marry015

仕事は惣菜屋で製造販売しています。 趣味は美術鑑賞、中国武術、ビーズアクセサリー作り。…

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仕事は惣菜屋で製造販売しています。 趣味は美術鑑賞、中国武術、ビーズアクセサリー作り。そして最近はトルコにハマってます✨ 中学生男子が居るママです。

最近の記事

「柑橘の花」

立ち止まるも香りのすがた 見つからず 橘と知る花弁の足あと さがしても見つからない 香りの正体 ここにいるのはわかるのに 雨のあと 敷きつめられた 白い花弁が 見上げれば 闇夜にほんわり 白い花 たちばなか はたまた似ている 柑橘の花か しばらくここに この香りを 覚えきるまで

    • 「into the silence」

      働きすぎた 遊ぶ予定も詰めすぎた 逃げてしまいたい into the silence 眠りの中へと 堕ちていく 深い海へと沈むように into the silence 夢の中でも 賑やかしい 台紙にシールを貼り付けて ガラガラ抽選会 奥深くから 湧き出してくる このおもいは いったい何? なにも無い もっと奥深く 暗闇の中へと into the silence 雑踏の中を 歩いている 同じ方向を向いて 変わらぬリズムで 横目に光の線を描くように 蝶とすれ違う ここ

      • 「愛の囀り」

        烏が店前に置かれたせんべいを さらおうとする 暖かなこれからの季節 子育てに備えるのだろう そう思うと 阻止するのは申し訳ないけれど 食べかすを放置されてはいけないから 威嚇する 朝の日差しを浴びて 鳥たちは賑やかしいが チチチチッと囀った瞬間 求愛だとわかった 見上げればスズメが フェンスの上に二羽 雌スズメの上を 左右に半円を描き飛んでいる 必死な雄スズメと 何処か冷めた雌スズメ 少々苛立ったのか 場所を変え別のフェンスへ それでも

        • 「奥沢春花散歩歌 三十句 中」

          知らぬ間に 仏の御姿  紫蘭咲く 空き地の花 星屑となり 天に舞え 門口で いらっしゃいませ 蔓の花 ぽこぽこと 鞠があふれて たまげるや トリ飾る 女王君臨 春の薔薇 聞こえそう シャリンシャリンと 花の鐘 忘れない 忘れるわけない 勿忘草 紫の 光輪あざやか 苧環(おだまき)は メルヘンに 夢の七色 見るに良し 近づけば その芳香に ノックアウト

        「柑橘の花」

          「磁石になりたい」

          疲れる とても疲れる レバーを食べているけど 鉄が足りてない ドラえもんの道具に 人間磁石というものがあったけど あれは引き寄せたい人を 磁石で引っ張る道具 そうではなくて 鉄分磁石があればいいな 食べることなしで 自然と体に入ってくれるみたいな そんな夢のような 都合良すぎの道具って 思うかもしれないけれど ドラえもんの道具は現実になってる 今の時代 電気もコンセントなしで 充電できるんだから 夢じゃないじゃない? あぁどうせだったら

          「磁石になりたい」

          「仕事と夢別れ」

          夢でお料理をしている 何度も作った新じゃがと手羽元の甘酢煮 湯気をたてて 柔らかくなっていく 散々したこの仕事も 別れるとなると 愛着があったのだろうと 夢をみて思わされる 現実でも料理して 夢の中でも料理して どれだけ料理すれば気が済むのか でもこれからは仕事じゃなくなる さみしいんだろうな 料理って楽しいもん 理科の実験みたく 変化してくのが面白い 仕事を通して お料理させていただいたんだなぁ 感謝しかない お客様には感謝だな

          「仕事と夢別れ」

          「奥沢春花散歩 三十句 上」

          藤の花開く前も麗しく 瞳を閉じた 寝姿見るよう ねぇねぇねぇ! 好奇心の子ら あふれだす かわいらし 小さな火花きらめかせ 紫の花束の線香花火 さつまいも 色の片喰 鮮やかに 花じゃない フェイクの花弁は 葉っぱなの 一面に  ひろげやすらぐ シバザクラ モミジから 飛ぶ準備の タケコプター 芳醇な 熟しバナナが 咲いている 生け垣の 緑の目隠し 花咲かせ 目隠しの 庭木出しゃばる 春の花

          「奥沢春花散歩 三十句 上」

          「意識のススメ」

          意識の向く方へ まず目を向けて そして動きだす 当たり前のようでできてない 毎日のルーティンは 無意識に近いぐらい 体を先にしていて 頭を使わない 己は 頭なのか 体なのか どちらでもあるけれど 無限の想像力は 意識の中に 有限の限界は 肉体の中に 自由で不自由の中に 生きている よろこびとくるしみは ここにある フォーカスするのが どちらかで 生き方は 別ものとなる 貧血で起きられぬ朝は 意識の中で遊ぶ 不自由も自由も 仲が良いようだ

