家族と友情を描いた「ジャンプ」を彷彿とさせる『シャザム!』

2019年公開映画55本中2位!

DCエクステンデッド・ユニバース第7作目。
てか、これ、マジで最高だった!
メチャクチャ面白いわ。。。
こんなにも家族や友情をテーマにした実写ヒーロー映画、
ありそうでなかったな。

両親に捨てられた主人公が、
里子の集まる家に身を寄せつつ、
ある日突然スーパーパワーを手に入れて、
敵と戦うっていう話なんだけど、
その敵も幼少期に家族に信じてもらえないという不遇さで、
正義と敵に分かれてはいるものの、
ルーツが似ているというのがとても印象的です。

でも一番よかったのは、主人公が子供だというところ。
スーパーヒーロー映画っておっさんばっかだから、
年齢が下がるだけでとても新鮮に映るんだよね。
だから、なんか「週刊少年ジャンプ」を見ている感覚もあって。
自分の中にある小・中学生時代の魂が呼び覚まされる感じがした。

おそらく男の子なら誰しもが妄想したであろう
「もしも自分がスーパーパワーを持ってしまったら」
という夢のような状況を見事に現実に再現していて、
それはもちろんあの映像クオリティがあってこそなんだけど、
自分が夢に見ていたことが目の前で起こっていて大興奮なんだよね。

主人公は14歳だから、日本で言うと中2。
まさにド中2映画ではあるんだけど、
家族や友情についても触れているから、
ファミリー映画としても楽しめるなと思った。

終盤のバトルが個人的にちょー好きな展開で、
興奮しすぎて涙しそうになった(笑)

まあ、強いて言うなら、なんであの子が選ばれたんだ?
純粋な心を持っているかどうかわからないじゃん!
っていうツッコミはあるっちゃあるけど、、、
全体的にすごく面白かったから、そんな細かいこと気にならないよね。

先日亡くなった小池一夫さんも、
「細かいところが気になってしまうのは、その物語がつまらないからだ。
 面白ければそんなこと気にならない」
って、前にtwitterで言っていたけど、
まさにその通りだな、と。

テンポもよくて見やすいし、
笑えるシーンも多いし(外人がメッチャ笑ってたw)、
エンドクレジット後のおまけムービーも、次が期待できる内容だし、
これはゴールデンウィークに絶対見るべき映画だと思いました。

ちなみに、髪型と髪色が違うからわからなかったけど、
シャザムを演じたザッカリー・リーヴァイって、
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』、
『マイティ・ソー バトルロイヤル』で
ファンドラル(ソーの4人の仲間のひとり)を演じてるんだよね。
まさかのマーベルとDCの掛け持ち(笑)

まあ、ベン・アフレックも
『デアデビル』やってから『バットマン』やってるし、
マイケル・キートンも昔『バットマン』やってから
『スパイダーマン:ホームカミング』でヴァルチャーやってるし、
ライアン・レイノルズも『グリーン・ランタン』やって、
『デッドプール』やってるから、
マーベルとDCの両方出てる人は割といるけど、
ユニバース化してから両方に出てるのは稀かも?

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