作例１

概要

メーカー　Fujifilm
名称　　　Fujicolor100
ジャンル　デイライトフィルム
ISO　　　 100

特徴

自然な色味

色味も自然なタイプのフィルムで現在発売されているフィルムの中では安価な部類なのでスナップ適正が高い。
ISO１００なのでシーンによっては使い辛いかもしれないが、曇りだと青緑系統の色が強調される傾向があるのでシーンを選べれば大活躍すると思われる。

晴れの日は全ての色が綺麗にはっきり出る。人によってはコッテリと感じるかもしれない。私にとってはこのコッテリ感は好みである。

花を撮影する際も自然な色味で写真に残すことができる。
今回紫陽花を撮影したが、シャドウ部の黒色も含めてかなり綺麗な色味を出してくれた。
また、絞り込んだら細かい粒子でかなりバキバキに描写される。この写りにはついため息が漏れてしまった。
素晴らしい。

色味は自然だが、青緑系統の色が特に綺麗に出る。
曇りの日に撮影すると、この特徴がさらに強調される。
そのためか、色味的にはくすんだように見えるかもしれない。

黒色もしっかり出る。

オーバー耐性

露出をオーバー目に撮影しても粘ってくれる。
2段ほどオーバーで撮影したが、ギリギリ入りアイトが飛ばずに耐えてくれている。
オーバー目に撮影すると色の出方がよりはっきりするのでコッテリ目になる印象。

適度な粒子感

粒子は普通といったところか。
超微粒子というほどでもなく、かといって荒さは感じない。
A4でプリントしても何も問題を感じなかった。
ただ、Provia Velvia SperiaPremium400と比べると粒子感を感じることはある。
なんなら私自身はX-Tra400の方が細かいと感じている。

そうなのだが、別に問題になるわけでもない。
粒子が細かくて綺麗なフィルムの存在を知っている人には少し気になるかも、といった程度だ。
この適度な粒子感がフィルムカメラ感を演出してくれると思えばプラスになるのではないだろうか。

安価な写真用ISO100フィルム

昨今ではカラーシフトフィルムや映画用の巻き直しフィルムが多くなってきており意外と普通の写真用フィルムの選択肢が少ない。
そんな中ではあるが、このFujicolor100はISO100の写真用フィルムとしては最安価な部類なのでそこまで神経質にならずに使おうと思えるのも大きなメリットであると思われる。

このフィルムは私自身好きであり、よく使っていると思って振り返ってみたら意外と3本程度しか使っていなかった。ストックは6本程度あるのでこれからもガンガン使っていきたいところだ。

フィルムカメラでの醍醐味の1つ、スナップをするのに非常に向いているフィルム。
何気ない日常を切り取るのにも他のフィルムほど気負いせずにシャッターを切ることができる。
安価なのに確かな描写力。

これがこのフィルムの魅力だろう。

最近値段が上がってしまったが、これ以上上がらないように願いたい。

作例２

おまけ　フィルムの値段(だいたい)

Fujicolor100
　約1540円
Superia X-TRA400
　約1980円
Speria Premium400
　約1980円
Gold200
　約1880円
Coloplus200
　約1880円
ULTRAMAX400
　約2280円
Lomo100
　約1500円(3本セットで4500円程度)
Lomo92 ISO400
　1680円
XP2 400
　約1680円
PROVIA100F
　約3680円
VELVIA100
　約3000円

高い。。。
高すぎる。。。
でもやめられない。。。

以上です
ありがとうございます。