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毎日終電帰りだった頃の夢を見た

昨日、家から少し離れた街の映画館で、韓国映画の「ミッドナイトランナー」を鑑賞しました。数年前に公開された映画の再上映です。「梨泰院クラス」のパク・ソジュン、「椿の花咲く頃」のカン・ハヌルという日本でも人気の若手俳優のW主演ですが、内容もすごく面白かった!ストーリーは以下の通りです。

警察大学の学生の2人が、夜遊びをしているときに偶然誘拐事件を見かけて追跡したところ、治安の良くないエリアの雑居ビルに若い女性がたくさん監禁されているのを見つける。警察や大学の教授に報告するものの、すぐには捜査が開始できないといわれ、彼女たちを解放するために、警察や教授には内緒で2人で行動を起こす。

2人の言動が滑稽で笑えるのですが、この「治安の良くないエリア」での描写がちょっと怖いし、くらーい気持ちになります。

その気持ちのまま眠ったせいか、昨夜は暗い夢を見てしまいました。どうせなら、パク・ソジュンとカン・ハヌルに両側から囲まれる夢でも見たかったのですが(笑)イメージングに失敗したな。

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歓楽街の駅前で立ち尽くす夢を見る

夢の中で、私は歓楽街の駅前に1人で立ち尽くしていました。どちらに歩けばいいか、どこでタクシーに乗ればいいかわからない。目覚めたときに、

「これ、夢じゃなくて、昔の経験だな」

と思いました。

10年近く前ですが、私はいつも仕事が忙しく、終電で帰る日々が続いていました。私は私鉄沿線に住んでいたのですが、私鉄の終電は、JRの終電より早く終わります。少しでも長く仕事をしたかった私は、JRの終電に乗る前提で仕事をしていました。そして、自宅から1番近いJRの駅まで終電で行き、そこからタクシーで帰宅していました。

昨日の夢に出てきたのは、このときに使っていたJRの駅です。ここは都内でもあまり治安のいいわけではない歓楽街でした。

当時は何とも思っていなかったけど、まだ若い女性が、連日終電まで働かなくてはならない状況、歓楽街の駅前でぶらぶらしていた状況は、健全とはいえないものでしょう。

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つらかったことや恐怖心は体が覚えている

その後、私が働いている会社は同業他社と合併し、社員が増えたことで仕事の分担がやりやすくなりました。また、労務管理が厳しくなり、残業が制限されるようになりました。その結果、終電で帰宅するようなことはなくなりました。それどころか、遅くとも夜7時には退社しているのではないかと思います。

さらに、私は都心の治安のいいことで有名なエリアに引っ越し、通勤時間が短くなりました。いまはテレワークで、朝8時過ぎにパソコンを立ち上げ、夕方5時には仕事を終えるようにしています。12時前にはベッドに入りますし、かなり健康的です。

このように、「いつも終電帰り、歓楽街でタクシーをつかまえる世界」とは別世界にいるのですが、この夢から覚めたときに、かすかですが、緊張感と恐怖心を覚えました。体が記憶しているということなのでしょう。

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安倍総理についてはいろいろな意見があり、私も100%支持するわけではありませんが、「働き方改革」という概念を提唱してくれたことには非常に感謝しています。

すべての労働者が、体や心を壊すほどの無理を強いられることなく、プライベートも大切にしながら働けるようになればと思います。


※カバー写真はぱくたそさんよりお借りしました!

ネオンに引き込まれる人々のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20160336076post-7276.html

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