はじめに。
安価なフィルムで多くの方の常用されていた、もしくは今も常用されているであろうKodak ColorPlus200について今回は取り上げる。

撮るだけでどこか懐かしさを感じる写真に仕上げてくれるこのフィルム、あなたも使ったことは一度はあるのではないだろうか。
似たフィルムにGOLD200というのも存在するが、それについても少しだけ触れてみる。

作例や色味については私の印象を書いた感想みたいなものなので気楽に読んでいただきたい。

特徴

黄色・白が特徴的

暖色よりで温かみのある写真が撮れる。
色は綺麗に出るので花を撮るのにも向いていると思われる。

暖色傾向にあるおかげか、どこかフィルムで撮ったという感じが出る不思議なフィルムである。特に適正で撮影した場合はフィルムらしさが強く感じられる。

適正だと黄色味が強く、オーバーになると白色が綺麗に出てくると感じている。私は特にこの飛び切る前のオーバーの時に出る白色が好きである。
３枚目がその作例である。この作例はデジカメで撮ったものかと思うくらい綺麗に写っていて初めてみた時はウキウキしたのを覚えている。
この色が好きなら半段〜1段くらい飛ばして撮ってみてほしい。

暖色よりではあるが、花を被写体としたカラフルなシーンでも問題なく使っていける。どことなくノスタルジックに感じるのがフィルムらしくて良い

桜を被写体とした作例。空の色が飛びかけているが桜はしっかり残っている。この写真は露出を気持ちオーバー目に設定しているが、これによりのこれまでの作例で見られた暖色傾向が緩和されて白が印象的な一枚に仕上がった。

アンダー〜適正露出だと暖色よりに、適正〜オーバーだと白色が印象的になってくる。オーバーよりになるとなんとなくPortraの色味に近づく、そのように感じている。

適度な粒状性

被写体によって目立つ目立たないはあるが、フィルムらしさを感じられる適度な感じである。A4サイズなら印刷しても特に気になるほどの荒さでもなかった。

以下に粒状感のある写真を載せるがそれ以外にも上記の写真をあらためて確認してほしい

シンプルなものを写すと粒が目立ちやすい、そんな気もするが、自然な仕上がりの一枚となった。

(元々)安価なフィルム

今では1600円台と高い値段になってしまったが、数年前は本当に安かった・・・

GOLD200との違い

基本的に同じらしい。

GOLD200と違うと言われている点もあるが、パッケージくらい、だろうか。
ColorPlus200はGOLD200の安価モデルとして特定の国に向けて供給されていたものとの話だが詳しいことはよくわからない。

コダックアラリスのサイトには、GOLD200のデータシートはあるものの、ColorPlus200のデータシートは見つけられなかった。なのでコダックがどう差別化してリリースしているのかはわからなかった。
GOLD200も使ったことはあるが、確かにColoPlus200と傾向は似ていると感じる部分は多い。

ただ、私はなんとなくColorPlus200の方が好みではある。
特にオーバー目に撮影した時の白色が気に入っている。この色はGOLD200でも出るのか今度試してみたいところだ。

そしてGOLD200はFujicolor c200と同じと言われてたりするが、こちらは使ったことがないのでわからない、しんあな。

さいごに。

私はISO200のフィルムで一番好きなフィルムである。適正露出〜オーバー寄りの時の白色が好きである。

A4印刷でもかなり綺麗だったのでA3でも破綻なくプリントできると思われる。値段は安価だがポテンシャルのあるフィルムだろう。

元々は安価だがよく写るフィルムとして人気だったが、最近は発売されているお店が少ないために手に入りにくい。なので気になる方は見つけた時に購入するのが良いだろう。

以上です

ありがとうございました。