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M型ライカ ~まとめてINTRODUCE~ (デジタル編)

目次だけでも読んでやってください。


はじめに

今回は前回のNoteの続きにあたる。
M型ライカ ~まとめてINTRODUCE~ (フィルム編)
ここから読んでいただいても問題はないが、もし興味があればぜひ読んでいただきたい。
hhttps://note.com/marokani_ysmn/n/n207351564a01

今回も紹介の仕方はざっくり、私の私見も交えてなので気楽に見ていただけると幸いである。


デジタルライカ

フィルムカメラの頃は写真の写りに関して言えば、カメラメーカーとしてレンズにこだわればそれでよかった。
どれだけ精緻に写るか、そこにこだわればよかっただろう。フィルムの色味や精細さはフィルムメーカーに任せれば良かったから。
だが、デジタルになるとカメラ作るそのメーカー、ブランドがイメージする画が何なのかを再定義し、追求する必要がある。
フィルムメーカーに任せていた部分を自身の手で決めていかなければならない。この辺りを考えるとセンサー開発の難しさが窺い知れる、そんな気がする。

では、デジタルのライカはどんな特徴を持っていたか、それを紹介していきたい。
それぞれの写りについてはよくわからないので期待しないでいただきたい。

LEICA M8シリーズ

CCDセンサーを積んだライカ。
中古市場は落ち着いているように見えるので、CCDの描写を体感したい人にとっては良いかもしれない。
経年のトラブルは覚悟の上でだが。。。

M8 ライカ初のM型デジタルカメラ。

APS-Hサイズのセンサー搭載なので、ライカレンズを使用すると焦点距離が1.3倍になる。
フィルムの写りを考慮されたCCDセンサーを使っているためか、色味はコッテリ。
まるでリバーサルフィルムみたいである。
ダイナミックレンジも低いから、目指していたのは本当にリバーサルフィルムなのかもしれない。

M8.2 M8のアップデートバージョン

ブラックペイントオとシルバークローム
ブラックの場合、ロゴもブラックになる。かっこいい。
従来のM8よりシャッター音が静かになったらしい。


LEICA M9シリーズ

今はなきフルサイズCCDセンサーを積んだライカ。
経年の故障やトラブルは多いにも関わらず、
その描写力にあえて使う猛者も多い人気機種群。

M9 ライカ初のフルサイズCCDセンサー搭載のデジタルカメラ。

センサーは先代と同じくCCD
このセンサーとフルサイズが人気で今でも使用している人は多い。
シャッターチャージ音がかっこいい。
ただ、弱点としてはセンサー剥離現象というものがあって。。。

M9-P 熱いファンが数多存在する通ライカ

M9のプロフェッショナルバージョン
赤丸のライカロゴバッジがなくなって落ち着いた外観になった。
CCDよろしく色味はコッテリで出てくるのでファンは多い。
ただこれもセンサー剥離問題が。。。
でも大丈夫、通なファンにとってそれは些細な障害。

M9 Monochrome デジタルなのにモノクロしか撮れない、だと?

フルサイズモノクロームCCDセンサー搭載。
なんとモノクロしか撮れないカメラ。
ただめちゃくちゃシャープで階調豊かなモノクローム写真は素晴らしい。

M-E (Typ 220) みんなにとどけM9!

フルサイズCCDセンサー搭載のカメラ。
M9ベースでUSBポートやフレームセレクターが排除されたエントリーモデルとのこと。まさに一家に一台なライカだ。
アンスラサイトグレーがかっこいい。


LEICA Mシリーズ

CCDからCMOSにセンサーの切り替えが行われている。
動画が撮れる唯一のM型ライカシリーズ。

M(Typ 240) 写真も動画も全部載せ

フルサイズCMOSセンサー搭載のカメラ。
アンスラサイトグレーはかっこいいが採光窓がなくなった。ライカロゴがでかい。歴代を通じてでかい。
ライカでは珍しく写真も動画撮れる二刀流。

