欲しい。
過去なんかどうでもいい。
まずは、今からの作品を楽しめばいいのだ。
この現実世界は、あなたが生まれるずっと前から存在してして、あなたが死んだ後も恐らくずっと存在し続ける。
マーベルの世界もそれと同じだ。
あなたは今マーベルの世界に生まれ落ちたと思えばいい。
そして、過去に興味が湧けば、歴史を学ぶように過去の作品を見ていけばいいのだ。
マニアの多い世界だから、小難しくめんどくさい知識をひけらかしている人もいるが、あんなのは気にすることはない。
マーベルの扉は、この世界を楽しもうとする誰にでも開かれている。

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