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瓶ビールと栓抜き

先週末、嬉野温泉と呼子に旅行に行った。

宿泊した大正屋さんのお部屋に懐かしい感じの栓抜きが置いてあったのに気がついた。

栓抜きなんて置いていないところがほとんどかと思う。昔フロントで借りたことはある。

今まで宿泊した所で部屋に栓抜きが置いてあった記憶がない。


翌日は呼子の大和さんでイカの活造りを食べたのだが、そこにもテーブルに栓抜きが置いてあった。


わたしが子どもの頃、祖父や叔父たちがビールを飲むときは瓶ビールだった。(父は下戸)
だから、栓抜きの存在を知っている。

今の若い人たちは栓抜きを知っているんだろうか。


たぶん空き瓶は酒屋さんに持っていっていたか、回収してもらっていたんだと思う。

瓶ビールの黄色いコンテナをひっくり返して倉庫で椅子代わりに使っていたような記憶がある。



わたしが飲めるようになった頃はもう缶ビールが主流だった。

缶だと持ち運びも軽いし、潰せばかさばらない。

20代の頃はビールを飲むと言ったら「生!中ジョッキで!」だったが、40代目前にして、もっぱらグラスまたは瓶ビール派となった。


ビールは程々にして日本酒や焼酎を飲みたいからというのもあるが、単純にジョッキが重い。


仕事以外で飲みに行くことも気心の知れた旧友か夫としかないので、小さいコップに、瓶から飲みきれるだけついで、なくなったらまた注いで、注がれて…。ゆっくり長くお酒の時間を楽しんでいる。


とはいえ、我が家にはちゃんとした栓抜きがなく、先日のクラフトビールは100均の万能ツールのものすごくギザギザに引っかかりにくくて開けづらい栓抜きでなんとか苦戦しながら開けた。


そろそろ栓抜き買おう。と夫が言った。
うん、素敵なのを買おう。


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