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介護業界の現状と、自分の現状を見据えて、わりと利害が一致していた件。

おはようございます、Martです。
寒いけど良い天気で気持ちの良い朝ですね♪

今日はどこかへ行ってみたいと思い行き先を探してましたが、
先程NHKのニュースで取り上げられていた千葉県内の「竹もりの里」に行ってみようかと考えています。

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家の周りにもかなりの放置された竹林があり、防犯上も災害時にも危険を感じていましたので、こういった取り組みをしている施設があるのを知り、興味を持ったわけです。

行けたら、レポートしてみます(^^)。

ところで、昨日書きたかったことをちょっと書き留めておきます。

当施設は社会福祉法人ということもあり、現状利用者様の快適な生活を支えるべく常に努力をしているわけですが、やはり事業として行っていることもあり、事業所としての収益構造についても常に問題を抱えつつ活動をしています。

ぼくもよく知らなかったのですが、特別養護老人ホームのような施設に関しては100%税金で運営されているものと思っていたところ、介護保険制度が出来て以来収益構造が変わり、それまでとは違う観点から“経営”についても考え直す必要に迫られています。

もちろん、最終的にはいろいろな支援があり、一般的な企業とはかなり違う部分も多いので、考え方が同じというわけではありませんが、やはり「独立独歩」を旨としておりますので、それなりの努力が必要になっています。

しかしながら、介護業界ではこういった“努力”ばかりが先立ってしまえば、結果的にそのしわ寄せは利用者さんだったり職員に回ってきます。

つまり、介護保険制度の中ではその利用者さんにどんなサービスを行ったかという“点数”制度で支払いがなされることになりますので、経営としてはその加点が大きいほうが収入が多くなります。

この加点制度については、良し悪しはともかく、自分で加点を稼ぎなさい、という国からのメッセージになりますから、施設としては“経営”としての観点から加点を目指す方針に動かざるを得ないからです。

すると、どんな事が起きているのか…。

普通の人は全くわからないと思いますが、いざ自分の親や親類などの入所が必要になった場合、安価ですぐに入れる施設は少なくなる、という傾向になっており、実際“介護”に関わったことのある人は、一応に「いろいろ大変だった…」という感想を漏らしています。

詳しい事情についてはここでは述べられませんが、もし自分がそういう状況になった場合、自分の子供にはなるべく苦労をさせたくないと思うと、それなりの資金が必要になります。

これが以前厚労省か、どこかの専門委員会が発表した「2000万円必要」という発言の一因になっているんじゃないかな?

真偽の程はわかりませんが、ぼくなりにそう理解したつもりです。

人生の最後のステージとして、どんな暮らしをし、どんな風に世を去っていくのか、前よりは具体的にイメージするようになりました・ω・。

こういった制度は、年々変わっていきますので、今が全てというわけではないのですが、現状を見るに「今より良くなっていく」という可能性に関しては、非常に低いと言えるでしょうから、何せ自分でなんとかしないとならないな、と思っています。

働くのを、止めてはいけないのです。

いや、まあ決して悲観的な気分というわけではないですし、消極的なのかもしれませんが、次なる人生の目標が出来た、と思えば、頑張れるのではないかと思います(^^;)。

っとまあ、自分の話はともかくとして、今の介護業界で働く人々のほとんどは、純粋に「目の前の人の力になりたい!」と思う人が多いので、なかなかこういった“経営感覚”を持った人間は少ない、と感じています。

他方、先日の「国際福祉機器展」に行った時に感じた「これから福祉は儲かる」という気運で参入をしている人々(もちろん全部ではないでしょうが)については、一定の距離を持って接していかなくてはならない、と思う反面、彼らの叡智も使って“より良い介護環境”と経営を実現していければ良いな、と思った次第。

いやいや、ベッドなどの「見守りシステム」などは一つ辺りの単価が非常に高く、おいそれと導入を提案できるものでもないのですよね(^^;)。

やはりこういった新しいシステムを導入するには多額の資金を必要としますし、そういうものを導入するための補助金などは、各施設間での熾烈な競争に勝ち抜かないと獲得できないのです。(獲得後も結構大変そうですし)

ならば、自分たちの理想的な介護環境を実現するための資金は、自分たちで何とかするのが一番ですが、先の介護保険制度の中では大幅な収益アップはなかなか目指せません。
それこそ地道な努力で加点を重ね、少しずつ資金を貯めていくのは、結構大変です。

自分たちで資金を作り、それでサービスを改善して加点をあげていくことで利用者さんや職員のよりよい生活を実現していくのが望ましいのです。

その辺りのことを、今回当施設の経営層の人たちと話し合うことができました。

ぼくはこの世界の“門外漢”ですし、介護手法そのものの改革は出来ないのですが、それ以外の設備関係とか光熱費などの固定費の削減、施設の利用法の改善などで職員のパフォーマンスを上げていくことなど、考えてみればいろいろ出来ることはありそうですし、そうすることで自分の存在感を高められ、ここで働き続けることが出来るようになります。

ここに至り、施設側の利益とぼくの個人的な利益が一致したわけですね(*^^*)。

ある程度経営層とのコンセンサスが取れたところで、次は“結果”を出すことが最重要課題となります!

幸い、システム系のメインテナンスはそれほど毎日、発生するわけではないので、総務課の一員として、施設全体の改善に勤めていけるポジションとしていろいろ実行していくことにしてます。

いや〜、楽しくなってきた!(*^^*)

これからは、自分のアイディアを実行することで結果を出し、その積み重ねで自分の実現したい“未来”に投資するための原資を作り、それを執行していくというサイクルで進めたいと思っております。

ここで働き始める前は、適当に時間を過ごしのんびり暮らそうかと思っていたのですが、なんか、とんでもないことになってきましたw。

ではまた!

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