          「意識のススメ」

          「Celebration!!!」

          あぁ、疲れた そう、疲れたんだ もう充分やった 空っぽになるまで まっすぐ続く道に きらめきが反射して 辺りを照らし 風がそよぐ ツツジが花道のようだ 風にゆられて 笑ってキラキラ Celebration! 包丁を叩いて ビートを刻んできたけど この音も もう聞き納め 脳中で部屋を片づけたら 腹は黄色、背中はエメラルドグリーンの タランチュラが現れた キレイでイカす 生かしておこう 毛むくじゃらのあんよの フェイクファー、レッグウォーマーは イケイケのギャル風 C

          「Celebration!!!」

          「夢の癒し」

          息子の母校を訪れると 夢で息子に会える  来週もまた 会えるのだろうか? 昨日はたまたま 担任の先生にお会いした 息子と私の別離を憂い ご心配いただいた ママ友にも会った 離婚を伝えたら シングルマザーと告白されて 気持ちが通い合った もう前を向いて歩いているつもりだけれど 傷はまだ 癒えていないのか 人が優しく包んでくれる 夢はさらに 癒やしてくれた 会えない息子に 会わせてくれて

          「夢の癒し」

          「ちょっとそこまでスーツを買いに」

          入社式にはスーツ要着用 あらあら、スーツなんて卒業式以来 袖を通してみたけど残念 見事にサイズアウト オーダースーツも魅力的だけど ちょっと時期が遅すぎだから 既製品で合うものを とりあえず量販店へ 最近のスーツ事情に びっくりこいた 洋服の青山さん ゼロプレッシャースーツってスーツなの? ピッタリしてて スーツ感がまるでない ストレッチ性があるから 動きやすそうだけれど 草野仁さんオススメの スーツのAOKIさん パジャマスーツって何ですか? ネーミングの破壊力すご

          「ちょっとそこまでスーツを買いに」

          「断捨離のストレス」

          いままで築き上げた 人間関係 先代の祖父母から数えたら 77年間を私が終らす 終わりまであと二週間 まだ口頭でしか お知らせしていない もう張り紙をしないといけない 皆そろって 残念そうで 店がなくなるので 困っている そうならないように ずっと頑張ってきた お客様の笑顔だけで やってこれたようなものだから その大事にしてきたものを 壊すことになるなんて 辛くないわけは 「ない」 謝るたびに 鈍くしてないと とてもじゃないが いられない 心ここにあらずで ごめんな

          「断捨離のストレス」

          「虫のつどい」

          ほんわりあったかくて 虫たちはふわふわ飛びまわる ひとところにあつまって 蚊柱をつくりだす たのしそうだな あそんでるみたい 仲間だったら 入っていくのに ナミアゲハがあらわれた 颯爽と歩くわたしに ならんでチラチラ うれしいな 仲間でいいの? このひととき 春のよろこび はひふへほ お花みつけて さようなら かなしみなんて さようなら!

          「虫のつどい」

          「親を思う」

          あまり好きでない親から 解放される 家業とともに 嫌いから だいぶ成長した だいぶ許せるようになった でもこの解放も一時的 まだ介護と 死が残っている 介護は…辛いだろうな… 苦汁を飲まさるような 日々になると思う それでも向き合わなければならない この親を知ることは 自分を知ることになるのだから 死はどうなのだろう 全く想像もつかない 私は悲しむのだろうか? 反面教師は 私には優しくなかった それでも悲しむのだろうか? 息子は私が死んでも 悲しくないと言った

          「親を思う」

          「君が欲しい」

          硬派な見た目のわりには 中身はキモい そんなギャップにやられる 君が欲しい 中を見せまいと 固く閉ざした蓋をこじ開けるのに 鋭く尖るものを 使ってもいいかしら? キモいだけじゃなく カワイイの 女の子だから モスグリーンのスライムみたい 美しいと思うのは 私だけでいい 君の素晴らしさを知るのは 私だけでいい その苦味と弾力と曲線美も 愛している 唯一無二なの 君の中身は

          「君が欲しい」

          「近況の夢の知らせ」

          息子の中学の校舎を 歩いてしまったからかもしれない 今どうしているのか 夢を見させた ウチの部屋は変わってて 過去へ行ける部屋がある それを新しい友達に教えたのだろう たくさんウチに押し寄せた Vaundyみたいな雰囲気の バイオレットヘアーのコが 甘い声を出して近づいた 一瞬息子かと思った やっぱりおねだりしてるらしい あの部屋に行きたいようだ みんなそう 嬉々として待っている 女の子も二人いて なんだか安心してしまった 新しい環境でも 友達たくさん出来たんだなと

          「近況の夢の知らせ」