音楽と羞恥

性的な趣味はそこそこ隠すくせに音楽の趣味は何故曝け出す?

お友達のお遊戯姿も昔痛々しくて見ていられなかったけれど、
あと家族でtv観覧中に演奏シーンが有ると羞恥に耐えられず席を立ったり別の話題を振ったり、音楽屋で背後を他人が通ると、買おうかしらとcdに伸ばしていた手を慌てて引っ込めて、どんな曲に興味を示していたかを悟られていないか気を揉む
って変態ちゃん?

自分もまあ視覚で同じ様な事やって世間に曝けているけれどそんなの抽象的で誰にも解りっこ無いし平気、でも音楽って色んな音をひとつのリズム?に妄信的に合わせていてそれが私には恥ずかしいし歌詞ってやっぱり抽象的じゃなく捉えられるからそれが恥ずかしくないのかな?演奏者。
兎に角、私はずっとそんな風だから音楽者、詳しく聴く人や詳しく演る人、に引け目を感じていて、でもそんなに考え込む程音楽には興味無いから今迄そっと暮らしてきた、

しかしながら最近音楽についてちょっと機会有り考えていて、矢張り多少はこのはずかしい呪縛から逃れて自由になりたいわ。
騒ぐ為のドライブが楽しかったから車内で聴いた若気と商業戦略と空虚で出来た歌謡曲rap風を聴きもしないのに思い出の為に買っちゃう、とか、道端で、悲しい事も無いのに何故か涙が滲むウナセラディ東京嗚呼‥っていう歌をつい口ずさんじゃう、とか、tvでお昼のおじさんがミュージカル嫌いって言っててそれって恥ずかしいからでしょう解るわ、とか、実はなんだか本当に無機質なテクノを聴くと腰を抜かすとか、こういう事を一昨日くらいから公言出来る様になったから漸く、私は音の感受性が普通の人レベルのスタートラインに届いたかしらと思って。

2006

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