キャラクター愛に溢れた『レディ・プレイヤー 1』

何年ぶりだろう。
映画を見て興奮して鳥肌が立ったのは。
小さい頃、新しいゲームが出るとき、
新作の映画を見たとき、
ものすごい高揚感に溢れるときがあった。
大人になった今ではそういうことも滅多にないけど。

でも今回あったんだ。
この映画で。
あの頃感じたような興奮と感動が、ここには詰まっていた。
これだよ。これが映画なんだよ。
俺が映画に求めていたものはまさにこれなんだよ。
さすがだ。。。さすがスピルバーグさんだ。。。
『ペンタゴン・ペーパーズ』と並行して
これを作ってたなんてすごすぎる。。。

予告からの期待以上だったこの映画は、
まさに世界のポップ・カルチャーのオールスターズ。
名作キャラクターのアベンジャーズ。

でもキャラクターだけじゃないんだよ。
予告はそこ推しになっているから、そこが注目されがちだけれど、
謎解きをベースにして、
オアシスの作者の想いや現実の大切さなどにも触れていて、
ストーリーとしてもとても面白かったんだ。

さらに、この映画のいいところは、
数多く登場するキャラクターにまったく依存していないところ。
いろんなキャラクターがもっと絡んでくるのかと思ったけど、
実際はほとんどがモブキャラとしてチラ映りしているぐらいで、
あくまでもこの映画オリジナルの登場人物に焦点を当てている。

だからこそ、変に原作レイプなんていうこともなく、
すごく作品に敬意を表しているなと感じられる上に、
そのチラ映りしている中で、
どのキャラクターがいるのかを探す楽しさもあった。

でも本当にキャラクターが多すぎて全部見きれない(笑)
ガンダム、リュウ、春麗、ブランカ、ハローキティ、
三船敏郎、メカゴジラ、AKIRAのバイク、
バットマン、ハーレイ・クイン、スポーン、
ミュータント・タートルズ、チャッキー、キングコング、
アイアン・ジャイアント、デロリアンなど、
お馴染みのキャラクターや乗り物が勢ぞろいなのだけど、
上記のようにチラっとしか映らないから、
よく見ないとわからないキャラも多い。
実際は、ソニックやデジモンもいるらしいけど、わかんなかった。
てか、三船敏郎とかキャラじゃないけどな(笑)

特にガンダムの登場が超絶かっこよすぎて!!
ここが一番興奮して鳥肌立ちまくったところ。
森崎ウィン、最高すぎるだろ!!

今回はIMAX3Dで見たのだけど、
4DXを体験しているかのような臨場感溢れるアクションもあるし、
かの伝説ホラー映画の中に入り込むシーンもあるし、
そのスケールの大きさと、圧倒的な映像クオリティに、
ただただ驚くばかりだった。

ただ、日本のキャラクターがこんなに出ているのに
日本では作れないんだなーと思いつつ
(とはいえ、あの規模、あのクオリティは日本では無理だろうけどw)、
すっっっごい夢のような映画だった。

これは小さい頃に見たら、なおさら映画というものを好きになると思う。

ああ、これは本当にいい映画だった。

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