M-P(Typ 240) 続・全部載せライカ

フルサイズCMOSセンサー搭載のカメラ。
性能はほぼLEICA M (Typ240)と同じ。プロフェッショナル仕様なのか赤丸ライカロゴバッジがなくなった。

M-E (Typ 240) だいたい全部載せ

M (Typ240)をベースにコストダウンされたエントリー向けデジタルライカ。
今更なのだがこのTypなんとかの表記、わかりにくい。

M-D(Typ 262) 全てを捨てしモノ(撮影機能以外) 

背面液晶なし。
JPEG出力なし(RAWオンリー)
ISOオートなし。
WB設定なし(AWBのみ)
動画撮影、なし。
操作はボディトップ部のダイアルのみ
とても潔いライカ。潔すぎてデジタルであることを忘れそうである。


LEICA 10シリーズ

少し前まで現行機種だったM10。
M(Typ262)やM9の時に指摘されていた背面液晶やISOについてなどなど色々と改善した名機。
やたらと派生モデル、限定モデルが多い。
なんとなくだが、外国人が首からぶら下げているのをよく見る気がする。
ちなみ動画は撮れない写真専用機。

M10 正統派。

フルサイズCMOSセンサー搭載のライカ。
派生型とかではなく進化版として登場。
ボディが薄くなりフィルムライカに近い形になった。
ボタン数も少なくなりよりシンプルに
ライカの誇りを背負う赤ロゴバッジは健在。

M10-P お淑やか。

プロフェッショナル向けライカ
M10からライカロゴバッジがなくなった。
シャッター音が小さくなったなど。
限定モデルのBLACK and GREYがかっこよくておしゃれ

M10-M 黒に染まる、黒に惚れる。

またまた出ましたモノクローム専用機 M10バージョン。
緻密な描写、圧倒的な階調に往年のライカスキーも思わずにっこり。

M10-R 画素殴り。

高画素センサー(4000万画素)使用のライカ。
圧倒的な画素数が繰り出す描写の暴力に振り回されたい方におすすめ。

LEICA M11シリーズ

画素殴りが基本スタイルとなった最新ライカ(6300万画素)。
日常化したそれの次に来る進化は何なのか。
カメラはこの先どうなってしまうのだろうか。

M11 Hi Standard

見た目はそこまで変化はないがベースプレートがなくなったりセンサーが一新されたりと話題に事欠かない。
さも当たり前かのように平然と行われる画素殴り(6300万画素)には殴り返されることも多いのか、M10に返り咲くユーザーも多いとかなんとか。
色々とあれこれ言われているがどうなのだろうか。
これからM11-Pや限定モデルがたくさん出てくることが予想される。たのしみ。

M11-M Beast in Black

言わずもがな、モノクローム専用機。
これを出して採算が見込めるライカはやはりただものではない。
PENTAXもモノクローム専用機を出していたがあれもどうなのだろう。

もしこのカメラを使えるのなら、RGBでそれぞれのチャンネルで撮影した後にカラー合成をしてカラー写真を生成してみたい。FOVEONも驚きの圧倒的解像度が見込めるのではないのだろうか。そんなこと面倒なことするならモFOVEON使えと言われそうだが。
M11譲りの圧倒的画素数 x モノクローム特化の精緻な描写の融合、これが吉と出るか凶と出るか、使用者のみぞ知る。


さいごに。

デジタルライカだったが、どうだっただろうか。
フィルムの時よりもあっさりしすぎ?
仕方がない。私が使ったことない、みたことのないものばかりだったからだ。
もし、今回の機種紹介したを使っている人がいたらコメントにどんな機種かを書いてくださるとこの記事の完成度がグッと高まるので気がるにコメントを書いていただけると幸いである。
→もしよければ、お願いします。

でも調べていて楽しかった。さらに発見もあった。
これからもライカはカメラブランドとして君臨し続けると思われるが、この先どんなカメラが出るのだろうか。
噂ではM12やEVF搭載のM-E (これだとM(Typ240)みたいだが)の噂がすでにある。
他にもまだでていないがM11の限定モデルもこれでもかというくらいに登場するだろう。
買えるかどうか、そこは一旦置いておいて。
何はともあれ楽しみである。

以上です
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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